プライベートで嫌なことがあった翌日は、仕事に身が入らない…

そんな経験をした人もいるのではないでしょうか?

仕事に集中になければいけないと分かっていても、どうしても感情を持ち込んでしまうということもあるでしょう。

また、プライベートの感情を持ち込む人に対して、ストレスを感じてしまう人もいると思います。

しかし、プライベートな感情を仕事に持ち込むことはデメリットがあります。

仕事への悪影響として、どんなことが考えられるのでしょうか?

プライベートな感情を仕事に持ち込むことのデメリット

仕事に集中できずミスにつながりやすくなる

プライベートなことが気になってしまうと、仕事に集中できなくなり、ミスにつながることがあります。

ミスをすると自己嫌悪に陥ったり、修正のために時間が取られたりと全く良いことはありません。

仕事への集中力を阻害するということは大きなデメリットです。

公私混同する人として周囲の信頼が得られにくくなる

プライベートで嫌なことがあると、明らかに朝から機嫌が悪かったり、周囲に当たり気味になってしまう人がいます。

このような人は、周りから呆れられていますし、仕事とプライベートを分けることができない公私混同タイプだとして信頼を得られなくなってしまいます。

特に上の立場の人がこのタイプだと、部下や後輩はついていきたいと思わなくなり、リーダーとしての評価が下がってしまいます。

仕事効率が下がるため残業になりプライベートに集中できなくなる

プライベートな感情を仕事に持ち込むことで、周り回ってプライベートに悪影響を及ぼしてしまうことがあります。

集中力の低下に伴い仕事効率も下がり、結果的に残業になってしまうことになってしまいます。

本来気になっていたはずのプライベートに時間を割くことができなくなってしまいます。

プライベートな感情を仕事に持ち込めば持ち込むほど、プライベートもうまくいかなくなるなんて、本末転倒です。

プライベートな感情を仕事に持ち込まないためにするための6つのコツ

プライベートな感情を仕事に持ち込まないようにするには、ちょっとしたコツや考え方の転換が必要です。

どんな工夫が効果的なのでしょうか?

プライベートを仕事に持ち込まないよう、すぐに実践できる6つのコツをご紹介します。

携帯電話を目の届くところに置いておかないこと

いつもデスクの上に、携帯電話を置いておく習慣がある方は要注意です。

携帯電話の存在がプライベートをちらつかせ、気になって仕方がなくなります。

携帯電話をバッグに入れておく癖をつけておきましょう。

どうしても気になってバッグの中を頻繁に見てしまうという方は、携帯の電源をオフにしておくと良いでしょう。

緊急時や家族からの連絡など何かあったときのために、会社の電話番号を親しい人には伝えておくようにすれば問題はありません。

仕事スイッチが入るような戦闘服を用意しておく

プライベートと仕事との気持ちを切り替えるため、仕事着に工夫してみることも効果的です。

パリッとしたシャツやジャケットなど、自分が仕事モードになれるような、仕事用の戦闘服を用意しておくと良いでしょう。

仕事もプライベートも同じような服を着ているという人は、オンとオフの切り替えがしにくいかもしれません。

プライベートから仕事への急激な変化ではなくワンクッション置いてみる

ついさっきまで恋人と一緒にいたのに、いきなり仕事モードになれないという場合もあるでしょう。

確かにプライベートと仕事とは、真逆の位置関係にありますから、そのギャップを埋めるのは大変なことかもしれません。

そんなときは、出勤前に一人でどこかに立ち寄ってみるというのも良い方法です。

それはプライベートな時間でありながらも、公の場所で一人で行動するという、ほんの少しだけ神経を使う行為でもあるのです。

つまり、急激な変化の前に中間点を設けることで、徐々に仕事モードへ切り替えることができるということです。

例えば、コーヒーショップや喫茶店などは、モーニングのメニューがあるので、朝早くからやっているところも多いです。

コーヒーを飲みながら頭をすっきりとさせて、今日の仕事の大まかな予定を立ててみてはいかがでしょうか?

オンとオフの切り替えがしっかりできるようにしておく

プライベートな感情を仕事に持ち込んでしまう人は、逆に仕事の悩みなどもプライベートに持ち込んでしまうような、オンとオフの切り替えが下手な人が多いです。

仕事とプライベートの境界線があいまいなため、仕事中でも恋人や家族のことなどが気になったりしてしまうのです。

普段からオンオフの切り替えがしっかりできるように、休みの日は仕事のことを忘れ、思い切って休むことも大切です。

十分にリフレッシュできることでエネルギーが充電でき、仕事に集中できるようになります。

仕事の集中力を高めるためにデスクには一つの仕事だけ出す

プライベートな感情を出さず、仕事に集中するためには仕事のやり方に工夫をすることも必要です。

デスクの上が散乱していたり、やるべき仕事の書類をいくつも置いてある状態だと

「あれもこれもやらなくては」

と気持ちばかりが焦り、結局集中が乱れてついついプライベートなことを思い出してしまうものです。

まずはデスクの上をスッキリ綺麗に整理整頓することと、仕事は一つだけに集中し、終わるまでは他の仕事は引き出しにしまっておくようにしましょう。

一つ一つ仕事を終わらせていくことで集中力が高まり、いつのまにかプライベートな感情を忘れているはずです。

仕事の対価として給料をもらっていることを思い出す

仕事中にプライベートなことを考えてしまったとき、思い出してほしいのは、仕事で給料をもらっているのは、成果に対しての対価だということです。

単に職場に出勤しただけでは、成果を出しているとは言えません。

これを常に思い出すようにすれば、仕事中にプライベートな感情を持っている暇はないということが理解できるはずです。

職場恋愛でオンオフがつけられないのであれば異動や転職も必要

プライベートな感情を仕事に持ち込んでしまう理由として、職場恋愛をしているということも考えられます。

職場恋愛自体は悪いことではないのですが、職場でも恋人の存在を認識するため、どうしてもプライベートと仕事が混同しがちになってしまいます。

職場恋愛ができるのは、プライベートな感情を仕事に持ち込まないという、管理能力が高い人だけです。

そうでなければ、恋愛も失敗し社内での評判を下げてしまうことにもつながりかねません。

もし、自分が職場恋愛をすることによって、プライベートな感情を仕事に持ち込みやすくなってしまっているのであれば、部署異動を申し出るのもいいでしょう。

転職して恋人とは別々の会社で働くというのも、仕事にプライベートを持ち込まない一つの手段です。

プライベートを大切にできる職場への転職も

プライベートな感情を仕事に持ち込みやすいという人は、別の言い方をすると、プライベートなことを大切にしたい、ワークライフバランスを重視する働き方が向いている人とも言えます。

最近は企業としてもワークライフバランスを取りやすいような、様々な働き方を設けているところも多く、そういった条件に着目して転職活動をしてみるのも良いでしょう。

転職エージェントに登録すれば、様々な働き方ができる条件の良い求人がたくさんあり、転職支援のプロから応募書類の添削や面接のアドバイスなども受けることができます。

ぜひ活用して、プライベートを大切にできる職場への転職を成功させてください。

仕事もプライベートも充実させよう

今回は、仕事にプライベートな感情を持ち込むことのデメリットと、プライベートな感情を持ち込まないためのコツについてご紹介しました。

プライベートがうまく行ってないときなど、つい仕事に持ちこんでしまうこともあるかもしれません。

ちょっとした工夫で気にならなくなることもあるので、ぜひ参考にしてみてください。