消費者金融はCM効果などの効果もあり、クリーンなイメージもつくようになりました。その印象は格段にアップしたようにも見受けられます。

しかし、働く人にとってはやはり大変なことも多い仕事で、辞めたいと感じている人は少なくないようです。

そこで今回は、消費者金融の仕事の大変な点と消費者金融からの転職に悩みを抱えている人に覚えておいて欲しいことをご紹介していきます。

消費者金融の仕事はどんなことが大変?

消費者金融の仕事は大変だと聞きますが、具体的にはどんなことが考えらえるのでしょうか。

顧客への督促がやっぱり大変

会社や団体への融資と異なり、経済力に不安定さがある個人相手にお金を貸すための会社ですから、やはりその仕事は個人顧客への返済を督促することが多くなります。

一度の電話連絡で支払いをしてくれる場合はまだ良いのですが、連絡がなかなかつかないということも日常茶飯事です。

連絡が取れなくなった場合には行方を調査したり、最終的には弁護士に依頼をして督促をする作業を進めていくことになります。

最近は大手消費者金融であっても保証人が不要で即日お金が借りられるというサービスもあることから、気軽に借りてしまい返せなくなるというケースも多いです。

やはり消費者金融からお金を借りる人は仕事が安定していなかったり、計画的な返済をできないという人が多いということは事実です。

仕事が安定して計画性も高いという人は、恐らくお金を借りるにしても銀行から融資を受けることができますし、家族などに無利子で借りるという選択をするでしょう。

顧客には若い人やお金に対して無頓着な人も多いため、その督促もやはり大変なことなようです。

ノルマがあることもある

消費者金融での仕事では、電話での営業活動もあります。

返済がしっかりと行われているような優良な顧客に対して新規の融資の営業をするのです。

この新規融資の件数に対してのノルマがある場合もありますし、前述した返済業務のノルマがあることもあります。

督促の難しさを抱えながら、そのノルマとの板挟みに合って悩む人も多いです。

返さない客への督促をする一方で、新規の融資の営業を続けていくうちに、この仕事に無意味さを覚えることもあります。

借金の返済やお金を借りてもらうということが成果になってしまうため、なかなかモチベーションにはつながりにくい仕事のようです。

実際の求人内容と異なることも多くブラック企業も

消費者金融の求人は、基本的に未経験であっても採用されやすく、土日も休みで働きやすいということを謳い文句にしていることが多いです。

しかし実際には土日に休日出勤をしてティッシュ配りをさせられることもあったり、求人内容とは異なることもあります。

消費者金融は消費者にとっても、働く人にとってもブラックな側面があるということはいまだに事実なのかもしれません。

ただ近年は、法改正や世間の目が厳しくなってきたこともあり、随分その環境が変わったと言われます。

特に大手消費者金融は母体がメガバンクの場合もあり、企業の安定性や給与や福利厚生の良さが期待できるようです。

下手なブラック企業に勤めるよりも良いと言う人もいます。

消費者金融からの転職で覚えておいて欲しいこと

消費者金融での仕事が辛くて辞めたいと感じている人は早めに転職をするべきです。

辛い状態で我慢が続くと体調を崩したり、ひどい場合にはうつ病などの病気に発展してしまうこともあるからです。

しかし消費者金融からの転職を躊躇してしまう人もいるようですから、覚えておいて欲しいことをお話していきます。

希望の転職先によっては消費者金融に良いイメージがない場合も

消費者金融で働いていると次の転職が難しいという話を聞いたことがありませんか?

確かに以前は消費者金融に対する悪いイメージが強く、前職が消費者金融勤務の場合には書類審査で落とすのが暗黙のルールになっている会社もあったようです。

現在はどうかと言うと、経営者や採用担当の考え方次第です。度重なる不景気を生き残ってきた会社の経営者は柔軟な考えをする人も多く、よほど保守的な考え方をしている人でなければ影響は少ないようです。

ただ、経営者の目に留まる前に、保守的な考え方をしている採用担当に落とされるということは考えられます。

気にしても始まらないから自分を磨く努力を

消費者金融で働いている人が転職を考えるとき、前職が消費者金融であることを理由に不採用になったらどうしようと思う人がいます。

しかし前述したように、そればかりは採用者の考え方次第ですし、あからさまにそれを理由に断られでもしない限りは、訴えることもできないので、考えても仕方のないことなのです。

それを気にして萎縮してしまっては自分自身の魅力が最大限にアピールできず、それこそ前職が何かは関係なく不採用になってしまいます。

気にする時間があるのであれば自分を磨く努力をしましょう。

自分の転職での希望や強みを整理して、どのようにアピールしていくのかを考えていく、必要な資格があればチャレンジするなどの努力をした方が、よっぽど建設的というものです。

身近な仕事でも督促業がある場合がある

実は、消費者金融で督促業務を行っていたということは有利に働くことがあります。

経理や営業などのよく知られる仕事でも料金の回収や督促業務があり、一般的には敬遠されたり苦労する人が多い業務のため、その業務の経験者であれば優遇されることも考えられるからです。

例えば総合病院の経理課などでは、診療報酬の支払が滞っている患者に対して督促をすることもあります。

他にもウエディングプランナーが、結婚式の料金の支払いをせずに連絡が取れなくなってしまい、新郎新婦の行方を探したり、その家族に連絡をして支払いを促すこともあります。

基本的には物やサービスが動くときには金銭の授受が発生し、その返済業務があるということに着目すると、意外と消費者金融での仕事が役に立つことがあります。

転職エージェントを活用して転職を有利にすすめよう

転職をするには転職エージェントを利用することがおすすめです。

非公開求人を含む求人件数が非常に多く、希望の条件に合った求人を見つけやすいからです。

また、転職エージェントに在籍しているキャリアコンサルタントは転職支援のプロです。

自分の能力や適性を活かせる仕事にはどんなものがあるのか、転職活動中に気を付けたいことはあるのかなど、転職に関しての困りごとや悩みを相談してみると良いでしょう。

転職活動の成功に一役買ってくれるはずです。

最後に

いかがでしたか?今回は、消費者金融の仕事の大変さと、消費者金融からの転職を考えている人にぜひ覚えておいて欲しいことをご紹介しました。

今の仕事が辛いと感じているのであれば、転職のサインかもしれません。ぜひ転職を成功させて充実した毎日を手に入れてください。