最近職場でも家でも笑っていないと感じるときはありませんか?

最後に心から笑ったのは一体いつだったのか。

社会人として毎日我慢の連続、ストレスを抑えつけて生活をしていると、そんな風に振り返る瞬間があります。

笑顔というのは単純な動きですがすごい効能があり、その笑顔がでていないというのは実は危険な状態です。

あなたの心の中には今にも爆発しそうなストレスが蓄積されているのかもしれません。

最近笑っていないと感じたら、今自分はどんなストレスを抱え、それを抑えつけているのか分析してみる必要があります。

そうでなければ、いつかぷつんと糸が切れたように、働くことすらできない精神状態になってしまう可能性があるのです。

最近笑っていないと感じる人に伝えたい、笑顔を取り戻すための方法についてご紹介します。

笑顔にはすごい効能がある

笑っていない人よりも、笑っている人の方が素敵に見えます。

印象論だけでなく、笑顔には自分の体そのものに良い影響があります。

例えば免疫力を高めてくれ、ストレスを軽減させるホルモンが分泌されます。

また、血圧を下げる効果があるなどと言われることもあります。

笑顔が体に良い影響を与えるということは、様々な実験データでも証明されていて、笑顔の大切さには科学的根拠があるのです。

逆に言うと、笑顔が全くない状態になっているということは、日頃感じるストレスが蓄積されやすくなっています。

心身ともに悪影響を及ぼしていると考えることもできます。

最近笑っていない原因とは?

最近笑っていないと感じたら、そのまま放っておかずそうなってしまった原因について考えてみましょう。

放っておくということは、自分の心の声を無視し、いつか取り返しのつかない状態に陥ってしまう可能性があるということです。

うつ病などの兆候として、本来であれば楽しいはずの趣味さえも楽しむことができない、不安や悲しいという感情に支配されるということがあります。

最近笑っていないということは、うつ病などの精神疾患への入り口かもしれません。

仕事にやりがいを感じていない


最近職場でも家でも全く笑っていないという場合は、仕事そのものへのストレスが考えられます。

仕事にやりがいを感じられず全く楽しくない、頑張っていても評価されない、など様々な仕事へのストレスがあると言えます。

しかし、それほどストレスを感じていても、どうしても我慢してしまうのが社会人というものです。

ある程度の我慢は必要です。

しかし、それが自分の気持ちを押さえつけ、ひたすら耐えることに注力してしまうと、無表情、無気力、そしていずれはうつ病へと発展してしまうことがあります。

仕事は大変なことがあってもときには笑って気分転換をすることも大切です。

全く笑えないほどに仕事がつまらないのであれば、なぜその仕事がつまらないのか、さらに突っ込んだ「ナゼ?」が必要です。

仕事は好きだけど評価されないからつまらないのか、仕事ができないからつまらないのか。

また、仕事ではなく人間関係に問題があるのか、原因をしっかりと分析しましょう。

人間関係にストレスを感じている

仕事自体に問題はないけれど、人間関係に問題があるということはよくあります。

人間関係にストレスを感じていると、会社に行くことが嫌になってしまったり、仕事そのものに嫌悪感を抱くことがあります。

しかし、仕事と人間関係は分けて考えてみることも必要です。

そうでなければ、転職先を選ぶときに、せっかく自分のスキルを活かせる仕事を選ばないということにもなってしまうからです。

自分が最近笑っていない原因は、仕事なのか人間関係なのか、それとも両方なのかそれを分析することは大切です。

無理に笑顔を作るのではなく楽しいと思える環境作りを目指そう


楽しくなくても口角を上げて笑顔を心がけるというだけで、自然と笑えるようになるということはあります。

しかし、本当に辛いときは無理に笑顔を作らなくても良いのです。

笑顔を出さなくてはという強い思い込みが自分自身を苦しめ、追い込んでいくこともあるからです。

笑えそうなときは笑うという気持ちは大切ですが、まずは楽しいと思える環境作りを目指すようにしましょう。

仕事へのやりがいは目標を定めることで見えてくる

仕事にやりがいが感じられない、毎日のルーティンにうんざりしている、という場合は小さな目標を決めて仕事をするようにしましょう。

飽きるほどにやって慣れている仕事であっても、

「もっと精度とスピードをアップしてできるようにする。」「資料作りはプラスアルファを心がける。」

など、今までの仕事から一歩進んだ目標を設定します。

そうすることで同じ仕事でも目標に向かって取り組むことができ、やりがいにつながります。

また、周囲から評価されたり新しい仕事を依頼されたりと、思わぬところでステップアップにつながることもあります。

心を自ら閉ざしては周囲は笑いかけてくれない

人間関係で悩む場合、周囲の人に心を閉ざしてしまうことがあります。

数人とうまくいかないだけで、人付き合いが面倒になり、他の人ともあまり関わらないようにしてしまうこともあります。

しかし、自ら心を閉ざしては周囲は笑いかけてくれませんし、人間関係が修復することはありません。

まずは自分から笑顔で話しかける、話しかけられたときは笑顔で応対するなどの努力をしましょう。

どんな会社に行ったとしても、何人かの人とうまくいかないことは大抵あります。

その人たちとは仕事上の付き合いをし、それ以外の人とは仲良くやる、そんな風に割り切ってみんな楽しく仕事をしているものです。

もうここでは笑えない、そこまで来ているなら転職を


職場でパワハラやイジメに合っていて誰も助けてくれない、誰にも相談できないという場合には、もうここでは笑えないと確信することがあるかもしれません。

労働局や相談窓口など、適切な場所への相談を経ることは必要ですが、やるべきことをやっても改善されないということは残念ながらあります。

その場合は、早く会社に見切りをつけて転職を考えてみましょう。

いつまでも我慢・忍耐で笑顔を封印してその場にいても、幸せな職業人生を歩むことはできませんし、うつ病になって働くことすらできなくなる可能性もあります。

まずは転職エージェントに登録をするなどして、転職に向けて具体的に動き出すようにしましょう。

転職エージェントはあらかじめ希望の条件やスキルなどを登録しておくことで、転職支援のプロの目線で、適切な求人を紹介してくれることがあります。

在籍しながら次の転職先を見つけるのに最適なツールですので、ぜひ活用してみてください。

笑えなくなったと感じたら転職も視野に考えよう

今回は、最近笑っていないと感じた人に伝えたい、笑顔を取り戻すための方法をご紹介しました。

笑っていない原因をしっかりと分析し、具体的な行動に移すことで失った笑顔を取り戻すことができます。

笑っていない状態を無視せず、自分の心の声に耳を傾けてみましょう。