書類審査は高確率で通るのに、面接になると内定がもらえないという人は、面接官に好かれない話し方や態度をしていないか考えてみる必要があります。

話し方や態度によって面接官の心象が悪くなることがありますから、とても重要な要素になります。

今回は、こんな話し方や態度は面接官に嫌われるというものを集めましたので、自分自身と照らし合わせて振り返ってみてください。

話が長く要点がまとまっていない

話の上手い下手は聞き手によっても意見が分かれるところですが、一つ挙げるとすれば「要点がわかりやすくまとまっている」話は上手いと言えるかもしれません。

面接は自分を売り込む場ですから、言いたいことがたくさんあるという人も多いのでしょう。

しかし、途中で話の方向性がずれて何を言いたいのか分からない、相手が聞いてもいないことを話す、という人は嫌われてしまいます。

同様に話が長過ぎる人も、本当に言いたいことが何か伝わりにくくなり、面接官にうんざりされてしまいます。

質問に対しての返事は、基本的に結論から述べ、その後に理由や根拠となるものを伝えるということです。

そしてその理由や根拠もダラダラとつなげるのではなく、最も伝えたいものに絞って話すようにしましょう。

面接ではいくつもの質問がありますから、一つの質問に対してあれもこれも伝えようとしなくて大丈夫です。

できるだけ簡潔に、要点をまとめて話すようにしましょう。

年下の面接官に馴れ馴れしい

幅広い年代の応募者を見ていると、年代ごとに一つの傾向があります。

その一つに、経験豊富、年齢が比較的上の人が、若い人や年下の社員や面接官に対して失礼な態度を取ってしまうことがあるということです。

確かに、今の会社では部下もたくさんいて上の立場にあるのかもしれません。

そして、40代、50代の人であれば、若手社員に比べても人生経験豊富な大先輩です。

しかし、今の会社での立場や人生経験は、面接では何の関係もありません。

企業と応募者は対等な立場とは言え、選考の段階では企業側に選ばれなければ始まらないという事実があります。

そのことを踏まえ、面接官が若くても年下でも、馴れ馴れしい、横柄な態度を取るなどはご法度です。

当然相手が面接官でなくても、応募先の企業の社員に対して謙虚で低姿勢な態度を取る必要があります。

人を見て態度を変えるという人は、信頼性に欠け敬遠されます。

相手が誰でも丁寧な対応を心がけるという基本を今一度確認しましょう。

自信があり過ぎる、なさ過ぎる

自信があり過ぎる人も面接官に嫌われてしまいます。

自信を持つのは良いことなのですが、上から目線で横柄な態度になってはいけません。

どんなに優秀な人であっても内定に至らないのは、自信満々の人によく見られます。

面接官が見たいのは、スキルや能力もそうですが、人柄なのです。

なぜなら採用になれば、その人が一緒に働く部下になり同僚になるからです。

優秀でも感じが悪い人と一緒に働きたいとは思わないでしょうし、部下が周囲となじめないとチームワークが乱れて会社の業績に影響してしまうことも考えられます。

反対に、自信がなさ過ぎる人も敬遠されます。

ネガティブなことを口にしたり、褒められても謙遜ばかりする、面接官の目を見て話さない…。

こんな人は「本当にこの会社に来たいのかな?」と思われてしまいます。

何より負のオーラ漂う人と一緒に仕事なんてしたくないものです。

髪を触る、貧乏ゆすりをするなどの癖

緊張すると出てしまうのが癖というものですが、癖によっては相手に不快感を与えることがありますので気を付けたいところです。

例えば若い人に多いのが髪を頻繁に触るという癖で、特に前髪を気にする人が多いです。

面接ではお辞儀をしたときに、前髪や横の髪が前に垂れないようにしておく必要があります。

前髪が気になる人はカットするなりピンでとめるなりしておきましょう。

特に年配の面接官は、前髪が目にかかっていることにシビアな一面を持っています。

面接のときぐらいはすっきりと清潔感のある髪形に整えておきましょう。

また、男性に多いのが貧乏ゆすりです。

ストレスを感じる状況で起きやすいと言われ、無意識に出るものですから治すのは難しいかもしれません。

しかし、面接官に不快感を与える可能性がありますから、日ごろから意識を向けておくことが大切です。

言葉の癖も嫌われる要素

言葉の癖も嫌われる要素になることがあります。

例えば販売や営業など比較的話慣れている人に多いのですが、相手の話に対しての相槌で「うん」と言ってしまう人がいます。

他は敬語なのに突然相槌がフランクになっているわけなのですが、これはビジネスの場でも見かけます。

そして、本人は気づいていないのか、親しみを持たれるためだと思っているのか、失礼だとは感じていない様子。

相槌だから崩しても良いわけではありません。

「うん」ではなく「はい」です。

かなり癖になってしまっている人もいますから、普段から気を付けるようにしましょう。

他にも「〇〇的な」「えー、あのー」、ネットスラングや横文字、専門用語の多用など、普段使いがちな言葉の癖は、面接官によっては非常に気になる要素になります。

嫌われない話し方や態度を身に付けるのは一人ではできない

嫌われない話し方や態度を身に付けたいと思っても、相手がいなければ練習になりません。

面接対策として第三者に向けて話す場を設けておくと良いでしょう。

第三者としては的確なアドバイスをくれる人が良いので、転職エージェントがおすすめです。

転職エージェントを利用するとカウンセリングがありますし、面接前に対策として面談してることもあります。

転職エージェント相手に話しをすることで、嫌われる話し方や態度があれば改善するようアドバイスをもらうことができます。

無料で利用できますから活用してみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は、面接官に嫌われる話し方や態度をご紹介しました。

嫌われない話し方や態度をしようと思うと、萎縮してしまって普段の力がでなくなります。

そうではなく、常に相手の立場に立って考える努力をすること、この視点を普段から意識することこそが、嫌われない話し方や態度につながることでしょう。

面接対策としてだけでなく、人としての魅力をアップさせるためにもぜひ心がけてみてください。