転職先が決まりいよいよ退職という時期になってくると、気になるのは退職の挨拶の方法です。

転職して縁が切れる人たちだと思わず、今後も付き合いの可能性があるとして誠意ある挨拶を行うことが大切です。

今回は、社内の人に向けた退職の挨拶方法やタイミング、気を付けたいポイントについてご紹介していきます。

退職挨拶の方法やタイミングについて

まずは退職挨拶の方法や、いつ伝えるべきかのタイミングについてお話していきます。

社内の人であればできる限り直接挨拶を

社内の人で直接会えるのであれば、できる限り直接会ってお礼を伝えるのが良いです。

ただ、勤務最終日の挨拶周りは案外時間がかかるものです。

職場によっては定時が過ぎてからの挨拶周りを基本としていることがありますので、一人一人に挨拶をしているようでは周り切れません。

お世話になった部署には、まずはその部署の長に挨拶をすると、場合によっては全員に向かって一言伝える機会を設けてくれることがあります。

その機会がなければその場でお礼だけ伝えて退職の挨拶とするようにしましょう。

営業所が違って会うことが難しいなら電話がベター

会社によってはいくつも営業所を持っていることがあります。

以前同じ営業所でお世話になったという人や営業所の担当者間でやり取りする機会がある場合は、やはり退職の挨拶をしておくべきでしょう。

近くの営業所であれば仕事帰りに立ち寄ることも可能ですが、場所が離れている場合は直接会って挨拶するのは難しいというもの。

電話での挨拶であっても理解してもらえます。

メールという選択肢もありますが、関わりが深い人であればやはり電話がベターです。

相手の負担にならないような時間帯を選び、退職の事実とお礼を伝えるようにしましょう。

退職の挨拶はいつ行うべき?

退職の挨拶は基本的には最終勤務日が良いとする企業が多いです。

最終勤務日に休みや出張で会えないことが分かっている職場の同僚などは、前日に挨拶を済ませておきます。

管理職クラスであれば、挨拶の相手の立場によって面談時間を設けることがありますから、勤務時間にじっくり時間をかけて行うケースもあります。

一般社員であれば基本的には業務を全うした定時後にするケースが多いです。

退職が決まっても最終勤務日まで仕事はありますから、勝手に挨拶をし始めてもいけません。

会社ごとに慣例が異なりますから、これまで退職した人がどんなタイミングで挨拶をしていたのかを思い出し、それに沿ったタイミングを心がけましょう。

挨拶するタイミングを守るということは、お世話になった職場への礼儀とともに、今後の付き合いがある場合は社会人としてのマナーでもあります。

お礼の品は必要か

退職挨拶の際にお菓子やハンカチなどをお礼の品を配るケースは多いですが、絶対に必要というわけではありません。

お世話になった人数が多い場合など、金銭的に負担が大きくなって難しいという人もいるでしょう。

ただ、高価なものでなくても構わないので、小さなお菓子などをせめて自分の部署の人にだけ配るなどするとやはり印象は良いです。

気持ちの問題でもありますし、職場の慣例として退職時にお礼の品を配る人がいなかったなどであれば必要ありません。

ご自身の職場の状況や経済事情、関わりの度合いなどを総合して判断されると良いでしょう。

退職挨拶で気を付けたいポイント

続いて、退職挨拶をするときに気を付けたい点についてお話していきます。

詳細な退職理由や転職先は伝えないこと

退職挨拶の中で退職理由や転職先を聞かれることもありますが、この2つについては詳細を伝える必要はありません。

家族の事情など当たり障りのない退職理由や、転職先の業界を伝える程度にとどめておきましょう。

間違っても会社への不満を口にしたり、転職先の企業名を伝えてはいけません。

会社への不満を述べるということは、相手によっては「そんな会社にいる自分」を否定されている気がする人もいます。

不満がどこで今の職場の上司に伝わり「あいつあんなことを言っていたのか…。」など不快にさせることもあるでしょう。

転職してからいつどこで会うか分からない今の職場の人たちですし、同業界への転職や将来的に独立を考えている人などにとっては人脈は非常に大切なものです。

退職の挨拶をする場合は周囲への気遣いも必要

転職する本人にとっては、転職先が決まりワクワクした気持ちでいっぱいかもしれません。

しかし、基本的に職場の人は転職を良く思わないのが普通です。

退職者がでることで担当の仕事が変わったり、フォローが発生するなどして負担が大きいからです。

どんなに転職を喜んでくれた人の前であっても、大っぴらに退職の挨拶周りをするなどせず、できるだけ目立たないように配慮することが必要です。

例えば電話で退職の挨拶をする人の中には、電話相手と盛り上がって大きな声で転職先についてしゃべったり、嬉しそうに会話をする人がいます。

本人は気づいていませんが、職場の人からすれば非常識な行為です。

仲が良い相手であれば後日会って詳細を話すと伝え、早めに電話を切り上げるようにしましょう。

メールの場合は一斉送信に注意

仕事で関わった人数が多く、直接会ったり電話で挨拶をするには限界がある場合はメールを利用して退職の挨拶をすることもあります。

ただし、目上の人や年配の方の場合はメールを嫌う人もいますから、相手によって使い分けるようにしましょう。

メールでの注意点は、一斉送信で送信先が見えてしまうことです。

ただでさえメールという簡略化した挨拶なのに、一斉送信であることが相手にわかってしまうと、心がなく、とりあえず送っただけという風に思われてしまいます。

BCC機能を利用するなどして、一人一人送ったと見えるようにするべきです。

不明点があれば転職エージェントに聞いてみても

退職の挨拶は転職活動の一部です。

転職エージェントを利用した転職活動を行ってきたという人はエージェントに相談してみても良いでしょう。

退職トラブルなどが問題になることもありますから、エージェントも円満退職のために必要な挨拶方法を心得ています。

最後に

いかがでしたか?今回は、社内の人向けの退職挨拶の方法やタイミング、注意点などをご紹介しました。

例え今の会社で嫌なことがあって辞める場合でも、最後は挨拶で締めくくりすっきりとした気持ちで転職したいものです。

ぜひ参考にしてみてください。