ビジネスマンなら一度はメモを取ったことがあるはずですが、メモの取り方を鍛えることで転職活動にも役立ちます。

転職活動は、説明会に職場訪問と、なにかとメモを取る機会が多いもの。

応募書類の作成や面接対策に、取ったメモを見返すことがあるでしょう。

「メモなんて、聞いたことを書けばいいだけでは?」と思うかもしれませんが、取り方一つで情報の質が大きく変わってくるのです。

今回は、転職活動に役立つ優れたメモの取り方を紹介します。

メモを取る力をアップさせるとどうなる?

メモを上手に取れる人は、そうでない人に比べて下記のような利点があります。

仕事はもちろん、転職活動においても大きなポイントです。

  • もう一度調べたり聞いたりする手間と時間がかからない
  • ミスがないため下手に評価を下げることがない
  • 短時間でたくさんの情報を得ることができる
  • 思いついたフレーズやアイデアをすぐ形にできる

メモが取れないと転職活動で失敗をする

メモの取り方が下手な人は、転職活動での失敗につながりやすくなります。

どんな影響が考えられるのでしょうか。

貴重な活動時間を無駄にする

業界関係者の話を聞き、応募書類の作成や面接対策のときに役立てようとメモを見るとしましょう。

このとき、字が汚くて何が書いてあるかわからない、情報が整理されておらず何のことなのか思い出せない、ということがあります。

これは、形だけのメモを取っていたにすぎず、後で役立てる意識が薄い証拠でもあります。

書いてあることがわからなければ、忙しい中話を聞かせてくれた相手と、仕事や家事と並行して転職活動している自分の時間、両方を無駄にすることになります。

転職活動は時間との勝負。

メモの取り方一つで貴重な時間を捨てることになるのです。

どこの企業の情報なのかわからず書類に違和感が生まれる

転職フェアなどに参加して、多数の企業のブースを訪れたときに取ったメモは、主語がきちんと書いていないと致命的な失敗に。

書かれている内容がどこの企業のことかわからないのに「確かこの企業だよな。」と自分の曖昧な記憶をたどる人がいます。

よく確認せず応募書類に組み込んでしまうのは危険。

人事担当者からすると「あれ?これってわが社のことなのかな?」と違和感を感じることになります。

いきなりパソコンで応募書類を作成してもうまくいかない

応募書類の作成はパソコンを使っておこなう人が多いでしょうが、メモを取らず自分の頭の中で整理した情報は、いざ作成しようと思っても思い出すまでに時間がかかります。

パソコンの前で文字を入力したり消したりして、一向に進まないという経験はないでしょうか。

これは何でもそうで、仕事では企画書などを書く場面などでも同じことが言えます。

一見「すぐにパソコンに書きだした方が早い」と思いがちですが、紙に書いて整理した方が、入力するときにスムーズ。

転職活動では、メモを取っておくことで、応募書類作成がサクサクできるようになるのです。

転職活動に役立つメモの取り方

ここからは、上手なメモを取るために意識したいポイントを紹介します。

どれも当たり前のことのようで、できていない人が多いもの。

今すぐにでも意識してみましょう。

話している内容すべてをメモする必要はない

相手の話をすべてメモする必要はありません。

話し言葉には、話の本筋に余計なものがついていることが多いため、核心部分だけをメモすることが大切です。

重複している内容は書かないようにし、反対に、ここはポイントと思うセリフはすべて書くことも必要です。

何が大切でそうではないかは、人の話をよく聞くことでしか鍛えることができません。

メモを取る以前に、相手の話を聞いて大切なことは何かを考えるようにしましょう。

きれいな字で書こうとしない

学生の頃、「ノートはきれいなのに成績はそれほど」という人がいませんでしたか?

ノートを取ることに夢中で、大事なことを聞き逃さないとか、要点をまとめて自分の中に落とし込むとか、そういった意識がないからです。

ノートを取ること自体が目的になっていると知識が定着しないもの。

これは、転職活動や仕事でメモを取るときにも同じことが言えます。

とはいえ、あまりに汚い文字は、ときに自分でさえわからないという事態に陥ることがあります。

最低限自分だけは読むことができるという点は押さえておきたいですね。

ページごとにテーマを変える

同じページの中に複数のテーマが混在していると、後で見返したときにわかりにくく、整理するのに時間がかかります。

ページの余白が残っていても、テーマが変わったら次のページに移りましょう。

どうしても同じページに書きたいという場合は、ページ内を分割して線で明確に区切り、同じテーマをメモするスペースを作りましょう。

新聞記者の方など、相手の話すスピードが速く情報量も多いメモを取るときには、ページ内分割は使える方法です。

ページをめくる時間すら惜しいからです。

ただ、転職活動でメモを取る機会があるとき、プロの取材に比べると、スピードをそこまで気にすることは少ないかもしれません。

プロの手法を真似するより、1ページ1テーマと、わかりやすさ重視でメモを取るのがおすすめです。

「そういえばさっきの話ですが…。」と、相手の話が前後した場合も、そのテーマのページに戻って書き足すことができます。

イニシャルや記号も使う

聞いた話をまるまる文章でメモしようとすると、時間もかかり、見た目の文字数の割に情報量が少なくなってしまいます。

文章を書く必要はないので、キーワードを抜き取ってメモする、イニシャルや記号、絵などを使ってもいいでしょう。

たとえば、人物名はイニシャルか、まるの中に頭文字を書いてもいいですよ。

イニシャルや記号は、自分だけがわかり、かつ書く時間を短縮することができます。

メモが取れれば応募書類作成が楽になる

メモの取り方を鍛えることによって、見聞きした情報を、応募書類作成時に役立てることができます。

転職活動は、業界、企業、職種などさまざまな情報を整理していく必要があるため、とても大切なスキルと言えます。

作成した応募書類は、そのまま提出するのではなく、転職エージェントの添削サービスなどを利用して精査しましょう。

より質の高いものに仕上がり、書類選考が通りやすくなります。