女性が憧れる職業の上位にランクインするウエディングプランナーは、転職市場でも人気が高く、応募にあたってしっかり対策を立てておきたいものです。

今回は、応募書類や面接のポイント、応募前にやっておきたいことなどをご紹介していきます。

憧れのウエディングプランナーへの転職を成功させるために、ぜひ覚えておきましょう。

必ず聞かれる志望動機は憧れだけをアピールしないように

応募書類でも面接でも、必ず志望動機については述べることになります。

ウエディングプランナーの志望動機で気を付けたいのは、憧れやイメージだけが志望動機になっていないかということです。

確かにウエディングプランナーという仕事は女性からの人気が高く、憧れの職業としても知られています。

しかし、それは単なるきっかけに過ぎないことであって、応募書類や面接で述べる志望動機としては弱いのです。

数ある結婚式場や施設の中でもなぜその企業に魅力を感じたのか、しっかりと掘り下げて伝えるようにしましょう。

ウエディングプランナーという仕事は、見た目は華やかでも、一生に一度のイベントで絶対に失敗できない責任ある仕事ですし、立ち仕事や残業も多くハードな仕事です。

憧れや華やかなイメージだけで応募されても、企業側も「本当に続けられるのかな?」「仕事の大変さを理解していないのでは?」と思います。

仕事の大変さへの理解を示した上で、それでもやりたい仕事や企業の魅力を強調しましょう。

未経験からの応募は経歴の中で活かせる強みを探し出すこと

未経験であってもウエディングプランナーに転職したいという人は多いです。

実際にウエディングプランナーは転職組も多いですから、未経験でも十分にそのチャンスがあると言えます。

ただ、転職組である以上即戦力は基本ですから、「とにかく頑張ります。」などの熱意だけのアピールに終始してはいけません。

これまでの経歴の中で、ウエディングプランナーの仕事に活かせる強みを探し出して伝えることは必須です。

接客や営業の経験があるのであれば、自分の提案や工夫によって成果につながった経験を具体的なエピソードを交えて伝えるようにしましょう。

接客や営業などの経験が一度もない場合は、応募要件を満たさないケースがあります。

どうしても夢を捨てられない場合は一度接客経験を積んでからチャレンジすることも必要になります。

プランナーは営業職。数字や実績アピールが必須

ウエディングプランナーという仕事は一生に一度の結婚式に携われるという点で、人の笑顔が見れる、やりがいが高い仕事だという点を述べる人が多いです。

それはそれで必要なのですが、皆同じようなことを述べるので差別化ができず、結局経験者や若くて伸びしろのありそうな人が選ばれてしまうことになります。

ウエディングプランナーはサービス業ですが、営業職でもあります。

利用者からお金をもらうことで経営が成り立つわけですから、自分が提案したサービスをいかにお金を払って利用してもらうか、要は売れる営業マンである人が求められるのです。

その点から言えば、ウエディングプランナーは未経験でも、営業や販売経験がある人は強みがアピールしやすいです。

売り上げ額や契約件数、社内表彰など、数字や実績を具体的に伝えて売れるプランナーになれると企業側にイメージさせましょう。

人間性が見られる面接は自分らしさをアピールして

新郎新婦にとっては結婚式という一生に一度のイベントですから、信頼できて人間的な魅力に溢れた人に自分の担当になってもらいたいものです。

ウエディングプランナーに何より求められるのは人としての魅力です。

面接はプランナーとしての実力をアピールできる絶好の場です。

明るく笑顔でハキハキと答えるのはもちろん、自分だったらこんな人に頼みたいと思うようなプランナーをイメージして、自分らしさを思う存分アピールしましょう。

自分の魅力が伝えられてこそ、自社のウエディングプランの魅力を提案できるウエディングプランナーとしての期待が高まります。

ブライダルフェアなどを利用して会場を訪れてみよう

企業研究はどの業界でも必須ですが、ウエディングプランナーの場合は実際に働くことになる会場を訪れてみると良いでしょう。

最近は無料のブライダルフェアなどが開催されていることがあります。

友人同士や親子での参加者も目立ちますし、一人で参加する人もいます。

確認は必要ですが、希望の企業でフェアが開催されているのであれば、ぜひ参加して受けたサービスの感想をまとめておいたり、職場の雰囲気を感じ取る材料にしましょう。

面接の際でも、実際に訪れた感想を述べることで、その企業へ転職したいという熱意が伝わりやすくなります。

業界動向や結婚観の変化などにアンテナを張っておくべき

ウエディング業界の動向は近年大きく変わってきています。

お金を極力かけずシンプルな挙式が好まれるようになっている一方で、オリジナル性の高いサービスにこだわってお金をかけたいと考えるカップルもいます。

結婚観にも大きな変化があり、そもそも結婚式そのものに価値を見いだせない若者も増えてきました。

ウエディングプランナーとしても、それぞれのカップルのニーズを察知し適切な提案をしていく必要がありますので、業界動向や結婚観の変化などに常にアンテナを張っておくべきです。

面接でも、世間の恋愛や結婚観について聞かれたり、意見を求められることもあります。

実際に転職したあとにも必要なことなので、しっかりと考えておくようにしましょう。

応募書類の添削と面接対策は転職エージェントを利用して

冒頭でもお伝えした通り人気が高い職業ですから、応募書類の段階ではじかれてしまうことも多くあります。

面接で10連敗なんてこともざらにありますから、しっかりと対策しておきましょう。

応募書類を書き終えたら、転職エージェントの添削サービスを利用するなどして客観的な意見を求めることが必要です。

自分では良いと思った応募書類でも人事担当者の心に響かず、不採用理由がいつになっても分からないということがよくあるからです。

また、面接は緊張しますから普段の力が発揮できないという人もいます。

よくされる質問を確認しておく、転職エージェントのカウンセリングを受けて面接対策を行っておくなどして、下準備を万全にしておきましょう。

最後に

いかがでしたか?今回は、人気のウエディングプランナーへの転職を成功させるための応募書類・面接対策のポイントをご紹介しました。

一生に一度の大舞台に立ち会える夢のある仕事ですから、ぜひ転職を成功させて充実した職業人生を手に入れてください。