百貨店の花形とも言える美容部員は、憧れる女性も多い人気の仕事です。

美容部員に就職・転職をしたいと考えている人は、面接の対策や注意点について知っておく必要があります。

今回は、美容部員の面接での服装・髪型・メイクなど、身だしなみのポイントや、美容部員として好まれやすい人の特徴をご紹介していきます。

美容部員の面接に挑む前に、ぜひ参考にしてみてください。

美容部員の面接で気を付けたい身だしなみのポイント

美容部員の面接では、身だしなみについてどんなところに気を付けていけば良いのでしょうか?

服装やメイク、髪形についてご紹介していきます。

地味なリクルートスーツは好まれない

美容業界は「ファッション業界」とひとくくりにされることもあるのですが、面接時の服装には違いがあります。

ファッション業界は、自由度の高い私服での面接が多いですが、美容部員はスーツでOKです。

ただ、転職組は新卒のような地味なリクルートスーツではなく、色や形で少し個性がでるものを選ぶと良いでしょう。

私服だったとしても、ジャケットやタイトスカートなどコンサバなスタイルが良いでしょう。

どちらの場合も、応募する企業が扱っているブランドの世界観に合う、ということが大前提です。

フェミニンな世界観を持つブランドに、バリバリのキャリアウーマンっぽいスーツも少し違います。

逆に、シンプルなパッケージで質重視のスキンケアブランドなどには、かっちりめのスーツが良いでしょう。

世界観を知るには、ブランドのHPや店舗の雰囲気を見たり、ブランドのミューズとなっているタレントさんの世間一般的なイメージを探るのも良いでしょう。

ブランドイメージにあったメイクを

美容部員の面接ですから、メイクは絶対に手抜きせず完璧に仕上げたいものです。

面接時のメイクは、できれば応募するブランドの商品を使うのが理想ですが、1社しか受けないのでもない限り経済的な負担も大きくなります。

他社ブランドについても探求心があるのも良いことなので、他社ブランドの商品を使っても構わないでしょう。

たた、必ず意識したいのは、メイクの雰囲気が応募する企業のイメージに合っているということです。

そのブランドのメインターゲットなどを確認した上で、ブランドをイメージしたメイクで面接に臨むようにしましょう。

また、実際の職場ではスーツや制服を着用して仕事をすることが多いため、「この人は我が社の制服が似合いそう」と思わせるようなメイクを意識してみましょう。

髪形は清潔感重視

百貨店の化粧品コーナーを訪れたことがある方であればイメージしやすいですが、美容部員の方の髪形は品よく清潔感がある、すっきりとしたまとめ髪が多いです。

お客様にメイクを施すため、髪が前に垂れやすかったりして不衛生な雰囲気を与えるのはNGだからです。

おくれ毛やサイドの髪が垂れやすい場合は、ピンやスプレーで固めるなどして、清潔感のある髪形に整えましょう。

眉毛や耳を見せて、顔の表情がわかりやすいという点を意識すると、清潔感のある髪形に仕上がります。

こんなところを見られている!美容部員として好まれやすい人

第一印象を決める上で大切な身だしなみは、美容部員としての適性の大前提となるものですが、それ以外にはどんなところを見られているのでしょうか?

美容部員として好まれやすい人の特徴をご紹介します。

何より大切なのは販売力があるかどうか

美容部員は凛とした佇まいで美しい女性が多いイメージがありますが、モデルではなくあくまでも販売員ですから、大切なのは販売力があるかどうかです。

特に転職組は即戦力が求められますから販売力は必須です。

販売力があるという根拠となるものを、応募書類や面接でもアピールしていくべきです。

販売や営業などの経験がある人であれば、前職での売り上げや契約件数など、具体的な数字を踏まえて伝えるようにしましょう。

他職種からの転職組は数字を提示することはできませんが、自分のどんなところが販売に向いていて、売り上げにつなげられるのかを、具体的なエピソードを交えて紹介するようにしましょう。

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落ち着きと品があるかどうか

ブランドのターゲットにもよりますが、化粧品を利用する女性は年齢層も様々で、自分よりも年齢が上の方を相手に接客することも多くなります。

いくら自分がメイクが好きだからと言っても、基本的なビジネスマナーができていない、キャピキャピした印象を与えるなど稚拙な感じはNGです。

このような人は顧客が違和感を感じてしまい、美容部員としての適性に疑問が生じます。

特に転職組は単に明るく元気があるということではなく、ハツラツとしていながらも落ち着きがあって品も感じられる、という人の方が好まれます。

ハキハキと話すのは大前提ですが、声のトーンを少し抑えるなどすると落ち着いた印象を与えることができます。

女性社会への適性があるか

美容部員は基本的に同僚たちはほぼ女性という、女性社会の中で働いていくことになります。

女性社会では人間関係に悩みを抱えやすくなったり、女性だからと言って優遇されることはないため、先輩から厳しい叱咤を受けることもあります。

そんな中でもうまくやっていける、精神的にタフな女性が求められます。

面接では厳しいことを言われたり答えにくい質問もあるでしょう。

そのときにうまく切り返したり、笑顔を崩さないでいられる人であれば、厳しい女性社会に適性があると判断されるでしょう。

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美容部員の転職対策としてプロの力を借りよう

美容部員の転職対策はプロの力を借りるのが効率的かつ確実です。

転職エージェントであれば様々な転職ノウハウを持っていますから、実践的なアドバイスをもらえます。

特に美容部員限定で転職活動を行っていくのであれば、美容業界特化・女性の転職に強い転職エージェントが良いでしょう。

在籍しているキャリアコンサルタントが、面接時の身だしなみについても女性目線で細やかなアドバイスをくれます。

転職活動中の心強い味方となってくれる転職エージェントですから、ぜひ活用してみてください。

転職を成功させよう

今回は、美容部員の面接対策として知っておきたい身だしなみのポイントと、美容部員として好まれやすい人の特徴をご紹介しました。

美容部員の転職面接を突破し、美容部員としてのキャリアを磨いていきましょう。