今の仕事をしながら転職活動するなら問題ありませんが、退職してから活動を始める場合に問題になるのが、いかにして生活を保つかです。

転職活動は、交通費や宿泊費、スーツや靴の購入費用など何かとお金がかかります。

さらに無収入ともなれば家賃や光熱費、食費に保険と、生きるための支払いができず困ることも。

無事に転職して安定した収入を得るためにはどのように工夫すればいいのでしょうか。

今回は、転職活動中を生き抜くために、収入維持の方法や生活スタイルなどをまとめて紹介します。

退職金と貯金で失業手当受給までをつなぐ

失業中のセーフティーネットといえばハローワークから受けられる失業手当ですが、自己都合退職の場合は受給開始までに数か月かかります。

受給開始までを乗り切るために、退職金と預貯金で食いつなぐのは一つです。

退職前に、退職金がいくらなのか、失業中に貯金がいくらあれば安心なのかしっかりと計算したうえでこの方法を選択しましょう。

ただし、リスクもある方法です。

理由は、内定がもらえる時期に確証がないから。

退職金も貯金もいつか底をつきますから、そうなる前にどう生活を保つのかまで考えておくようにしましょう。

重くのしかかる家賃には住居確保給付金を検討

転職活動中にかかるもっとも厄介な出費としては家賃があります。

「住居確保給付金」とは、家賃が払えないと住む場所に困ってしまうため、厚生労働省管轄のもと、自治体が窓口となっておこなっている公的な家賃補助制度。

事業主都合による退職だけでなく、自己都合退職でも対象になりますが、ハローワークへの求職の申し込みを前提として、本人以外の同居親族の収入や預貯金等の額など、さまざまな要件があります。

要件をすべて満たした人だけ受給資格がありますが、検討してみるといいでしょう。

原則3ヶ月の補助なので一時的ではありますが、転職活動中の家賃補助は非常に助かります。

申し込みや詳細確認は、市役所の福祉課などでおこなっていますよ。

このほかにも、公的な貸付などもおこなわれていますので相談してみるといいでしょう。

国民年金や健康保険の免除、減免を申請する

国民年金は収入に関わらず毎月16,490円(平成29年度)を納付することになり、住民税や国民健康保険料は、退職後の場合は前年の所得をベースとして計算されるため、退職後しばらくしてから多額の金額を払わなくてはなりません。

これらの支出は失業中の人にとってはかなり痛手。

しかし、滞納は国民の義務としてだけでなく、自分自身にとってもデメリットしかありませんから、免除、減免ができるかを検討しましょう。

失業中で納付が著しく困難など、一定の条件を満たす場合、免除や減免ができるケースがあります。

要件はそれぞれ世帯状況や市区町村などによって異なりますので、問い合わせしてみるといいでしょう。出費を適切に抑えることも大切ですよ。

短期、単発のアルバイトをする

一時的な収入を得るならやはりアルバイトは有効です。

失業手当の受給中や給付制限期間中には、アルバイトをしてはいけないと思っている人も多いですが、アルバイトをしていけないわけではありません。

フルタイムのアルバイトなど「就職」とみなされるアルバイトは失業手当の受給要件を満たさなくなるためNGですが、継続雇用ではない短期や単発のアルバイトならOKです。

ただし、アルバイト収入が多いと失業手当との調整が入り、「アルバイトをしなくても良かった!」なんてことにもなりますから注意も必要です。

いずれにしてもアルバイトをする場合はハローワークに報告が必要になるため、どの程度のアルバイトなら大丈夫か相談してみましょう。

アルバイトをハローワークに隠していると、多額のお金を払わないといけなくなりますし、必ずばれますので正直に報告することが大切です。

クラウドソーシングなら時間を決めず収入が得られる

アルバイトは原則時間給なので、その時間は拘束されることになり、転職活動に影響を与えます。

夜中のアルバイトをするのも一つですが、睡眠不足や疲れによって面接でいい結果がだせない可能性もあるでしょう。

おすすめなのは、最近増えたクラウドソーシングでの仕事。

Webデザインなど単価が高い仕事の発注が受けられるほか、初心者でもできる記事作成の仕事なども多くあります。

時間的な制約がほとんどなく、隙間時間を使って収入を得られるのが何よりの利点。

アルバイトのような面接、通勤の手間がないですし、転職後に副業として続けることもできます。

実家を頼るのは一つ

在籍しながらの転職活動ではなく、退職を優先させる事情があったなら、実家を頼るのは一つです。

実家を頼るのは心苦しいと思うかもしれませんが、生活に困窮して辛い思いをされるより、頼ってもらった方が親も安心というもの。

転職したらきちんと恩返しすることを目標に、一時的に実家に戻ってもいいでしょう。

住むところがあるのは何よりの安心材料。

転職活動中に余計な不安を抱えることなく過ごせますから、精神的な安定というメリットがあります。

早めの内定を目指すなら転職エージェントを利用

ここまでご紹介した収入維持や生活スタイルは、あくまでも一時しのぎ的な側面が大きいため、ずっと頼ることはできません。

生活面での焦りを感じずに転職活動をおこないたいなら、やはり在籍中の転職活動を目指すのが一番です。

ただし、長時間労働や人間関係などによる心身の不調など、やむを得ない事情で退職を優先させることはありますよね。

その場合は気持ちを切り替えて、積極的に転職活動をおこないましょう。

生活に困窮する前に転職できるよう、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

プロのサポートを受けられることで内定確率がアップだけでなく、転職活動時間の短縮にもつながります。

例えば、転職エージェントを利用すると、紹介によって応募するため、自分で求人検索をする時間が省けます。

他にも、面接の日程調整や給与交渉を代わりにおこなってくれる、サクサクと応募書類作成ができるツールが利用できるなど、活動が効率的におこなえるでしょう。

無料で利用できるため収入がない人でも安心できるのが何より嬉しいですね。