転職活動の面接で、終始穏やかなムードで何となく脈もありそう!それなのに結果は不採用。。。

こんなことが多い人は、面接で言ってはいけない言葉を使っているかもしれません。

面接では、一発でアウトになってしまう言葉を使ってしまうことで、熱心な自己PRも志望動機もすべて無駄になってしまうことがあります。

しかも、このNGワードは普段から使う機会が多く、違和感なく使えるものが多いのが厄介です。

普段の会話では大丈夫でも、転職面接ではアウトとなることがありますからぜひ覚えておきたいものです。

今回は、転職面接で気を付けたいNGワードをご紹介していきます。

ワークライフバランスの取れた働き方をしたい

ワークライフバランスという言葉は、公の場や新聞等でも使われることもある、近年特に浸透している働き方キーワードとも言える言葉です。

この言葉自体が悪いわけではなく、目指したい働き方としては時代に合っていて推奨すべきとも言えるでしょう。

しかし、面接で「ワークライフバランスの取れた働き方をしたい」と言ってしまうのはやめましょう。

社会的には推奨されているとは言え、人によって考え方が異なるものですし、捉え方によっては、「残業ができないのでは?」「プライベート優先タイプ?」などと思われてしまうこともあります。

成長させてくれる場所だと確信した

志望動機などを答えるときに使いがちな「成長させてくれる場所」という言い方は、割としてしまいがちですがNGです。

成長は自分自身が努力や工夫によってしていくものであって、会社がさせてくれるものではありません。

この言い方では応募者のメリットになるから志望する、という意味にも捉えることができてしまいます。

転職は本当は自分のためだったとしても、面接ではいかに企業に貢献できるのかを伝える、相手目線に立つことが大切です。

強みはコミュニケーション能力の高さ

どんな業界や企業でも、コミュニケーション能力の高い人というのが求められています。

しかし、これをいいことに面接で「私の強みはコミュニケーション能力の高さです。」と言ってしまうと激しい突っ込みに合うこともあります。

コミュニケーション能力の高さは数字上で図ることができないもので、他者評価が絡んでくる要素でもあります。

自分がいくらコミュニケーション能力が高いと思っていても、他の人から見たら単によくしゃべるうるさい人だと思われているのかもしれません。

ましてや面接官は日々コミュニケーションについて試行錯誤しているコミュニケーションについての研究者でもあるわけですから、簡単に高いなどと言っては、しゃくに障ることもあります。

コミュニケーション能力が高いと思うのであれば、せめてどう高いのかを具体例を挙げて説明しなくてはなりません。

「なるほど!」と、思わせるだけの自信がないのであれば自分で高いと言ってしまうのはやめましょう。

本当にコミュニケーション能力が高いかどうかは、面接を通してわかることです。

ずっと憧れの仕事でした

なぜこの仕事を選んだのかを聞かれたときに、「ずっと憧れていました。」「小さい頃から思っていました。」など言うのもNGです。

確かに理由としては間違っていないですし、昔からの夢を仕事にするのはモチベーションにもつながることでしょう。

しかし、転職活動の面接で第一の理由として挙げるには幼稚な印象です。

業界の傾向や企業の特性、職種への適性などを踏まえた上で付け加える程度のであれば良いでしょう。

あくまでも社会人経験がある人の面接の場、ということを忘れないようにしたいものです。

人に感謝される仕事をしたい

介護や医療系など一般的に社会貢献性が高いと言われる仕事で特に使われがちなのが、「人に感謝される仕事をしたい」という言葉です。

確かにこれらの仕事は感謝の言葉を伝えられることも多く、それがやりがいにつながるという人も多いです。

しかし、感謝される仕事とは一体なんぞや?という疑問も沸いてきます。

例えばお笑い芸人だって「笑わせてくれてありがとう。」工場の製造業だって「こんな素敵な商品を作ってくれてありがとう。」といくらでも感謝される仕事です。

また、面接官によっては「感謝されなければやる気がでないのかな?」と思うこともあります。

どこかふんわりしていてつかみどころのない言葉ですから、こちらも少し幼稚な印象を与えます。

特にありません

面接の最後に質問タイムが設けられることが多いですが、「特にありません。」と答える人は一定数います。

これでは会社への熱意が伝わりにくく、「うちにはさほど興味がないのでは?」と思われることがありますから、質問タイムはぜひ質問をしてください。

あらかじめ聞こうと思っていたことの説明を受けたからもう聞きたいことはない、そんな風に思っても、特にないは絶対いけません。

例えば大体の説明を受けたことであっても、「先ほど〇〇と教えていただきましたが、それについて気を付けていることはございますか?」など、聞いたことを述べた上で、掘り下げて聞いてみたいという姿勢を見せることもできます。

NGワードを言っていないかプロに確認してもらおう

NGワードは誰も使いたくて使っているわけではありませんから、NGワードになるということを知っておくということが大切です。

業界内特有のNGワードや、「この経営者はこれを言われるのを嫌う」という人に付随するNGワードもあります。

転職エージェントであれば、業界や企業の内情に詳しかったり、企業の採用担当と長い付き合いという人もいて、これらの情報を持っていることがあります。

全員が人に付随するNGワードまでを知っているということではありませんが、聞いてみる価値はあるでしょう。

また、今回ご紹介したような、業界や企業問わずNGワードとされるものについては事前に対応することが可能です。

応募書類の中でNGワードを使っていないか、面接時に気を付けたい言葉はどんなものがあるのかなど、転職エージェントに聞いてみると良いアドバイスをもらえます。

ぜひ活用してみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は、転職面接で気を付けたいNGワードをご紹介しました。

NGワードを使わずしっかりとアピールできたら、面接の成功にぐっと近づきます。

知っているのと知らないのとでは全く違いますから、面接対策として覚えておくようにしましょう。