夏場の転職面接で注意したいのは「臭い」。

汗をかきやすい季節なので、汗臭、体臭など、ほかの季節にはない臭いが発生しがちです。

転職面接がおこなわれる場所は狭い個室であることも多いため、臭い対策をしておかないと、室内に臭いが充満して面接官に不快感を与えてしまうことも。

「体質だから仕方がない。」と言わず、対策しておきましょう。

なぜなら、臭いに気をつけることは「相手の立場に立って気をつかう」ということだからです。

相手の立場に立てるかどうかはビジネスでも問われる資質。

転職面接でもマナー違反とされる臭いがありますから、ぜひ気をつけるようにしましょう。

今回は、夏の転職面接で気をつけたい臭いと対策のポイントを紹介します。

夏の面接はどんな臭いに気をつけるべき?

臭いと言ってもさまざまですが、特に転職面接で気をつけたい臭いについて紹介していきます。

体質によるものというより、心がけ一つで改善できる臭いもありますよ。

煙草の臭いはマナー違反とされる

喫煙者の方がもっとも気をつけたいのは煙草の臭いです。

緊張の面接前にはリラックスするため一服したいところかもしれませんが、煙草の臭いは人によってかなり敬遠されます。

面接がおこなわれる個室に入ると、高い確率で煙草を吸ってきたことばバレてしまうので、少なくとも面接前に喫煙するのは避けましょう。

仕事用のスーツで面接に臨む場合、すでにスーツに煙草の臭いが染みついていることもあります。

面接前にスーツの臭いケアも忘れずにおこなうことが大切でしょう。

成人なら自由である喫煙も、近年のビジネスの場ではマナー違反とされるケースが増えてきています。

喫煙者を採用しないことを明確に宣言している企業もでてきていますから、慎重になりましょう。

香水もNG。面接はお出かけではない

いい香りがふわっと漂うのは素敵でお洒落かもしれませんが、面接の場には不適切です。

香水は人によって好みが大きく異なりますし、そもそもビジネスの場ではつけないことが当たり前だと思う人もいます。

遊びにでも行くかのような印象を与えることもありますから、面接時に香水をつけるのは控えるのが正解です。

汗の臭いだけではなく制汗スプレーの臭いも

面接会場までの移動時にどうしても汗をかいてしまうことはありますが、汗の臭い対策も必要です。

体質的に汗をかきやすい人もいるでしょうが、ケアするという意識が大切なのです。

汗かきの人に多いのは、やたらと制汗スプレーをかけてしまい、スプレーの臭いがきつくなってしまうケースです。

面接直前にかけないで済むように早めに会場に到着するようにする、服や汗元以外にかかってしまうスプレーではなく、制汗シートを利用するようにするなど、必要以上に制汗スプレーの臭いをまき散らさないようにしましょう。

汗臭でなければいいというものではなく、スプレーの臭いそのものも不快に感じる人もいるのです。

夏の臭い対策のポイント

夏の転職面接を乗り切るため、臭い対策にどんなことを意識すればいいのでしょうか。

転職活動だけでなく、転職したあとにも使えるポイントをぜひ押さえておきましょう。

臭いを香りでごまかそうとせず消臭を心がける

汗対策の基本は消臭です。

汗臭が気になるからと、根本的な対策をせず、香水や香りつき柔軟剤を多用して汗の臭いを上から隠すのはNGです。

前述したように、制汗スプレーを大量にかけたり、臭いを消そうとごしごしこすったりするのも逆効果。

それよりも、インナーの替えを持ち歩く、洗濯はこまめにおこなうなどして清潔に保つ方が大切です。

もともと体臭が気になる人は、野菜を多くとるなどして食生活に気を配ると改善されることもありますよ。

規則正しく健康でいることこそが、臭い対策の根本に働きかけてくれます。

汗は気にし過ぎると余計にかく

汗にも種類があり、暑くて汗をかくなど体温調整の意味をもつ「温熱性発汗」と、緊張や興奮などでかく「精神性発汗」などがあります。

緊張による発汗の場合、気にすれば気にするほどさらに汗をかいてしまうことがあります。

汗かきの人が周りから汗をかいていることを指摘されると、汗が止まらなくなり、さらに気にしてしまうという循環に。

難しいことかもしれませんが、気持ちを楽に、汗を気にし過ぎないことも大切です。

暑さでかく発汗は誰にでもあることなので、夏に汗をかいたら「暑いから当たり前。汗はかいたら拭いて帰宅したら洗濯すればいい。」くらいに思っておきましょう。

暑さと緊張と両方のダブルパンチになることは避けることができます。

消臭ケアは自分のタイプにあったものを選ぶ

近年「スメハラ」というワードもあるくらいですから、臭い対策には十分気を使っている人も多いでしょう。

消臭ケアグッズは、ドラッグストアなどでもずらりと並んでいますよね。

これらのグッズは、自分のタイプにあったものを選ぶことが大切です。

例えば汗臭が気になる人は、制汗剤では汗を抑えることはできますが、消臭タイプよりは臭いへの効力が薄い場合もあります。

多汗でも臭いはさほどしないのであれば、制汗剤が効果的でしょう。

当然ながら、煙草の臭いが気になるのに汗臭ケアをしても意味がありません。

煙草の臭いは口臭と衣類へついたものをいかに取り除くかがポイント。

マウスウォッシュや衣類用スプレーを利用するなどして対策しましょう。

転職エージェントとの面談から試してみよう

転職エージェントを利用した転職活動をおこなえば、エージェントとの面談があります。

本番の面接で臭い対策をスムーズにおこなえるよう、エージェントとの面談でも臭いに気をつかってみましょう。

エージェントとの面談で好印象を与えることができれば、本番もきっとうまくいくはず。

転職支援のプロの視点から、自分に不足している部分、面接のポイントなどをアドバイスしてくれます。

最後に

いかがでしたか?今回は、夏の転職面接で気をつけたい臭いと対策のポイントを紹介しました。

夏場は汗をかきやすく臭い対策に悩む人も多いですが、頑張り過ぎないことと、相手の気を使うという意識が大切ではないでしょうか。

ぜひ参考にしてみてください。