転職を考える人の中には、ワークライフバランスを叶える職場に転職したいと考える人が大勢います。

この言葉が世間に浸透した結果、自分自身の働き方について見つめ直したいと考える人が増えているのは良いことだと言えます。

しかし、ワークライフバランスの取れた働き方を目指すと言っても、どんな働き方がワークライフバランスというものなのでしょうか?

ワークライフバランスという言葉の世間一般的なイメージだけに囚われず、自分視点でこの言葉の意味を探っていき、自分なりのバランスを設定する必要があります。

今回は、転職してワークライフバランスを叶えたいと感じている人のために、ワークライフバランスの本当の意味と、どのように設定すれば良いのかについてお話していきます。

ワークライフバランスは人によって違う

まずは、ワークライフバランスは人によって異なるということをお伝えしておきます。

ワークライフバランスを求める働き方と言っても、仕事とプライベートが半分半分ということではなく、自分にとってのバランスの取れた働き方ということです。

仕事が大好きだしたくさん稼ぎたいと思う人にとっては、自分も家族も満足できる働き方は、多少の残業が伴うものかもしれません。

自分がどんな働き方をしたいのか、それにできるだけ近づけていくことが、本当の意味でバランスが取れているということなのかもしれません。

残業はしても有休が取れれば良いという考え方もある

ワークライフバランスの取れた働き方というと、真っ先に残業がなく定時で帰れる職場を想像する人が多いのではないでしょうか?

定時で毎日帰れれば仕事後の時間を充実させることができますから、決して間違っていないことです。

ただし、前述したようにワークライフバランスは人によって異なるものです。

果たして本当に残業が少ない職場が良いのかは、自分の価値観によって判断すべきポイントです。

例えば、残業は多いけど有休が取得しやすく、多くの社員の次年度への繰り越しがほとんどないという職場もあります。

土日と有休を使って家族と旅行に行くことも可能だから残業も頑張れる、という人もいるでしょう。

逆に、毎日定時で帰れるけれど年間休日が少なくて土曜日も仕事がある、シフト制で長期連休はほぼ不可能という職場が嫌だという人もいます。

では残業も少なくて休暇も多い職場が一番と思うかもしれませんが、二つを叶えるとなると求人数は減りますし、実勤務時間が少ない分給与も少なくなるというデメリットもあります。

条件は多ければ転職は難しくなる。優先順位を確かめよう

ワークライフバランスを叶える求人を探していると、「残業が多そうだな。」「年間休日が少なめだな。」など、条件面でいろいろ気になるところが多くなります。

当然ですが、条件は多ければ多いほど求人は減り、転職も遠のいていきます。

ワークライフバランスはあくまでもバランスです。

すべてを叶えるのは難しいと割り切って、条件には優先順位をつけるようにしましょう。

どんなときに「ワークライフバランスの取れた働き方をしたい。」と感じたのか、自分が辛いと思った場面を思い浮かべて紙に書きだしていきましょう。

夫婦ともに平日の帰りが遅いことで子供が悲しんだことが一番辛かったのであれば、もっとも優先すべきは夫婦どちらかが仕事終わりの時間を早めることです。

どちらかが土曜日半日勤務であっても、半日であればもう一人が面倒を見れるのであれば、トータル的な勤務日数が多少増えたとしても許容できるのではないでしょうか?

本当に妻が転職すべきか考えてみる必要も

ワークライフバランスを求めている人は、男女共に今後増えていくことでしょう。

しかし、一般的に家庭での家事や育児負担が多い女性の方がこの傾向が顕著と言え、転職先として比較的残業が少ないと言われる事務職の女性人気が著しく高いのも一つの証です。

女性が活躍できる社会である今、本当に転職すべきなのが妻なのかについても夫婦で考えてみるべき問題です。

妻の方が安定した企業に勤めており、給与も高くやりがいを感じている、しかし家事や育児の負担が大きく続けることができないというケースはよくあります。

この場合は、妻がその会社を手放して転職するのは本当に家族にとって好ましいことでしょうか?

夫側が転職をすることで残業時間が減れば、その分家事や育児を負担することができます。

給与の高い妻の収入は下げることなく、結果的に家計収入が安定するということもあります。

昔のように男性が終身雇用の会社で働くことはなくなった時代ですから、夫側が転職をするというのも、ワークライフバランス設定の選択肢として考えてみてもよいはずです。

将来的なビジョンも見据えて設定を

ワークライフバランスは人によって異なるとお伝えしましたが、自身の年齢や立場によっても異なります。

つまり、何をもってワークライフバランスと言えるかは「変化する」ということです。

例えば、今はとにかく家庭を優先させて働くことが心地よい働き方だとしても、将来的にはスキルアップしたいと考えているのであれば、ワークライフバランスが叶う職場に転職することは長い目でみて必ずしも正解とは限りません。

とにかく残業時間が少ない職場を選ぶというよりも、幅広い年齢層の人たちが働いていて、それぞれの年齢や立場によって柔軟に対応できる環境かどうかを見極めることも必要です。

同年代の人のモデルケースを知ることは大切ですが、もっと先の年代で活躍している人はいるのかということも同時に考える必要があるでしょう。

ワークライフバランスを設定する際は、目先の働き方だけに囚われず将来的なビジョンも見据えて設定することが大切ではないでしょうか?

転職の方向性を決めかねているという人は

ワークライフバランスという言葉に魅力を感じているのは間違いないけれど、具体的にどのように転職の方向性を決めていけば良いのか分からないなど、転職活動には悩みがつきものです。

一人で悩みを抱えていても転職活動はうまくいきませんし、焦りばかりが募って精神的な負担が増えるのも避けたいものです。

転職活動に悩みや不安があるという人は、転職エージェントを利用した転職活動をしましょう。

カウンセリングを通して、自身の経験やスキルを活かせて働き方の希望も叶えるにはどうしたら良いのか、転職の方向性についても一緒に考えてくれます。

これまで多くの転職を支援してきた経験から、具体的に役立つアドバイスをくれることでしょう。

最後に

いかがでしたか?今回は、ワークライフバランスを叶える働き方をしたい人に、ワークライフバランスの本当の意味と設定方法をご紹介しました。

一般的なイメージだけでなく、この言葉を自分の中に落とし込んでいくことが大切です。

それができれば具体的な転職活動の方向性も見えてくるでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。