外資系企業と日系企業では、社風や働き方など多くの違いがあります。
特に外資系は日本人にとっては、向いている人と向いていない人が非常に分かれることがあります。
そこで今回は、外資系企業より日系企業の方が合っている人の特徴についてご紹介します。
外資系企業で働くことが辛いと感じている方、外資系企業への転職を考えている方などはぜひ参考にしてください。
目次
教育制度が整っている環境で働きたい人
転職先を探すとき、教育制度がしっかり整っているかどうかを確認する人は多いのではないでしょうか?
教育制度がなく、誰も何も教えてくれない、それでは一体どうやって仕事を覚えていけば良いのかと思いますよね。
しかし、転職してからの教育制度の充実を求める人は、外資系企業で働くことは大変なことでしょう。
なぜなら、外資系企業では教育制度という概念がない場合も多く、入社してから必要なスキルについては
「自分自信で考えて勉強して手に入れていくもの」という考えが根付いているからです。
教育制度がないと正直困るという人は、外資系ではなく日系企業を転職先に選びましょう。
日系企業の研修などの教育制度は高い評価を得ており、得るものも大きいことでしょう。
あと5分だけ…の誘惑に負けてしまう人
あと5分だけの誘惑、それは例えば朝起きたとき、温かい布団から出られない状態のことなどです。
「あと5分、もう5分と甘い誘惑に負けているうちに遅刻ギリギリになってしまった」
という事態を頻繁に経験するという方は日系企業が向いていると言えます。
日系企業の多くは朝の出社時間が決まっており、「遅刻してはさすがにまずい」という最低限の常識は持ち合わせている人がほとんどです。
その強制力が何とか布団から自分の体を引きずり降ろし、しぶしぶと仕事の準備へと取り掛かっていくのです。
一方外資系企業では、フレックスタイム制や直行直帰の営業などが多く存在します。
これでは日系企業のような強制力がないため、あと5分の誘惑に負けてしまう人はついダラダラと怠惰な生活を送ってしまうことにもなります。
そうなると、仕事で結果を出すことができずに外資系企業では淘汰されていきます。
外資系企業で働くには、高い自己管理能力が必要なのです。
真面目な姿勢のアピールが大事と思っている人
仕事に対して真面目に取り組むことは大切なことですが、真面目なこと自体が評価の対象だと思っている人は日系企業向きです。
勤務態度が真面目、言われたこともしっかりやる、ときには残業もやってくれる、その真面目な姿勢があれば、日系企業でやっていくことは可能かもしれません。
しかし、外資系企業では真面目でも真面目ではなくても、結果を出すことが何より求められます。
仕事の過程や勤務態度よりも大切なのは成果、という考えが当たり前です。
毎日残業をせずに帰ろうと、結果さえ出してくれれば何の問題もないのです。
周囲からどう思われるかや、協調性を大切にする日系企業との大きな違いと言えるでしょう。
会社の人たちと仲良くやりたいと思っている人
仕事は人生の中でも多くの時間を占めるものです。
そのため、会社の同僚達とも仲良く楽しくやれるのが理想だと感じている人は多いでしょう。
仕事終わりにも会社の人たちと飲みに行ったり、休日まで職場の仲間とバーベキューをする、それが人間関係の多くを占めているという人もいるはずです。
これは日系企業独特のことで、外資系企業ではもっと人間関係が希薄です。
会社の人よりもとにかく家族やプライベートを充実させるのが当たり前ですし、1~2ヶ月ぐらいのスパンで驚くほど多くの人たちが会社を辞めたりして人員が安定しません。
会社の人たちと深い人間関係を築こうにも築けない、という状況にもあります。
ドライな人間関係は寂しい、そう感じる人は日系企業に転職しましょう。
幅広い仕事をしたいと思っている人
日系企業では、一人が様々な仕事を担当することがあります。
もちろん基本的な担当は決められていますが、個人の能力によってできる仕事が増えていったり、新人のうちは担当の仕事以外の雑用などをやることも多いです。
新人時代は大変かもしれませんが、幅広い仕事をすることで、その仕事の担当というよりは、一個人として評価を得ることができるのも日系企業の特徴です。
一方外資系企業では役割分担が明確で、幅広い仕事というよりは、本来の担当に専念するのが一般的です。
効率が良く仕事にも集中しやすい分、そこで高い結果を出すことが求められます。
色々な仕事をしていく中で成長をしていきたいと感じているのであれば、日系企業の方が向いていると考えるべきかもしれません。
新人のうちは責任ある仕事は早いと思っている人
新人のうちから責任ある仕事を任せられるということは、やりがいだと感じる人もいれば、プレッシャーが大きくて耐えられないという人もいるでしょう。
後者であれば、日系企業の方が向いていると言えます。
日系企業は良くも悪くも新人を大切にしてくれますから、ミスをして落ち込む可能性がある責任ある仕事を新人のうちから任せることはあまりしません。
一方外資系では新人であっても能力があると判断されれば、どんどん責任ある仕事を任せられます。
そうは言っても語学力より仕事の能力が大切だと思う人
外資系企業では当然語学力が必要ですが、そうは言ってもそれ以上に大切なのは本人の能力であって、多少の語学力のなさはカバーできると思うかもしれません。
確かに能力が高いのは大切なのですが、やはり外資系では語学力がなければ出世などは難しいという現実もあります。
高い能力を持っていても、語学力が若干劣るために、高い語学力と普通の能力がある人よりも評価が低くなってしまうことはあります。
その高い能力は、日系企業でこそ活きるのかもしれません。
外資系企業が肌に合わないと思ったら日系企業へ転職しよう
外資系はカッコイイイメージがありますが、合う人と合わない人が非常に分かれます。
外資系企業が向いていないと感じたら、日系企業への転職を考えましょう。
環境が変わるだけで、その能力を十分に発揮できるようになるはずです。
転職は転職エージェントを利用すると効率よく成功確率が上がり、スムーズに転職をすることができます。
自分の経歴や希望を登録しておくだけで、希望の条件に合った求人を紹介してくれますから、わざわざ自分でハローワークなどに出向いて職探しをする必要もありません。
今の仕事をしながら転職活動をするのは時間的にも大変でしょうから、大きなメリットになります。
また、実際に希望の企業が見つかった後も、面接の日程調整や給与交渉など、自分自身ではなかなかやりにくいことも代わって行ってくれます。
転職エージェントは転職支援のプロですから、安心して任せることができます。
すべてのサービスが無料で利用できるところも大きなメリットですから、ぜひ活用してみてください。
外資系に向いている人向いていない人
今回は、外資系企業より日系企業の方が向いている人の特徴についてご紹介してきました。
同じ能力を持っていても、働く場所によって発揮できるかどうかが変わってきます。
外資系企業に向いていないと感じたら、ぜひ日系企業への転職を成功させてください。