仕事や転職活動では、「しっかり者」は完璧な戦いをします。

準備や対策もしっかりおこない、下調べもバッチリ。

早くに内定を勝ち取れるタイプは「しっかり者」かもしれませんね。

しかし、しっかりし過ぎるがゆえに誤解されやすいことがあります。

「しっかりしなくては!」と気合いを入れるのはいいのですが、少し注意が必要なのです。

今回は、「しっかりし過ぎ」が招く転職活動中の誤解や失敗について紹介します。

柔軟性がないと思われる

受け答えもハキハキしていて、優等生的な回答のオンパレード。

非の打ち所がないように思えますが、肩の力を抜くことも大切です。

とてもしっかりした雰囲気を醸し出す人が人事担当者に気にされるのは、柔軟性の問題。

ルール通りの考え方しかできないため、新しいアイデアを出したり、企画を練ったりすることができないと思われます。

人間関係における柔軟性についても懸念されます。

しっかり者は、自分以外の「しっかりしていない人」のことを許せなかったりするので、職場から浮いてしまう可能性も考えられるからです。

「少しだけ抜けているように見えるけど実は芯がしっかりしている人だな。」と思われるくらいの方が、内定をもらいやすいのです。

しっかりし過ぎて社風にあわないと思われる

「しっかり者」が受け入れられやすい職場と、そうでない職場があります。

比較的自由度が高く、和気あいあいとやっているような職場では、ぴりっとしたムードをもつしっかり者はあわないと思われるでしょう。

反対に、保守的で厳格な雰囲気の職場では、しっかり者が好まれます。

転職してもすぐになじめるため、転職が成功しやすいでしょう。

応募する業界や企業がどんなところなのか、自分の性格や雰囲気とかけ離れていないかという点は考えておくといいでしょう。

チームと協力してやっていけるのか?

しっかり者は自分一人で何でもできますし、それがしっかり者にとっての誇りでもあります。

しかし、会社組織はチームプレイが基本。

必ずしも「一人で何でもこなせるタイプ」が求められているわけではありません。

こんな事例があります。

周囲からいつも「しっかりしているね。」と言われており、自己管理能力も高いしっかり者の女性が役員面接に臨んだときのこと。

「君はとてもしっかりしていて自己管理能力も高そうだけれど、協調性に不安がある。」と言われてしまったのです。

役員いわく、「自分でなんでもできるタイプは周りを使えないし頼れない。そこが問題だ。」ということでした。

結局その女性は役員面接をパスできませんでした。

もう少し、チームと協力してきたエピソードなどを伝えておけば違う結果になったかもしれません。

たくましく成長してきた人が好まれる

企業は優秀な人材を求めていますが、どのように優秀になったのか、その背景に興味を持たれることがあります。

例えば、いい大学を出て、大企業に勤めて、大きな失敗もなくここまでこれた人は確かに立派です。

本人の努力があってこそでしょう。

しかし、採用する側としては、こういう完璧な人に対して少し怖さも感じます。

挫折経験がないことで、挫折したときにどうなってしまうのかが分からないからです。

それより、挫折や失敗を経験しながらも、それを活かし、大きく成長してきた人に人間味を感じます。

現時点で同じ「優秀」でも、もともとしっかり者で苦労を回避しながらやってきた人と、不完全ながらもたくましく成長してきた人とでは、後者の方を好む人事担当者は意外と多いです。

とはいえ、しっかり者でも多少の失敗はあるはずですよね。

「失敗もあったけど糧にして成長した」と言えるエピソードがあれば伝えるようにしましょう。

準備万端でもうまくいかないこともある

しっかり者がゆえに、ストレス耐性の問題が発生することもあります。

転職活動では、準備万端、対策もバッチリで自信をもって臨んでも、内定がもらえないということもあります。

しっかり者ですから、当然転職の難しさもリサーチ済。

多少うまくいかないことがあっても「想定内」です。

しかし、転職活動は想像以上に厳しく、立て続けに不採用も珍しくありません。

そうなると、「こんなに完璧に準備しているのになぜだめなのか?」と、段々ストレスが溜まってきて、「ぷつんっ」と糸が切れてしまうこともあります。

準備や対策を完璧におこなう人ほど、だめだったときのショックが大きいということ。

だからと言って準備を怠ることはいけませんが、「だめでもともと」くらいの精神的な緩さが必要ではないでしょうか。

嘘がつけないのはいいけれど…

しっかり者は、真面目で正直で、嘘がつけないタイプということも多いです。

嘘はいつかバレてトラブルになる可能性があるから、最初からつかない方がいいという考えもあるのでしょう。

嘘をつかないことは決して間違っていないのですが、転職活動には「報告のタイミング」というものもあります。

たとえば在籍しながら転職活動をする場合。

通常は、転職活動中であることは会社に伏せたうえで活動をおこない、内定がでたタイミングで報告します。

しかし、正直で嘘がつけないタイプの人は、「せめて同じチーム内の人にだけは。」と先に転職活動中であることを報告してしまったりします。

転職希望を黙っていることで、後ろめたい気持ちもあるのでしょう。

職場の人との関係性によっては、その方がいいこともありますが、誰に伝えるか判断が難しいところ。

1人に言えば、職場全体に知られるリスクがあるため、できれば内定がでるまでは言わない方がいいでしょう。

嘘をつくのではなく、報告を適切なタイミングでおこなうということですよ。

しっかり者こそプロの手を借りよう

しっかり者の転職活動は、自分で計画を立て、それなりに進めていくことができます。

ただ、ここまでご紹介したような失敗を回避するには、プロの力を借りるといいでしょう。

他人の目が入ることで視野が広がり、完全に正しいと思い込んでいたしっかり者の自分の行動が、少しずれていることに気づくからです。

転職支援のプロである転職エージェントなら、転職市場や採用担当者の考えをよく知っています。

適切なアドバイスをくれるため、内定につながりやすくなるでしょう。

自分の力を信じ過ぎることなく、柔軟に転職活動を進めていくためにも、転職エージェントの利用を検討してみるのは一つですよ。

最後に

いかがでしたか?今回は、「しっかり者」が転職活動中に誤解や失敗につながる注意点を紹介しました。

もともとあるしっかり者の特性ですから、少し視野を広げるだけで、格段にその魅力をアップさせることができます。

ぜひ参考にしてみてください。