リラクゼーションサロンで心身を癒してくれるセラピストの仕事は、独立開業もできる手に職系の仕事として、女性を中心に人気が高いです。
しかし、実際に働いていると仕事の大変さを感じ、辞めたいという人も多いです。
それでは、リラクゼーションサロンのセラピストは、どんなときに辞めたいと感じているのでしょうか?
今回は、セラピストが辞めたいと思う理由や、転職先・転職活動の方法についてご紹介していきます。
目次
セラピストってどんな仕事?
セラピストは体調不良やストレスなどを抱える人に対して、色々なアプローチ方法で癒しを与える仕事です。
現代はストレス社会ですし、原因不明の体調不良などで病院では治療ができない不調などもあります。
そのような不調がセラピストの手によって改善されたというケースもあり、需要が高まっている仕事でもあります。
働く場所としては、リラクゼーション施設やサロンでの勤務が多いです。
リラクゼーションサロンで働くセラピストが辞めたいと感じる瞬間とは
セラピストとして働く人達は、どんなときに辞めたいと感じているのでしょうか?
体力仕事だから年齢とともにきつくなってくる
リラクゼーションサロンで働くセラピストは、体をほぐすための施術でリンパの流れを促したり、癒しを与えてリラックス効果を高めていく様々な技法を駆使していきます。
整体師とは違う職業ですが、共通点も多く、立ち仕事で自身の体を酷使する動作も多くなります。
座りながらできる事務仕事とは違い体力を使う仕事ですので、年齢が上がるほどにきつくなってくる人が多いです。
また、不安定な体勢で施術をすることもありますから、腰痛などの職業病になる人もいます。
完全歩合給の場合も多いから大変
サロンによりますが、歩合制という給与形態のリラクゼーションサロンは多いです。
人気のセラピストになれば給与は高くなりますが、指名がなかなか取れない場合には生活が厳しいほどの収入になってしまうこともあります。
仕事そのものはやりがいを感じていても、生活が成り立たないことでセラピストの道を諦めてしまうという人も大勢います。
指名制によるストレスが大きい
サロンによっては、セラピストを指名制にしている場合があります。
指名制は、営業職の契約件数と同じようなプレッシャーがあり、指名が取れないとストレスの元になります。
指名を取るために休憩時間も返上でダイレクトメールを作成したり、営業活動を行う人も多く、ただでさえ体力を使う仕事なのに疲労が蓄積されることにもつながります。
長く指名をしてくれていた客が、別のセラピストを指名した場合にはショックも大きいですし、スタッフ同士で客の奪い合いなどが発生することもあって、人間関係にも影響を与えます。
他のスタッフの顧客に話しかけるだけで、後で嫌味を言われることもあります。
セラピストとして働く人は女性が多いため、客のいないところで陰湿な陰口や嫌がらせを受けるなど、面倒が起きることもあります。
小さなサロンは労働基準法がない?
大手サロンのチェーンであっても、各サロンは数人のスタッフだけで働くことがメインになります。
そのため、店長次第でかなりきつい働き方を強いられることがあります。
指名が取れなければ残業をして営業活動をするように言われたり、サービス残業も当たり前にある業界です。
小さい規模での職場では、えてしてコンプライアンスがなされていないことは多く、精神論で働かされてしまって不利益な取り扱いを受けることも多いのです。
労働基準法という法律は知っていますか?というレベルの店長もいるのが現状です。
今のサロンで働くのが辛いなら転職しよう。転職先や転職方法について
今のリラクゼーションサロンで働くのが辛くてもう限界…そう考えているのであれば早めに転職を考えてみましょう。
人を癒す仕事をしている本人がストレスを抱えているようでは、顧客にも伝わってしまい良い仕事もできません。
さらに我慢を続けることで精神的に追い込まれてしまい、うつ病などへ発展してしまうことも考えられます。
セラピストの仕事が好きなら別のサロンへ行こう
セラピストの仕事自体はやりがいを感じているけれど、人間関係が悪かったり給与の問題で辞めたいという場合は、別のサロンへ転職するようにしましょう。
即戦力として働くことができますし、方針は店による違いが大きいため満足いく条件で働くことができる場合もあります。
歩合給は頑張れば稼ぐことができますが、その分一人あたりに丁寧な施術ができなくなったり、仕事量が増えることになりますから、固定給のサロンを選ぶという方法もあります。
また、雰囲気の良いサロンを選ぶことで、人間関係が良好で楽しく仕事ができることもあります。
健康や美容についての知識が活かせる仕事は転職しやすい
セラピストの仕事ではなく、別の仕事に就きたいという場合には、まずは健康や美容についての知識が活かせる仕事に就くのがスムーズです。
セラピストは解剖生理学など体についての知識が豊富ですし、訪れる客から美容などの影響についても尋ねられることもあり、自ら勉強して美容系の知識を持っていることもあります。
転職先としては、フィットネスクラブやエステサロンなども候補の一つとして考えてみても良いでしょう。
体力的なきつさが辞めたい理由ならやっぱり事務系
体力的なきつさが辞めたい理由である場合は、フィットネスクラブやエステサロンに転職するのは難しいかもしれません。
健康や美容系の現場で仕事をするには、リラクゼーションサロンと同じように体力的なきつさはあるからです。
心機一転、全く別の仕事をしようと考えるのであれば、やはり事務系の仕事は座りながらできるため体力的な負担が軽めです。
ただし、全く別の仕事に就く以上、明確な転職理由が必要ですし、パソコン操作などスキル的に不足がある場合には自分でも勉強する努力などは求められます。
転職方法は転職エージェントの利用がおすすめ
セラピストが転職を考えるのであれば、転職エージェントを利用しましょう。
ハローワークや求人誌に比べても圧倒的に求人数が豊富ですから、希望の条件に合う求人が見つけやすいのがポイントです。
また、応募書類の添削や面接時の対応などについてアドバイスをくれたり、転職に役立つノウハウを提供してくれるため、転職活動が成功しやすいのも特徴です。
転職活動中の悩みごとや困りごとを相談しても、親身になって聞いてくれます。
積極的に活用してみると良いでしょう。
転職エージェントは最初から最後まで無料で利用できます。
セラピストを辞めて新しい未来へ
今回は、リラクゼーションサロンで働くセラピストが辞めたい理由と、転職先や転職活動の方法についてご紹介しました。
仕事が辛くて辞めたいと感じているのであれば、転職について前向きに検討してみてください。