地方で働いているけれど都会で働きたい、逆に都会に疲れたから地方で働きたいという方は多いと思います。

都会と地方とでは労働事情や周囲の環境がかなり違ってきます。

便利で仕事の選択肢も多い都会で働きたいか、のんびりと地元で働きたいか。

そこで今回は、「都会で働く」と「地方で働く」のメリットデメリットを徹底解説していきます。

都会で一度は働きたい人は多い

地元の大学を出て地元に就職したけれど、「やはり一度は都会で働きたい…」そんな憧れを持つ人もいるでしょう。

就職して都会で働くということは実は仕事そのものの他にも仕事に絡む事情が違ってくるのです。

それを覚えておかないと、いざ就職してから環境の変化に対応できず嫌になってしまうかもしれません。

まずは都会で働くことのメリットを考えてみます。

都会で働くことのメリット

b23

情報が多く勉強家には向いている

都会ではセミナーや資格試験など、地方開催がないものも多くあります。

勉強熱心で向上心のある方にとっては情報も多く選択の幅が広がります。地方にいて物足りなさを感じている方にとっては最高の場所でしょう。

交通の便が良い

交通の便が良いため、比較的遠い場所にある企業であっても通うことが可能です。

給料が高い

地方に比べると圧倒的に給料の額が高いです。ただ、物価も同じく高いのでメリットと言いきれるかどうかは微妙です。

ストレス発散できる遊び場がたくさんある

地方だと行くところは限られるかもしれませんが、都会では出かける場所には事欠きません。ただお金を使いやすい環境になるということも覚えておきましょう。

都会で働くことのデメリット

a26b

満員電車での通勤

地方にいると車通勤の方も多いでしょうが、都会では電車などの公共機関を利用するのが基本です。

通勤ラッシュ時のストレスは、車が渋滞して動かないことの比ではありません。

それに耐えられるのか、または早起きして通勤ラッシュを避ける時間帯に出社する覚悟があるのか考えておきましょう。

人間関係が希薄

もちろん企業にもよりますが、都会では地方のような人間関係はありません。

例えば地元の中学が一緒だとか、親の知り合いが同じ会社にいるだとか、地方で働くとよくあるようなつながりは都会ではほぼないと思っておきましょう。

地方の濃い人間関係がストレスだというかたにとってはそれはメリットにもなるかもしれません。

ただし、都会では地方以上に「代わりがいる」ので、何かあっても助けてくれる人は少ないかもしれない…ぐらいの覚悟は必要です。

ブラック企業も多く存在する

都会には大企業の本社があったり、多くの有名企業で働くチャンスがあります。しかし一方で求人数が多いためにどんな会社が全く分からない、という企業も多いことでしょう。

そうなると、優良企業にあたる可能性もありますがブラック企業にあたる可能性も高まります。

評判が自分の耳に届きやすい地方と違って企業に対する情報量が少ないため、事前によく下調べをすることが必要です。

都会に疲れて地方で働きたいと思う人も多い

一方で、都会で働いていたけれどスピード感のある毎日や雑踏にうんざりして、地方で働きたいと思う人もいるでしょう。

特に30代を超えると都会への憧れよりも安らぎや癒しを求める傾向にあるので、転職組でも多いと言えそうです。

地方で働くことのメリット

b24

地元密着の企業や商品があり地域貢献に参加できる

地方には全国的には有名ではないけれど地元では愛されているという企業や商品、サービスがあります。

そのような企業に転職できれば地域貢献に参加できその地方への愛着もわいてくることでしょう。

親切な人が多い

それほど田舎でなくても、地方には親切な人が多く、会社の人であっても親身に相談に乗ってくれたり休日まで付き合いがあったりします。

地方に転職してどっしりと腰を据えたいという方は家族ぐるみの付き合いもできるので良いでしょう。

通勤ラッシュとは無縁

毎日の通勤にストレスがあるかどうかは実は大きな問題です。

車がなく例え電車であったとしても都会ほどの混雑に合うことはないため通勤時のストレスは激減することでしょう。車があればさらに通勤は楽になります。

地方にツテがある人の場合はまだ良いのですが、何のツテもなく漠然と地方で働きたいと思う人は、次のデメリットがあるということを覚えておきましょう。

地方で働くことのデメリット

b21

地方は仕事が少ない

都会に比べて人口が少ないため、当たり前と言えば当たり前なのですが、地方の方が求人数が少なくやりたい仕事に出会える確率は下がります。

中都市ぐらいなら良いのですが、本当の田舎になってしまうとできる仕事はほぼ限られてきます。

転職というよりは、手に職を持っている、Webを使ってどんな場所でも働けるなど、何か武器がないと仕事がなくて困ってしまうかもしれません。

いずれ車が必要になる

地方でも電車やバスはありますが、都会に比べて交通の便が良いとは言えません。いずれ車が必要だと感じることでしょう。

その分マンションやアパートなどの家賃は都会に比べて安いですが、車を持つ必要のことを考えると、どちらがお金がかからない土地なのかは分かりません。

地域産業は魅力的だが空きがない

地方の特産やその地域ならではのサービスなど、地域産業に携わる仕事に魅力を感じることもあるでしょう。

地域貢献にもつながりますしやりがいの感じられる仕事です。しかしそのような魅力的な仕事は空きがなかなかでません。

地方と都会はどっちがいいの?

a12b

都会と地方、それぞれ良い面と悪い面があります。しかし大切なのはなぜその地域で働きたいのかということです。

自分がどこに住んで、どこで働きたいのかをじっくり考えましょう。

それを確立しないまま転職活動をしてしまうと上手くいかないこともあります。じっくりと考えてみてください。

都会でも地方でも転職を希望するなら

「地方にいながら都会で転職」「都会にいながら地方に転職」どちらも転職活動をするには、自分一人の力では難しいです。

そこでおすすめなのが転職エージェントに登録し、キャリアコンサルタントのサポートを受けながら転職活動をすることです。

自分ではなかなか得られない企業の詳細な情報を持っていたり、週末しか対応できない面接の日程調整などすべてサポートしてくれます。

地方でも都会でも求人は転職エージェントに多数掲載されています。転職したいという方は利用するとよいでしょう。

登録からサポートまですべて無料です。