新聞配達というと、朝が早くて大変そう、お金にならなそうというイメージがあるかもしれません。

しかし単に新聞を配るだけでなく地域の重要な役割を担う仕事でもあります。今回は、新聞配達の仕事とメリット・デメリットなどについてお話していきます。

新聞配達の仕事とは?

新聞配達の仕事には、新聞を配達する他にも、折り込み作業や集金、営業なども行うことがあります。

新聞店によっては、配達のみ、営業のみなど、業務をわけて募集をしているところもあります。実際にどんな仕事をする可能性があるのか転職活動時には必ず確認しましょう。

夜中の2時ぐらいに起床・出勤して朝刊の準備と配達をし、昼ぐらいまでの自由時間をはさみ夕刊の準備と配達を行うという、1日2回の拘束時間に分かれるというのが一般的のようです。

新聞配達の仕事のメリットとは?

まずは新聞配達の仕事のメリットをお伝えしていきます。

比較的待遇が安定している仕事

以前より新聞購読は減ったものの、いまだ一定の需要はあり昇給や賞与を安定して支給しているという新聞店も多いです。

また、基本給の他、皆勤手当・精勤手当等の手当が出やすいというメリットもあります。

地域の人に感謝される仕事

朝早く起きる人にとっては早朝から有益な情報が手に入るため、新聞配達員が早朝に新聞を届けてくれるのは非常にありがたいことです。

また、高齢化社会が進み、高齢者の方が多い地域などでは、新聞配達員の方がパトロール的な役割を担うことも増えてきました。

地域社会に貢献でき、地域住民から感謝される仕事と言えます。

ニュースや情報に詳しくなる

誰よりも早く新聞の情報を手に入れることができますし、営業的な仕事もあることから新聞の内容をよく理解する必要があります。

そのため、ニュースや情報に詳しくなるので社会人として大きなメリットと言えるでしょう。

仕事終わりの時間を有意義に使える

朝夕と早い時間に終わる仕事のため、仕事終わりの時間を有意義に使うことができます。最初はサイクルに慣れるのに大変かもしれませんが、慣れてしまえば自由に時間を使えるため、メリットは大きいです。

将来独立も可能

新聞配達員として経験を積み、新聞店のオーナーになることも可能です。

各新聞店は各地に販売店を持っていることが多く、経験を積んで地元に帰って独立をさせてくれるというところも多いです。将来の夢があれば大きなモチベーションになることでしょう。

道を覚えることができる

配達ルートに慣れるまでは大変ですが、覚えてしまえば普段の生活にも使える道なのでメリットになります。

寮完備のところもある

寮と言っても、住み込みというわけではなく、普通のアパートやマンションを安く借りられるなどの寮制度が主流のようです。

寮完備の新聞店であれば家賃を抑えて暮らすことができるのはメリットです。

新聞配達の仕事のデメリットとは?

それでは、新聞配達の仕事のデメリットについてお話していきます。

将来的な需要が減る不安がある

社会の活字離れや、情報の取得方法の多様化の観点から、今すぐにではなくても将来的には不安な要素があります。

ただし、これだけのネット社会ですから逆に新聞の良さを見直そうという動きもあり、可能性も感じられます。

朝刊配達の早朝時間に慣れるまでが大変

特に朝刊の配達には準備を含めて夜中のうちから起きて働くことになります。普通の生活に慣れていると最初のうちはかなり大変かもしれません。

配達中の事故が危険

時間内に決まった件数を届けなければいけないため、かなり忙しく時間に追われることも多いです。

そのため、原付などでスピードを出してしまったり、逆に交通量の少ない時間帯だからこそ他の車がスピードを出しすぎていることもあって事故に合うなど、配達中の事故には気を付けたい仕事です。

勤務時間が変則的なので家族や友人とあわせにくい

朝夕の2回の拘束時間があるとは言え、トータルの実労働時間は労働基準法にのっとっていますから、他の職種と変わりはありません。

しかし、変則的な勤務時間のため、家族や友人などとプライベートを合わせることはなかなか難しいかもしれません。

休みが少ない

朝刊から夕刊までの空き時間は長めですが、1日通しての休みは少なめです。

もちろん週1日以上の休みは確保されますが、休刊日でもない限りは連続した休暇は取りにくいかもしれません。

それぞれの新聞店によって休暇の取りやすさは違いますから、転職活動時には確認しておきましょう。

お金払いの悪い顧客からの集金が大変

新聞配達の中には集金業も含まれますから、その集金に苦労するというケースもあります。

特に居留守を使われるなどして、なかなか集金できない、横柄な態度を取られるなどもあります。

ただし、その分集金の歩合がつくこともあります。頑張った分の評価制度はあるのか、事前に確認しておきましょう。

どんな人が向いている?

新聞配達の仕事に向いている人はどんな人なのでしょうか。

真面目に一生懸命働ける人

どんな仕事でもそうなのですが、特に新聞配達の場合は配達が遅れると顧客の信頼に関わる仕事です。

遅刻をしない、時間内に配達地域を回ろうと一生懸命取り組むなど、当たり前のことができる人が求められます。時間にルーズだったり、適当にやるような人にはできない仕事です。

政治・経済などニュースに興味を持てる人

新聞販売店のオーナーなどと話をすると、政治や経済に非常に詳しい人が多いと気づきます。一般企業の営業職などよりよっぽど詳しい人も多いです。

やはり新聞の役割や重要性を理解しているため自然と興味を持ち、詳しくなるのかもしれません。

もともと政治・経済などのニュースに興味を持てる人はそういう意味でも楽しい仕事かもしれません。

地域に貢献したいと思う人

前述したように、高齢者の多い地域などでは高齢者の健康状態の確認など監視の目となることができる新聞配達の仕事です。

地元に帰って地域に貢献したいと考えるような人は、大きな社会貢献ができますから是非チャレンジしてみてください。

求人サイトに登録すると多数の求人に出会える

新聞配達の仕事に転職したいと思ったら、ハローワークや求人誌などで仕事を探す他、求人サイトに登録されることをお勧めします。

求人サイトには、新聞配達の仕事も多数掲載されています。比較的高収入で待遇の良い新聞配達の求人もありますから是非登録してみてください。

新聞配達で社会貢献をしよう

いかがでしたか?今回は、新聞配達の仕事をピックアップしてお話してきました。

時間が変則的であったり他のお仕事と異なる点も多いですが、頑張れば手当がついて給料アップにつながったり、社会貢献もできる仕事です。是非参考にしてみてください。