転職したい!そう思って仕事を探しても、なかなか良い仕事が見つからない、採用に至らないということがあります。

こういう時はこれまで自分が信じて疑わなかった、仕事の探し方が間違っている可能性があります。一度自分の仕事の探し方を振り返ってみてはいかがでしょうか?

そこで今回は、転職を成功に導くための正しい仕事の探し方をお伝えしていきます。

仕事の探し方にこんな癖はありませんか?

まずは一度ご自身の仕事の探し方を振り返ってみてください。こんな風に決めていることはありませんか?それは悪い仕事の探し方の癖かもしれません。

条件を詳細に決めている

仕事を探すとき、事細かに条件を設定していませんか?仕事内容から始まり、給与、福利厚生、家からの距離 などなど…。

ある程度の条件設定がなくやみくもに探してもいけませんが、条件を詳細に決めすぎてしまうと応募できる企業そのものにたどり着けなくなってしまいます。

条件を設定するときは、「自分はここだけは譲れない!」というポイントと、「これなら許容できる」というラインを決めておきましょう。

理想を高く持ちすぎると、本当に良い、自分に合った企業をみすみす見逃してしまうことになります。

求人内容の見た目に惑わされる

例えば、同じ業種の他企業に比べて給与が異様に高いなどの場合、その見た目のインパクトから飛びついてしまう人がいます。

でも実際は、求人票に書かれた給与は「頑張ればこのぐらいも可能」とか「実際にこれぐらい稼いでいる人もいます」などのアピールであって、初任給はずっと低いこともあります。

また、未経験者歓迎、学歴不問などの門戸を広くしてある企業も注意が必要です。

もちろんそれ自体は良いことなのですが、逆に言うと「応募者が集まらない」「雇ってもすぐに人が辞めてしまう」会社である可能性もあります。

求人内容の見た目だけに惑わされないよう、下調べをきちんと行うようにしましょう。

企業を絞りすぎている

転職したい本命の会社が明確だということは良いことでもあるのですが、転職活動そのものにおいては企業は絞りすぎてもうまくいきません。

履歴書や職務経歴書の書き方、面接での対応なども回数を重ねていくことによって洗練され、より自分の良さがアピールできるようになるものです。

転職活動は普段とは違う特殊な行動ですから、やはり慣れも必要です。練習の意味も込めて企業は絞りすぎないようにしましょう。

また、「本命以外の企業に応募したら失礼にあたるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、応募して面接に行ってみたらすごく良い会社だったなど、運命の出会いにつながることもあります。

大本命があったとしても、それ以外の企業にも目を向けてみることが大切です。

ハローワークだけで就職活動をしている

転職活動をする際、とりあえず浮かぶのはハローワークという方もいるでしょう。

確かに公的機関であるハローワークでの仕事探しは求職者にとっても企業側にとっても安心な方法ではあります。

しかし、ハローワークだけで就職活動をしていると、求人検索をして良い会社が見当たらなかったらそれ以上先に進めません。

しかも1つの企業に応募する手続きをするだけで何時間も座って待たされたりと、進行スピードは決して早くありません。できるだけ無駄な時間は減らしたいものです。

求人検索→応募の繰り返し

仕事を探して応募する、転職活動は基本的にはこのシンプルな行動をすることになります。

しかしこれだけですと、すぐに良い企業が見つかれば良いのですが、なければ一向に転職活動が進みません。もう少し自らできる行動を増やしてみましょう。

例えば転職フェアなどのイベントに参加してみる、履歴書や職務経歴書の書き方を学んでみるなど、積極的に取り組むことで、自分に自信もでてきます。

これまで自信がなくて応募を避けた企業などにも応募できるようになります。

転職先を決める時に大切なこと

転職先を決める上で大切なことは、何を持って良い会社・悪い会社とするかどうかは、自分が決めるということです。

本当の良い会社とは自分にとっての良い会社です。例え仕事が大変で、残業が多くて、お休みも少ない会社だったとしても、必ずしもブラック企業とは限りません。

それでも自分がやりがいを持って楽しんで仕事ができ、幸せに感じるのであれば自分にとっては最高の会社なのです。

逆に、給料が良くて残業もない会社であっても、仕事がつまらない、毎日が全然幸せじゃないと感じるのであれば良い会社とは言えません。

その基準は自分が決めることです。転職活動をしているといろんな情報が入ってくると思いますが、自分が何を大切にしたいかの軸はきちんともっておきましょう

転職を成功に導く具体的な方法

続いて、転職を成功に導くための具体的な方法についてお伝えしていきます。

口コミサイトを利用する

企業の情報を収集する際に、実際にその企業で働いた人の意見は参考になります。自分でその意見を聞く方法としては転職サイトや口コミサイトなどがあります。

もちろんすべての情報を鵜呑みにしてはいけませんが、悪い口コミが多数あるような企業は、何らかの理由がありますから転職先を探す上で一つの目安になります。

転職フェアなどイベントにも参加する

合同就職説明会や、業界や業種に特化した転職フェアなどのイベントは各地で開催されています。

どこで開催されているのか情報がない場合は、転職エージェントなどのサイトを見ると良いでしょう。その企業主催のイベント情報などが多数掲載されています。

企業の生の声が直接聞ける良い機会でもありますし、その企業の雰囲気もつかめます。

想像しているだけの転職活動では実際に転職したときのギャップが大きく「あれ?なんか違うな」となってしまいます。転職イベントには是非積極的に参加してギャップがないようにしていきましょう。

転職エージェントに登録する

転職エージェントには非公開求人も多数あり、求人を探すことそのものにも大きなメリットがあります。

また、担当のキャリアコンサルタントが職務経歴書の書き方や面接での対応方法など具体的なアドバイスをしてくれますから転職活動の大きな手助けになることでしょう。

そして、なかなか転職活動がうまくいかないという相談にも親身になって乗ってくれますから、転職を成功に導くためには是非登録しておきましょう。

このように具体的な方法についてはいくつかありますが、まとめると、情報源は一つに頼らないこと、多角的な視点で転職活動を行うことが大切です。