- 自他ともに認める、傷つきやすくて気弱な性格の人
- 気が強そうに見えても、実は相当傷つきやすいという人
どちらの場合も、傷つきやすい性格というのは自分自身が苦しくなる場面が多いです。
特に好きな人とばかり接するわけではない仕事や転職においては、その性格が失敗の原因となってしまうということもあります。
そこで今回は、傷つきやすい性格の人が仕事や転職活動でうまくいかない理由と、転職を成功させるために覚えておきたいことをご紹介していきます。
目次
傷つきやすい性格の人が仕事や転職活動でうまくいかないのはナゼ?
傷つきやすい性格の人は、仕事や転職でもうまくいかないことが多くなります。
その理由についてご紹介していきます。
傷つきやすい性格が原因で仕事が続かないことがある
傷つきやすいということは感受性が豊かということでもあるのですが、一般のサラリーマンやOLとして生きていくには、感受性の豊かさが仇となって仕事で失敗することもあります。
仕事では冷静な判断が必要な場面や、感情論では片付けるべきではないことが多々あります。
例えば、お金に困っている職員に対して「かわいそう」と思ったからと言って、給与処理を不正に行って何かの手当をつけてあげる。
これは極端な例かもしれませんが、感情的になって必要な仕事や指示を出せないなどの場面は意外とよく見かけます。
感情と行動は別のもの、それが仕事なのです。
傷つきやすく感受性が豊かな人は、割り切った考えをしなくてはならない仕事というものに疲れやすくなってしまったり、深い悩みにはまってしまったりして、うつ状態になってしまうことがあるのです。
傷つきやすいと面接でも一気に落ち込んでしまう
傷つきやすい性格の人が転職活動でうまくいかないのは、面接官に言われたことを真に受けて萎縮してしまい、自己アピールがしっかりとできなくなってしまうからです。
また、傷つきすぎて落ち込むことで、次の活動に身が入らなくなってしまったり、転職活動そのものから逃げ出したくなってしまうということもあります。
面接で言われたことにはうまく対処し、一度や二度の面接でうまくいかなかったとしても次への切り替えがしっかりできる、そういう人は早く内定をもらって転職を成功させていくのです。
傷つきやすい性格で仕事がうまくいかなかったから転職する、でも転職活動もうまくいかない、こういう人は意外と多いのです。
傷つきやすい性格の人が転職活動を成功させるために覚えておきたいこと
傷つきやすい性格の人が転職活動を成功させるには、傷つきやすい性格について知り、適切な対処を行うことが必要です。
それって被害妄想では?言われていないことを勝手に作るのはやめよう
傷つきやすい人は、割と思い込みでさらに自分を追いつめようとする傾向にあります。
例えば職場の先輩が自分の同期に対して褒めたとしましょう。
すると、「同期を褒めたということは、私の仕事ができないから比較しているということでは?私の仕事ぶりを非難しているのでは?」とどんどん妄想が膨らみます。
先輩は「同期を褒めた」ということしかしておらず、あなたと比較もしていなければ非難もしていません。
深く考えすぎて自分を苦しめてしまうのです。
すぐに傷ついてしまうという人は、まずは相手の言葉や行動に対して、「それ以上でもそれ以下でもない。」と認識する癖をつけましょう。
事実は事実でしかないのであって、想像で何かを付け加えないように気をつけるのです。
この癖をつけておくことで、転職活動の面接で面接官から言われた心無い一言にむやみに傷ついてしまい、自分の魅力をアピールできない精神状態になることを予防します。
慣れてくると「この面接は圧迫面接のパターンね。」「この人も悪気はないんだろうけど聞いておきたいんだろうな。」と、冷静に受け止めることができるようになります。
傷ついたという感情を認めてあげよう
傷つきやすい人は、それを治すために「傷つかないようにしよう」と思うわけなのですが、それは難しいです。
傷ついたとしても良いので、「自分は今傷ついている」「こんな言葉で傷つく自分がいる」と、そのときに傷ついた自分を認めてあげるようにしましょう。
なるべく客観的に、自分であって自分でないように俯瞰して見るようにできると良いでしょう。
傷つくことや感受性が豊かなことは、決して悪いことではありません。
ただ、そうなることで自分が苦しい状況になったり、せっかくの自分の魅力を面接相手に伝えることができず損をしてしまうことが問題なだけなのです。
傷つくのは自分自身でも責めているからでは?
「痛いところを突かれる」という言葉がありますが、傷つくのは自分自身で心の底で気にしていたり、嫌なところだと思っていることだったりします。
そしてそれを隠しているから、他人によってさらけ出されたときに傷ついてしまうのです。
例えば面接であれば、よく指摘される傷つきやすい言葉として年齢や未婚などがあります。
本人にとっても不安やうしろめたさがあったり、できれば指摘されたくないと思っているから傷つくのではないでしょうか?
最初から年齢がいっていることの強みを見つけておいたり、未婚だから何が悪いのかと自分自身が開き直っておけば、傷つくことはありません。
逆に、柔軟に切り返しができて面接官から「やるな。」と思われることもあるのです。
傷つきやすい性格を受け止めたら転職活動に精を出そう
傷つきやすい性格を知り、受け止めることができたら、転職活動に身が入るようになります。
ただ、一人での転職活動は不安も大きく、特に傷つきやすい性格の人にとっては一緒に励ましてくれる味方が必要です。
そんなときは、転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントは転職支援のプロで、応募者の悩みや相談などにも真摯に対応してくれ、転職に役立つ具体的なサポートを受けることができます。
応募書類の添削や面接時のアドバイスなどもしてくれるので、一人でやみくもに転職活動をするよりも、ずっと効率的で希望の転職先への転職が成功しやすいでしょう。
転職エージェントは無料で利用できます。ぜひ活用してみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は、傷つきやすい性格の人が、仕事や転職でうまくいかない理由と対策についてご紹介してきました。
傷つきやすいということは、人の痛みも分かる素晴らしい素質なのですが、ときには自分を苦しめ仕事や転職に悪影響を与えてしまうこともあります。
自分のためにもぜひ理解して、適切な対策をしていきましょう。