子供の頃は自分が熱中し、今は子供たちの笑顔を見ることができる。

そんな玩具は、大人にとっても特別な存在です。

玩具業界で働いてみたいと考える方は多く、昔からの夢を今こそ実現させたいという方も。

そこで今回は、玩具業界への転職事情として、玩具業界の現状と展望、玩具業界で働く大変さと転職活動方法をご紹介します。

玩具業界の現状と展望

玩具業界への転職を考えている方は、業界全体の現状を知り、展望についても考えておきたいですよね。

そもそも転職するかの問題のほか、転職面接で聞かれる内容でもあります。

玩具業界の現状と展望はどう見られているのでしょうか。

少子化による影響

少子化による影響はあらゆる業界で指摘されていることですが、玩具業界はターゲット層が子供なので影響は大。

このまま少子化が進めば、将来的には大きな変革をせざるを得ない状況です。

とはいえ、実は近年の玩具業界はそれなりに順調。

2014~2016年までの3年間は、「妖怪ウォッチ」や「アナと雪の女王」などの大ヒットキャラクターがでたり、定番商品が堅調だったこともあり、連続で8000億円超と10年前と比べても市場規模は大きくなっています。

不安材料はあるものの、現在のところはまだ活気づいていると言えるでしょう。

参照:一般社団法人 日本玩具協会
http://www.toys.or.jp/toukei_siryou_data.html

スマートフォンゲームの台頭

玩具業界の不安材料としては、スマートフォンゲームの台頭も1つです。

ダウンロード形式で在庫を持つ必要がなく、いつでも手軽にゲームができるとあって、大人も子供も楽しんでいます。

ただ、玩具で遊ぶ子供たちはまだスマートフォンを持っていない世代なので、今のところはターゲット層が異なるという見方が大きいです。

スマートフォン風の玩具も売られているため、その意味ではスマートフォンの台頭は良い影響がありました。

また、大人でも楽しめる玩具では、スマートフォンで操作ができる玩具なども販売されています。

小学生くらいからスマートフォンを持たせる親も増えてきているので、流れ次第では、スマートフォンゲームに玩具業界が追いやられる可能性も考えられます。

玩具販売店の多様化

玩具を買うお店と言えば、昔の日本では町の玩具屋さんも多くみられました。

しかし、25年前くらいから外国の大手玩具量販店が地方にも進出するようになり、個人玩具店の多くは廃業に追い込まれました。

さらに近年は家電量販店や中古本販売チェーンなどでも玩具を買えるようになり、販売店は多様化しています。

ネット販売が浸透したことにより、購買方法も多数。

玩具業界で働くといってもさまざまな選択肢があり、どこで働くのかの見極めが難しいと言えます。

玩具業界の将来性は低め?

玩具業界については、少子化が進み、新しい娯楽が次々と生まれている時代において、すでに成熟しており、将来的に大きく伸びることはないというのが大方の見方です。

そもそもモノ自体がなかなか売れなくなっているので、生活必需品ではない玩具は苦戦を強いられることが予測されます。

高い将来性を期待して転職を考えている方は、冷静になった方がいいと言えるでしょう。

ただ、海外向け事業には期待の声が大きくあります。

日本のアニメや玩具は世界で人気で指名買いも多いため、海外市場とどう向き合うかで、玩具業界の今後は大きく変わってくる可能性はあります。

各メーカーも生き残りをかけ、自社の強みを磨いているところ。

大手メーカーでさえ失敗を繰り返している玩具業界ですから、小さなメーカーでもアイデアに次第で急成長する可能性はあります。

玩具業界で働くことの大変さ

子供たちの笑顔のために働くことができ、懐かしい気持ちで玩具に関わることもできる玩具業界。

自由な発想力と楽しむ心があれば、とてもやりがいが高い業界のようにも思えますよね。

ただ、実際に玩具業界で働いている人からは、仕事の大変さも聞かれています。

ここからは、玩具業界で働くことの大変さを紹介します。

自分が面白いと思ってもヒットしなければ意味がない

玩具の企画開発に関わることは、ただただ楽しそうだと思いますか?

「こんな玩具があったらいいな。」と、自分のイメージだけで終わるなら楽しいですが、これはビジネス。

売れる玩具を作らなくてはなりません。

自分が面白いと思ってだした企画をきつくダメ出しされたり、コストや製造面での難しさで却下されることなど日常茶飯事。

自分が関わった商品がヒットすれば喜びは非常に高いですが、その快感を味わえるのはごく一握りの人材です。

大量の在庫を抱え、失敗作として語り継がれることになれば精神的なダメージも大きいでしょう。

職種によっては玩具に関わっている実感が沸かないことも

玩具業界で働くと、店頭での接客販売、法人営業、物流担当、企画開発、製造など、さまざまな職種があります。

モノを作って一般消費者の元へ届けるまでの一連の過程で、どこに関わりたいかによって選ぶ職種も変わってくるでしょう。

玩具業界自体は夢がありますが、職種によっては玩具に関わっている実感が沸かないこともあります。

クリスマスや年末年始に休みが取れないことが

玩具業界が活気づくのは何といってもクリスマスや年末年始。

多くの人が家族や恋人と一緒の時間を過ごして楽しむ中、玩具業界では1年でもっとも忙しい時期となります。

普段は事務所内での仕事でも、販売イベントに参加したり、その時期は残業が続いたりとすることが嫌になる人もいます。

玩具業界への転職は可能なのか

玩具業界への転職といえば、バンダイ、タカラトミー、任天堂といった大手を思い浮かべる方も多いでしょう。

大手への転職は条件も厳しく容易ではありません。

ただ、玩具メーカーやエンタメ総合商社のほか、量販店、キャラクターデザインや制作に関わる事務所など、玩具に関わっている企業は多数あります。

求人媒体をチェックしてみても、玩具関連企業の求人を見つけることはさほど難しくありません。

玩具業界に転職したい人の転職活動方法

玩具業界に転職したい方は、業界の動向をしっかりと把握したうえで、どんな過程に関わりたいのかを掘り下げて考えておきましょう。

そのうえで、実際の求人探しは転職エージェントを利用するのがおすすめです。

あらかじめ希望の条件を伝えておくことで、プロのエージェントが求人を探してきてくれるため効率的な転職活動が叶うでしょう。

玩具業界や企業内情にも詳しいため、転職リスクを大幅に削減してくれます。