女性が正社員として、仕事と家庭を両立させるには工夫が必要です。

とはいえ、どんな工夫をすればいいのか、そんなにうまくいくのか気になりますよね。

そんなときに参考になるのは、世の中の正社員女性たち。

特に家庭をもって仕事もバリバリこなしているキャリアウーマンの生活スタイルは、ぜひ真似すべきと言えるでしょう。

そこで今回は、正社員の女性たちが仕事と家庭の両立のために行っている工夫を集めました。

すき間時間を有効活用すること

24時間しかない時間を効率よく使うには、すき間時間の有効活用が必須。

たとえば、通勤時間、病院での待ち時間から煮物を調理している時間まで、少しでも空いた時間にぼーっとしていることはありません。

仕事のスキルを磨くための時間に充てる、ネットスーパーで注文する食材や日用品を選ぶなど、できることはいろいろあるはず。

正社員で働く女性たちはすき間時間も徹底活用しているのです。

周囲に上手に甘える術を身につける

仕事と家庭を両立させる女性は、何でも自分一人で片付けようとはしません。

自分一人では結局はどうにもならないと知っているからこそ、最初から上手に甘えることを意識しているのです。

ポイントは、自分でなくてもできることをお願いすること。

仕事でも家庭でも同じです。

「これならお願いできそうかな」と思う仕事や家事は徹底的に周囲にふってしまいましょう。

周囲に甘えるためには、いつも協力を積極的に申し出ておくことも大切です。

同僚や後輩が困っていたらサポートし、夫や両親へのサービスも忘れないこと。

周りに恩をしっかり売っておくことで、いざというときに甘えることができるのです。

用事は「ついでに済ませる」を意識

貴重な休日は、用事を済ませることで終わってしまってはもったいないですよね。

皆さん仕事と同じように、私用についても時間効率を意識しています。

たとえば、外出予定があるときに、3つくらいの用事を溜めておいて「ついでに済ます」を実行すると時間短縮につながります。

1つの用事ごとに準備をして外出してでは、時間がいくらあっても足りません。

便利なツールはとことん活用する

仕事、育児、家事の3つのうち、唯一手を抜けるのが家事です。

給与をもらう以上仕事に手抜きはできないですし、育児だけは時間をかけてでも子供と向き合いたいですよね。

家事の手抜きポイントは、何でもお金をかけずにやろうとせず、多少はお金を使ってでも何を優先すべきかを考えることです。

正社員女性が時短のために活用しているツールにはどんなものがあるのでしょうか。

掃除ロボ、食洗器

高価で一般家庭には手が出なかった掃除ロボも、今は随分手が届きやすい価格になりました。

毎日のお皿洗いも食洗器があれば楽になり、手にした時間でゆっくり休んだり、夫や子供との時間を楽しむこともできます。

タクシー

お子さんが小さな家庭で積極的に利用されているのがタクシー。

仕事が遅くなってしまったときの保育園へのお迎えも、タクシーを使ってぱっと行ってしまう方が、延長料金や子供のストレスを考えると適している場合もあるのです。

宅配やネットスーパーを活用

意外と時間がかかるのが食材の買い出し。

料理ができない夫に頼むと何を買えばいいのかわからないこともあり、結局自分で行っている人も多いのではないでしょうか。

近年は宅配やネットスーパーが充実しているため利用価値が高いです。

近所のお店で売っている食材を同じ価格で頼めるネットスーパーもありますよ。

家事代行を頼む

家事代行を頼むのも1つ。

価格相場は2時間で6,000~7,000円程、毎週頼めば月に25,000前後となりますが、バリバリ仕事をしたい女性にとっては必要経費とも言えます。

たとえば、月給20万円の女性が月20日勤務、8時間労働だとして単純計算すると時給1250円。

残業した場合は割増賃金が加算されると、約1,560円の時給になります。

この時給の人が25,000円稼ぐには約16時間の残業が必要ですが、月では1日0.8時間残業すれば達成できます。

  • 20万円÷20日÷8時間=1250円
  • 1250円×1.25=1562.5円
  • 25000円÷1560円=16.025時間
  • 16時間÷20日=0.8時間

実際問題として、正社員として働く場合に月16時間以上残業をするというケースはかなり多いです。

さらに正社員にはボーナスがあるため、家事代行を頼む余裕は十分にあります。

また、月1回の家事代行なら、飲み会を1回やめればすぐに払える価格でしょう。

今の生活を大切にしたいなら、飲み会をやめて家事代行を頼むのも悪くないはずです。

自治体のサービスを利用する

シングルマザーや住宅ローンの支払いなど、家事育児にお金がかけられないこともあるでしょう。

その場合は、自治体のサービスを探してみるのもおすすめです。

各自治体では、子育て支援のためのサービスや補助金支給をおこなっているため、使えるものはとことん利用すべき。

たとえば、育児サポートや家事代行などの補助金がもらえたり、子連れのお出かけ時に優待が受けられるなど、自治体ごとにさまざまなサービスを実施していますよ。

無理をしないことが大切

仕事と家庭を両立させている正社員女性たちが口をそろえて言うのは「無理をしない」こと。

正社員として、母親として、妻や嫁として…。

どれも完璧にこなそうと思っても、心身ともに健康な状態を保ってこなすのは、はっきり言って無理です。

6、7割できれば上出来くらいに思っておくと、心に余裕が生まれ、自分も周りも笑顔でいられます。

たまにはお惣菜や冷凍食品を使ったっていいし、少しくらい家の中が片付いていなくても生きていけます。

仕事と家庭との両立には、もっとも大切な考え方とも言えるのではないでしょうか。

両立への理解がある会社への転職を考える方は

女性が仕事と家庭を両立させるには、家庭内と職場での理解が必要です。

今の会社でどうしても理解が得られないなら、転職するのも1つ。

最近は女性活躍推進の流れがあるため、各企業でも正社員女性への理解が進んでいますよ。

転職エージェントを利用すれば「女性が働きやすい職場」「育児支援制度がある企業」など条件を伝えて探してくれるため効率的。

忙しい女性だからこそ、エージェントを活用して、仕事と家庭との両立がしやすい職場に転職しましょう。