自分には学歴がないから転職なんて絶対に無理!と諦めていませんか?確かに学歴を問う求人は世の中に多くありますが、学歴がなくても好条件での転職は十分に可能なのです。

学歴がなくても転職を諦めないでください。

学歴社会の背景とは

学歴社会って言うけれど、そもそも学歴社会っていつからあったのでしょうか。

諸説ありますが、明治維新によって教育改革が行われたことがそもそもの始まりだと言われています。

学校制度ができたことによって、その学校で学んだ人たちが高い賃金を得るようになったことが学歴社会のスタートなのだとか。確かに、学校がなければ学歴も何もありませんものね。

そして更に学歴社会が日本に浸透していった背景としては、戦後になって、現在のように小中高、そして大学と段階的に大学へ進める学校制度ができたことがあります。

それとともに戦後の国民所得が急激に増え、教育にお金をかけられるようになり、学歴による格差が世間に認められるようになってきたそうです。

現在の学歴社会は崩壊している?

現在は学歴社会はすでに崩壊しているとも言われるようにもなりました。学歴が高くても仕事ができない、能力がない若者を指摘する声も増え、学歴が必ずしも重要視されない、むしろ学歴社会は悪だという風潮にもなりました。

また、IT化が進み色々な仕事が増え選択肢が広がったことによって、勉強ができなくてもアイデア次第でいくらでもお金を稼ぐことができる時代にもなりました。

そういった意味では学歴社会は崩壊していると言えるのでしょう。

一方で、学歴がないと面接すらしてもらえない、応募段階で中身も見ず返されてしまうなどの現状はまだまだあり、完全に崩壊したとは言えない側面もあります。

学歴を問うのは何のため?

転職の求人を見てみると「大卒以上」などと学歴を問う求人をみかけます。これは一体なんのためなのでしょうか。

その大きな理由として「応募者を絞るため」ということが考えられます。

企業の採用担当も当然ひまではありません。多くの応募がきたら選考作業に膨大な時間を費やすことになり、採用担当の人件費も高くなってしまいます。

また、面接官の業務への支障もあります。そういった意味もあり応募者はできるだけ絞る必要があるのです。つまり「便宜上学歴を指定しているだけ」という場合もあるということです。

この場合、「大学は卒業していないけれどかなりキャリアがあり優秀と思われる」人材が応募してきたらどうでしょう。

それはそれで全然構わない、という企業が実は多くあります。ですから、求人内容に大卒以上と書かれていたとしても、アピールできるキャリアや実績があるのであれば諦めずに応募してみることも必要なことなのです。

このように、転職組に関しては即戦力かどうかが一番大切なのであって、学歴よりもキャリアや実績がものを言う場合が多いです。「学歴がないから転職できない」、実際はそうでもないのです。

新卒の場合は学歴重視

一方で、新卒の場合はアピールできるキャリアや実績がないため、学歴を重視する傾向にあります。学歴があるということは少なくとも「真面目に勉強に取り組んできた」「目標に向かって努力できる」という情報が読み取れます。

キャリアや実績がない新卒の場合は、少ない情報の中からその人の能力や可能性を読み取る必要があるのです。

採用側にしてみれば、その人材がどうかを見るときに学歴を不問にするのは、他に見るべき情報がが少ないため、雲をつかむような話でもあるのです。

ですから学歴は一つの大きな目安になりえます。将来の可能性に期待したい新卒と、即戦力を求められる転職組とでは、同じ学歴社会に存在している人材でも採用条件に大きな違いがあるわけです。

転職組でも学歴重視の業界がある

このように私たちが思っているよりも学歴は重視されない転職の世界ですが、その中で学歴を重視する業界というのも存在すると言われます。

教育関係や金融系などがそうです。

学歴社会で生きてきた親たちは、その大切な子供を指導してくれる先生が「確かな先生である」と信じるための目安として学歴を気にすることがあります。

子供はさほど気にしないかもしれませんが、学歴社会の価値観を植え付けられてきた子供の場合は、学歴がある先生に指導してもらいたいと思うこともあるでしょう。

また、銀行などの金融系も相手の信用を得るためのツールとして学歴が必要な場合があります。大事なお金を預けたり相談する相手の情報として、学歴があると安心なのかもしれません。

学歴不問の業界とは?

一方、全体的に学歴を問われないという業界もあります。もちろん事業主の考え方にもよりますが、建設・土木などの肉体労働が多い業界や、IT関連など比較的新しい業界に多いです。

また、業界ではありませんが、職種で言うと接客業や事務職などは、人柄や協調性などを重視する傾向にあり比較的学歴を問わず応募をかけているところが多いです。転職活動をしていく上で学歴が気になる…という方は、こういった業界や職種に絞って転職活動を進めていくとスムーズかもしれません。

学歴がない場合にアピールしたいポイントは

学歴がないことで自信をなくし、自分の能力を最大限にアピールできないというのは非常にもったいないことです。

前述したように転職組ならばまずは実績をアピールしましょう。その実績が転職後にこのように活かせますといった具合に、応募先企業で活躍できる姿を、相手が具体的にイメージできるようにすることが大切です。

また、協調性の高さや周囲とのコミュニケーション能力も大きなアピールポイントになります。企業側は学歴が高いけれど自己中心的な人物よりも、周囲と協力しあって仕事をスムーズにやってくれる人材を求めます。

よく言われることかもしれませんが、「この人と一緒に働きたい」と思われるような明るく人当たりの良さは大きな武器になります。

学歴が気になるなら転職エージェントに相談しよう

気になる企業があったけれど学歴がないから応募できない…?と思ったときに、自分で問い合わせるのは勇気がいることでしょう。

しかも突然問い合わせを受けた企業側の対応者としては、マニュアル通りに「学歴条件があります」と答えるしかないということもあります。

それよりも、企業の採用担当と密接に連絡を取り合っている転職エージェントに聞いてもらった方が、企業の採用担当も本音を言ってくれるはずです。

「一応学歴条件を設けているけれど実際はこんな人材であれば欲しい」といった情報を得ることができます。

学歴がなくても諦めないで転職活動を成功させよう

いまだに残る学歴重視の考えですが、転職組については実績やキャリア、協調性などが重視されるのも事実です。

学歴がなくてもその能力を見つけたい!と思ってくれる企業はたくさんありますから是非諦めないで積極的に転職活動をしていってください。