募集をかけてもすぐ埋まってしまう事務職は、比較的軽微な仕事も多くプライベート重視の女性にも人気が高い職業です。

しかし実際には事務職と言っても様々で、気を付けないと転職後にギャップに悩まされることになるかもしれません。

そこで今回は、事務職に転職希望の方が絶対に覚えておきたいことをご紹介します。

事務職の魅力とは

人気の事務職ですが、具体的にどんなところが人気なのでしょうか。

座って仕事ができる

接客や力仕事と違い、基本的には内勤で座りながら仕事ができます。パソコン入力や書類仕事なども多く、他の職種に比べると、比較的体力のない人でもやりやすい仕事であると言えます。

自分のペースで仕事ができる

パソコンや書類を扱う仕事が多いため、相手ありきの接客業や営業職などと比べ、自分のペースで仕事をすることができます。

また、細かく分断された作業も多いため、今日はここまでやろう!と自分で時間を決めて業務配分がしやすいのも魅力です。コツコツと計画的に仕事に取り組みたいという方に向いています。

未経験でも一つ一つ取り組めば覚えやすい仕事

特殊な知識やパソコンのスキルがないという方であっても、業務をしながら仕事を覚えることができるのも事務職の魅力です。

細かい仕事が多いので一つ一つの仕事に丁寧に取り組める人が向いています。

事務職に転職したいなら気を付けたいこと

事務職は人気が高いですが、イメージだけで転職してしまうと苦労することもあります。どんなことに気を付けるべきでしょうか?

事務職でも残業は意外と多い

事務職と言うと、定時で帰れる…なんて楽なイメージがありませんか?そういう事務もありますが、意外と残業が多くて大変な事務職もあります。

特に営業やエンジニアなど他の職種に人件費を使いたい企業の場合、事務職の人員が足りず長時間労働が当たり前なんて場合もあります。

いくら座りながらできる仕事でも長時間労働はかなり辛いです。残業や業務内容はきちんと確認しておきましょう。

職場になじめる人が重宝される

パソコンや書類相手の仕事だから人と話す必要はない…?決してそんなことはありません。他部署からの業務の依頼も多く、一定のコミュニケーション能力は求められます。

また、基本的に社内にいることが多いため、人柄が良く職場になじめる人や、周囲と協力しあって業務に取り組めるような人が好まれます。

神経を使う仕事も多い

従業員の給与や外部への請求書の作成など、お金が絡む仕事も多いため、かなり神経を使うこともあります。のんびり入力作業をしながらたまにお茶出しして…なんてイメージで事務職を選ぶと苦労します。

細かい作業が苦手な人は向いていない

書類一つとっても、作成後にきちんと見直したり、誤字脱字がないようにしたり、丁寧な仕事を心がける必要があります。

大雑把な人よりも、かゆいところに手が届くような細やかな神経の人の方が向いているかもしれません。

電話応対は必須

外回りの営業などに代わって、会社にかかってきた電話応対は必須と言えます。

電話対応はいわば会社の顔ですから、感じの良い受け答えや丁寧な対応ができるかどうかは非常に大切なスキルです。常識的な敬語の使い方ができることは最低条件です。

事務職と一言で言っても色々ある

事務職と一言で言っても、お茶くみやコピー取りなどの雑用をするだけではありません。本当に色々な仕事があるのも事務系の特徴です。

実際の業務内容がどんなものなのかを知ることが必要です。具体的にどのような事務職があるのでしょうか。

総務・人事系

社会保険の書類手続きや給与計算など、ミスができない神経を使う仕事も多いのが特徴です。

パソコンのスキルは一定以上は必要です。人事担当の場合は学校訪問や面接で人前で話をするなどの機会も多く度胸が必要な場合もあります。

庶務系

雑用が多いイメージですが、業務が多岐に渡るため、色々なことを整理して覚えられる能力が必要。細かいことにも目を配れるような人材が求められます。

営業事務

事務と言っても電話で営業をかけたり、営業のアシスタントをしたりと、営業的要素が高い事務職です。一般事務に比べるとコミュニケーション能力の高さが求められます。

経営企画

企業の問題点や取り組みたいことを提案し企画書を提出するなど、発想力や企画力が求められる仕事です。

与えられた仕事をこなすというより、常にアンテナを張って積極的に発信することが大切です。

何となく憧れを持つ人も多いですが、実際には他部署とのコミュニケーション能力や外部との交渉力も必要で難しい仕事です。

やることをやったら定時で帰れるというわけにもいかないので、イメージの事務職と違うかもしれません。

財務・経理

必ずしも数字に強い必要はありませんが、簿記などの特殊な考え方を理解していたり、専門的な知識が必要なことがあります。

また、他部署に経費削減を促したり外部のクライアントに料金の督促をしたりと精神的に負担がかかる仕事もあります。

事務職に強い転職エージェントとは?

事務職は応募をかけてもすぐ埋まってしまうことも多いため、非公開求人も多い転職エージェントを利用することで好条件の求人が見つかります。

事務職に転職を考えるのであれば是非登録しておきましょう。事務職に強いお勧めの転職エージェントをご紹介します。

リクルートエージェント

事務系を一つにまとめたコーナーがあり、求人を探しやすいのが特徴です。有名企業の事務など魅力的な求人が多く掲載されており、キャリアコンサルタントの質も高いので安心です。

マイナビエージェント

女性に人気の総務や一般事務など、残業が少なくワークライフバランスの取りやすい企業も多くそろっています。

キャリアコンサルタントの熱心なサポートが特徴で転職活動中に困ったことがあっても親切に相談に乗ってくれます。

DODA

職種別の合同説明会など転職イベントに力を入れています。事務系の職種のイベントがあったら絶対に参加しておきましょう。転職先の雰囲気がつかめるのでお勧めです。

ミラエール

スタッフサービスが運営の事務職に特化した常用型派遣サービスです。他の転職エージェントとは違う形態ですが、大都市近郊に住む方にはおすすめのサービスです。

派遣は派遣でも、一般的な登録型派遣と違い、常用型派遣なのでスタッフサービスに正社員として雇用される形で、そこから他の企業に派遣されていくという流れになります。

無期限雇用で昇給や賞与もありますし、即戦力の高いスキルが求められる登録型派遣と違って未経験者でも社員と同じように育ててくれるメリットがあります。

納得できる事務職への転職を

いかがでしたでしょうか?

自分のペースで仕事ができる事務職は、ライフワークバランスを重視したい方にもぴったりの職業です。納得できる事務のお仕事を見つけて、自分らしい生活を実現させましょう。