稼げる営業として知られている住宅営業に転職を考えている場合に気を付けなければならないことがあります。

それは、住宅営業の仕事はブラック的な働き方を余儀なくされることが多く、離職率が非常に高い仕事だということです。

しかし、中には優良な住宅メーカーもありますから、住宅営業に転職するならブラック住宅メーカーを避けて優良企業を選ぶようにしましょう。

今回は、ブラックな住宅メーカーの見極め方についてご紹介していきます。

常に大量の人員を募集している


ブラック要素の強い住宅メーカーを見極めるには、営業職の募集を常に、そして大量にかけているかどうかが一つの判断基準となります。

住宅営業と言えば知人や友人などに家を売る販売方法が多いです。

そのため、知人や友人などが頭打ちとなれば、おのずと住宅営業職の成績は下がっていき、毎月生活していくのも苦しいほどの賃金しか得ることができなくなっていきます。

知人・友人以外にも正当な営業方法で成績を挙げてきた本当に優秀な営業マンであれば、困ることはないでしょう。

しかし、高額な住宅という非常に売りにくい商品を扱う以上、知人・友人頼みの営業マンが多いことも事実です。

生活できなくなった営業マンは、自ら退職するという方法を取ります。

普通は社員が辞めることは会社にとっても痛手になりますが、そもそも営業マンの知人・友人目当てで雇った会社にとっては痛くもかゆくもないのです。

知人・友人に住宅を売りつくした営業マンが辞めればまた新しい知人・友人にツテがある別の営業マンを雇う、そうやってブラックな住宅メーカーは利益をあげているのです。

給与が他の住宅メーカーに比べて異様に高い

求人票を見たときに、他の住宅メーカーに比べてかなり高い場合には少し注意が必要です。

求人には月給と呼ばれる基本給のほかに、歩合給や手当などを含めた月収について「〇〇万円以上可能」などのようにかなり良い給与を稼ぐことができると思わせる記載方法があります。

しかも、その会社で一人でも該当した給与が記載されているのがまだマシで、ひどい場合には、誰も到達したことのない収入をあたかも達成できるかのように表記してあることもあります。

給与の表記の仕方が基本給だけなのか、基本給に歩合給または手当が含まれているかどうかは確認する必要があります。

明らかに給与の数字が高い場合には、人によって歩合給や手当などが異なることはよくあり、誰もがその給与をもらえるわけではないのだと、慎重に検討する必要があります。

若い人が少ない


入社前に、希望企業の年齢層についても確認しておきましょう。

若い人がやけに少ない場合は注意が必要です。

若い人が少ないということは、若い世代の離職率が高く、今残っているのは家族の扶養などがあって「辞めたくても辞められない」という世代の人だけが残っている可能性があります。

ちなみに、若い人がいたとしても、入社したての人なのか、3年以上は働いている人なのかは確認しましょう。

若い人は給与につられて入ってはきますが、その人はあなたが転職を決める頃にまでいない可能性もあります。

若い人がどんどん辞めていく会社には、何かしらの理由があるはずですから見極める必要があります。

面接が簡単でその日に内定をもらう

住宅メーカーでの面接にこぎつけた場合、面接の内容や時間にも注意を払う必要があります。

あまりに簡単な面接であったり、その場で採用となるような企業は危険です。

自分が優秀なのかもしれないと舞い上がってしまうのではなく、なぜこんなに簡単に採用を決めるのかを一度疑ってみましょう。

住宅は一軒売るのが大変な仕事のため、自分の知人や友人を中心に営業をかけるという営業マンも大勢います。

それは会社側も承知していて、営業職の知人・友人目当てで採用し、頭打ちになったら辞めてもらえば良いぐらいの考えを持っていることすらあります。

そのような悪質な住宅メーカーではとにかく営業の頭数が必要ですし、はっきり言って能力の高さやスキルなどはあまり気にしません。

知人・友人以外の新規顧客から契約を取ってきてくれるような優秀な営業マンを採用できればラッキーぐらいの感覚なのです。

もちろん、優良な住宅メーカーもあり、営業職をしっかり育ててくれることもあります。

しかし残念ながら多くはなく、ブラック的な要素を持つ企業も多いのです。

転職前にしっかりと下調べをすることが大切

ブラックも多い住宅メーカーですが、中には優良な企業もあります。

住宅営業として転職を考えるのであればぜひそのような優良企業へ転職を果たしたいものです。

それには、事前にしっかりと下調べをすることが大切になってきます。

転職口コミサイトなどで実際に働いた人の口コミを確認する、周囲の人に会社の評判を聞いてみると意外とでてきます。

会社の近所の人の話や、そのメーカーで家を建てた人の客としての評判も参考になります。

深夜まで会社の明かりがついている、説明が足りなくて追加料金が高かったなど、良くない情報を聞いたら、入社後に自分が気になる点はないかどうかを確認するようにしましょう。

ブラック住宅メーカーを避けるには転職エージェントを利用しよう

ブラック住宅メーカーを転職先として選ばないようにするためには、どんな転職活動の方法を使うかも大切になってきます。

転職活動の方法としてはハローワークや求人誌など様々なものがありますが、おすすめは転職エージェントを利用することです。

転職エージェントでは、掲載に関しての企業審査がしっかりと行われていますから、ブラック企業に当たる可能性が低くなります。

また、ハローワークのように無料で掲載できるわけではなく、企業からの掲載料が必要ですから、求人に対して意識の高い企業が掲載されていることになります。

悪質な企業体質で人員の入れ替わりが激しい場合には、常に募集をかけなければなりませんから、掲載料のかかる転職エージェントよりもハローワークを利用する傾向にあります。

そういった点から考えても、転職エージェントの利用が安心です。

また、転職エージェントは転職支援のプロですから、転職に必要な様々なノウハウを持っており、転職活動をスムーズに進めることができます。

応募者は無料で利用できますのでぜひ活用してみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は、ブラックな住宅メーカーの見極め方をご紹介しました。

住宅営業は大変な仕事ですが、優良な住宅メーカーでしっかりと営業ノウハウを身につけることができれば大きな収入につなげることも可能です。

今回ご紹介した見極め方を参考に、優良な住宅メーカーを探すようにしましょう。