劣悪な労働環境の仕事として必ず挙げられる飲食業界ですが、仕事内容だけを見てみると、決してつまらない仕事ではありませんし、「本当はやってみたい。」という人も多い仕事です。

しかし昨今、飲食業界の労働環境の悪さが社会問題になってから、せっかくの興味が失われたという人も大勢います。

特に生活に直結する正社員で働く場合にはその労働環境の悪さは重大な問題になります。

もし「飲食業界への転職に興味があるけれど労働環境の悪さが気になる…。」というのであれば、労働環境の良い飲食店の求人に目を向けてみてください。

最近は「飲食業界=ブラック」というイメージを払拭しようと、スタッフの労働環境を整えることに熱心な経営者も増えてきていて、安心して正社員として働ける飲食店もあります。

そこで今回は、労働環境の良い飲食店の正社員求人を見分ける方法をご紹介していきます。

スタッフの稼働人数を確認する

実際に稼働しているスタッフの人数を把握することで、お店の規模、座席数や営業時間を考えて適正な人員配置が可能かどうかということが見えてきます。

当然稼働人数が少なければ一人当たりの負担は大きくなりますし、休みも取りにくい、反対に急な休みが出れば他のスタッフが対応しなくてはならなくなるなど自転車操業のようになってしまいます。

かなり余裕がある稼働人数であれば、経営も安定していますしスタッフの労働環境に配慮した配置が可能になります。

飲食店であってもきちんと休みが取れる環境になるでしょう。

確認方法としては面接の質問タイムで聞く、転職エージェントに聞いてもらうなどがあります。

店長の仕事内容も聞いてみる

飲食店の面接では店長の仕事内容についても聞いてみることをおすすめします。

基本的に店長は現場スタッフと同じように働くのではなく、お店全体の営業がスムーズに行くように指示を出したり管理をするのが仕事です。

店長の仕事内容を確認したときにこういった話が中心に出れば良いのですが、現場に出ることも多いといった話が出ると少し注意が必要です。

店長が店長の仕事に専念できているかどうかで、そのお店のレベルや正社員が担う負担度合いについても知ることができるからです。

店長でさえ現場に出なくてはならないということは、ホールや調理場のスタッフが不足している、もしくは主に学生アルバイトなどで構成されていて急な休みが出やすいなどが考えられます。

さらに店長が管理に専念できないため、スタッフの労務管理もおろそかになりがちで悪循環です。

そのような職場で正社員として働くということは様々な負担が予想され、いわゆる休む間もない働き方を強いられる可能性があるでしょう。

社員の割合が多いお店が働きやすい

飲食店と聞くとアルバイトが多いという印象を持つかもしれませんが、アルバイトの割合が著しく高いお店はリスクが高いです。

正社員のような固定費が発生しないアルバイトは人件費の節約のためには有効ですが、その分、少数派である正社員の負担は相当なものになります。

特に学生アルバイトは社会人意識も薄く急に欠勤したりする人もいるので、そのたびに正社員が穴埋めに入らざるを得ないことがあります。

店長と副店長ぐらいしか正社員がいないようなお店では激務は覚悟が必要です。

多くはありませんが、アルバイトよりも正社員の割合が多い優良な飲食店もありますので、そういったお店を見つけたら積極的に応募していきましょう。

スタッフの教育が行き届いていて質が高いかどうか

飲食店の場合は応募前に実際にお店を利用し、スタッフの対応やお店の雰囲気を確かめることができるのが大きなメリットです。

特にスタッフの質に関しては、自分が実際に働くという点にも関係していきます。

スタッフの教育が行き届いていないと何が起きるのかというと、まずクレームの対象になります。

これには直接的なクレームだけでなく、店の悪い評判につながることも含みます。

それがお店の評価を下げ、経営不振に陥り、働く従業員たちの給与・賞与あるいは働く場所にまで影響を及ぼすことになります。

次に、スタッフの教育が行き届いていない環境で働くと、転職した直後で知りたいことや困ったことがあってもろくに教えてもらうことすらできません。

なぜなら質問を受けたスタッフ自身もその質問に対し答えられるような知識もスキルもないからです。

転職してから教えてもらうことができずに苦労するということになります。

質の低いスタッフたちの中でモチベーションを高く保ち働いていくことは難しいことです。

一緒に働くスタッフたちがどんなレベルなのかは飲食店に限らず、どの業界における企業選びでも重要なことなのです。

募集要項で意識したいポイント

応募前に募集要項を隅々まで確認するのは基本的なことですが、飲食業界は長時間労働と休日の少なさが働く上でネックになりやすいので、営業時間帯と休日数に注目してみましょう。

以前は週に1日休みが取れれば良い方という飲食店も多かったですが、最近は週2日は確実に休みが取れる飲食店も増えてきています。

特に「完全週休二日制」はかなり狙い目です。

「1ヶ月のうちに1週以上は、2日の休みがある」という週休二日制に比べて、完全週休二日制は「毎週2日必ず休みがある」ということなので、連続勤務で体がヘトヘトということを防げます。

また、営業時間帯はできるだけ一部に集約されている方が良いでしょう。

特にランチ・深夜営業なしのお店は働く時間帯が決まっているため、生活が不規則になりにくく働きやすいです。

これらの求人は決して多くはありませんが、最近はこういった好条件の飲食店も増えてきていますので諦めずに探していきましょう。

労働環境の良い飲食店求人を探すなら転職エージェントを利用しよう

今回ご紹介した点を満たしている飲食店であれば、正社員として満足のいく働き方をすることは可能です。

ただ、こういった好条件の飲食店は、手軽に求人掲載がしやすいハローワークや求人誌等では見つけにくく、大手転職エージェントなどに掲載されていることが多くなります。

社員の労働環境改善に取り組む優良飲食店は人材に対しての意識が高いため、お金を払ってでも転職エージェント経由で応募してくる信頼できる人を採用したいと考えるからです。

転職エージェントを利用することで優良飲食店の正社員求人が見つけやすくなりますし、実際に応募の際にも転職サポートを受けることができます。

転職希望者はすべてのサービスを無料で利用できる点も大きなメリットです。

最後に

いかがでしたか?今回は、労働環境の良い飲食店の正社員求人を見分ける方法をご紹介しました。

労働環境が整った飲食店であれば、長くやりがいを感じながら働き続けることは十分にできます。

飲食業界そのものを転職先として除外してしまうのではなく、労働環境の良い飲食店に絞って探していくという方法で、ぜひ転職を成功させてください。