農業人口の減少が問題視される中、近年は若い人たちの中でも農業に再注目し日本の農業を活性化させようという動きがでてきています。

転職先としての人気も高まっており、農業からは目が離せません。

そこで今回は、農業への転職を考える人が知っておきたい、転職をするための方法や仕事のメリット・デメリットをご紹介していきます。

農業への転職を果たすには


農業に転職するにはゼロから畑を作るしかないの?

と疑問に思う方もいると思いますが、農業に携わるには様々な働き方や転職方法があります。

一般企業などで増えた農業への取り組み

近年は農地法の改正などによって一般企業が自由に農業に参入できる仕組みができています。

メディアなどでも全くの異業界から農業へ参入した企業の紹介がされているのを目にすることがあります。

この傾向は大企業などを中心にして増加傾向にありますから、そこに着目して農業への興味を企業で活かすということも一つの方法です。

脱サラして農業も始める人も

都会のオフィスでの仕事に疲れ、自然の豊かな場所で農業を始めたいと感じる人も多いようで脱サラして農家へ転職することも珍しくありません。

具体的に何をすれば良いのか、どんな知識を身につけるべきなのかという段階の人は、農林水産省のHPなどを見るだけでも様々な講演や取り組みがあるので参考にしてみてください。

また、農業を仕事にするための様々なイベントや勉強会が各地で行われています。

ネットなどで調べることができますので興味がある方は積極的に参加してみると良いでしょう。

農家の求人も意外とある


一定期間収入がないことに不安が大きいという人は、個人農家や農業法人などに雇われて給料をもらいながら働くという方法があります。

農家というと家族が受け継いでというイメージが大きいかもしれませんが、子供が都会に出てしまったり若い人から農家が敬遠されてしまったりと、働き手を求めている農家は非常に多くあります。

意外と普通に求人がでていますので探してみると良いでしょう。

転職エージェントなどに登録すれば、より多くの求人の中から希望に合った場所や条件の求人が見つかりやすいです。

登録は無料ですから是非活用してみてください。

農業の仕事のメリットとは?

近年農業の必要性が高まっていますが、農業の仕事はどんなところが魅力なのでしょうか。

農業人口の減少を食い止めるために国から支援が受けられる

農業人口の減少を食い止めたり、自然災害に合ったときの生活の安定などを支援するために国から補助金や支援を受けることができます。

これは農業にしかない他の職業と違う大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

ただ支援を待つ受け身の姿勢ではなく、どんな制度があるのか、条件はあるのかなど、いざというときに役に立つ知識を身につけておくことが大切です。

都会の生活や煩わしい人間関係から解放される

転職の理由として常に上位に挙げられるのは、職場での人間関係です。

転職を繰り返したところでどこに行ってもその悩みは尽きず、人と接することに嫌気を感じてしまう現代人は多いです。

農業は基本的に農作物を相手にする仕事ですから人の顔色をうかがったり、派閥闘争に巻き込まれたりと煩わしい人間関係からは解放されると言えます。

精神的ストレスでうつ病などになってしまった場合でも、自然と触れ合い感謝の気持ちを持つ農業に転職したことで、元気を取り戻し生き生きと自分らしい生活を送っている人もいます。

学歴や資格は必要ないため努力次第で成果につながる


農業になるのに学歴や資格は必要ありません。

職場で学歴コンプレックスを感じたり、資格がないことで専門的な仕事を行えないということもなく、努力次第で成功することは十分に可能です。

社会に出ると頑張りがなかなか評価されず辛いと感じる人もいますが、農作物相手であれば他者評価を気にしすぎるということも減るのではないでしょうか。

うまくいけばかなりの高収入に

毎月の給料がもらえるサラリーマンに比べると安定性は低いですが、うまくいけば年収ベースでサラリーマンを大きく上回ることは十分可能です。

販路をうまく広げていったり、特産品を活かした名物となるような商品を開発したりと、農作物を育てること以外にも収入に結びつく方法は様々で将来的な可能性は大きいです。

社会への貢献度が高い

日本は食料自給率が低いことが問題視されていますし、食の安全性を求める消費者からのニーズは高いです。

農業をやることで社会に貢献できると言っても過言ではありません。

また、食への興味やヘルシー志向などから美味しくて栄養価も高い国産の農作物が果たす役割は非常に重要です。

農業を通して社会に貢献することは大きなやりがいになることでしょう。

農業の仕事のデメリットとは?


農業は大変な仕事だと聞くことが多いですが、どんなデメリットや苦労があるのでしょうか。

自然相手でどうにもならないこともある

台風や大雨の影響で農作物に大きな影響がでることは覚悟しなければなりません。

自然の猛威は人間の力ではどうすることもできず、不作の年には収入にも悪影響を及ぼすことでしょう。

また、丹念に育て上げた農作物を失う精神的負担も大きいです。

盗難被害に合うことも

基本的に外の田んぼや畑で農作物を育てるため自然災害だけでなく、農作物の盗難や悪質なイタズラに合うこともあります。

防犯カメラを設置したり近隣農家と協力して見回りを行うなどの対策が必要です。

体力的にも肉体的にも大変

様々な移動手段があって快適な環境で仕事をする現代人にとって体力的な大変さは見逃せない要素です。

作物によって作業姿勢は違いますが、中腰だったり重い物を運んだりと足腰に負担のかかる作業が多くなることでしょう。

また、夏場は炎天下での作業、冬場は極寒の中での作業など環境は過酷であることも覚悟が必要です。

体力に自信がない、体が弱く体調を崩しがちだという方には向いていないかもしれません。

今後の農業に求められること

今後の農業に求められていることをまとめました。これまでの農業の良さと時代のニーズや傾向を合わせていくことがポイントです。

質の高い農作物を世界に販売することで日本の良さを


スーパーで食材の買い物をするときに国産を選ぶという方は多いのではないでしょうか?

また、海外などでも日本食の人気や健康志向などから日本の農産物は注目を浴びています。

今後海外への輸出は農業発展のための一つのポイントになるでしょう。

ただ質が高く関税などの問題からも高級なため、リピーターが増えない、安い現地の農作物に負けてしまうなどの問題点があります。

国の外交的手腕も問われてしまう問題にもなってしまいますが、農業従事者全体で一致団結して海外へ日本の農作物のアピールに向けて進むことが必要なのではないでしょうか。

ネットや宅配など広がる流通の多様化を利用できるか

ネットの普及が進み、夫婦共働きや高齢化などの影響から宅配などの流通など、農作物の流通は多様化しています。

農作物を上手に育てるだけでなく、常にアンテナを張り、流通や販路などにも目を向けていくことが必要になってきます。

注目の農家への転職を成功させるために参考にしてみてください!