退職理由でよく聞かれるのが給与に対する不満です。
生活できる程度の給与であればまだマシですが、中には生活できないほどの給与という人もいます。
しかしこんな疑問が残ります。
「なぜ事前に生活できないと分からなかったのか?」
もちろん、会社が悪質で就職したときの募集要項と異なる給与だったとか、業績が悪化して給与が大幅にダウンしてしまったなどの仕方のないケースもあります。
そういったケースであれば給与が低くて生活できないのは気の毒なことでしかありません。
もしそうではないとしたらどうでしょうか?
今回転職活動をするにあたって慎重かつ冷静になる必要があります。
そこで今回は、「給与が低くて生活できない」を理由に退職した人が転職活動で気を付けるべきポイントをご紹介していきます。
目次
まずは考えたい「なぜ生活ができなかったのか?」
転職する際には退職理由と向き合う必要があります。
給与が低くて生活できないという理由の場合は、それが本当の給与が原因なのか、自分自身に原因があるのか考えてみましょう。
例えば家賃や生活費は自分の収入レベルを超えているものではないでしょうか?
浪費癖がある人は高収入であっても結果は同じです。
生活できないのは給与が低いのではなく、支出が多すぎることにあり、その状態で転職先を探しても恐らく収入に合わせて浪費も増やしていくことになるでしょう。
給与が低いから転職するのではなく、まずは今の収入でしっかり生活できるよう家計を立て直すことからです。
また、手取り10万円台などで一人暮らしも厳しいレベルの収入という場合、就職前にその収入を知れる可能性があったかどうかを振り返ってみてください。
「何とかなりそう」という程度の根拠のない考えで就職してはいなかったでしょうか?
そうであれば、今後は計画性をもってきちんと収入を想定した上で応募先を決めていく必要があります。
業界の給与相場を知ろう
給与が低くて生活できないから転職する場合、転職先を見極めるには給与がやはり重要です。
とは言ってもやみくもに給与の高い仕事を探すのではなく、自分のスキルや経験が活かせる業界の給与相場を知るところからはじめます。
企業は中途採用者には即戦力を求めていますから、もっとも内定をもらえる確率が高いのはこれまでのキャリアを活かせる分野だからです。
その業界の年齢、職種には大体の相場というものがありますので、それを知ることで不当に給与が低い企業へ応募してしまうリスクを避けることができます。
求人検索などで業界と職種を絞って検索してみると大体の相場が把握できますし、インターネット等で調べてみても情報を入手することができます。
求人広告の見方を覚える
入社してから「思っていたより手取り収入が低かった。」という失敗をしないために、求人広告の基本的な見方を知っておくことも大切です。
まずもっとも基本ですが、募集要項に書かれている給与は手取りではありません。
実際に手元に入るお金はそこから税金や社会保険等もろもろ引かれた後のものなので、手取りベースで生活可能かどうかを計算しておく必要があります。
また、各種手当についても必ず自分が対象になるわけではありませんから、あまりあてにし過ぎることなく、必ずもらえる基本給などで生活を成り立たせることを考えておきましょう。
さらに企業によっては特殊な給与形態を導入している場合もあり、募集要項を見ても分かりづらいということもあります。
その場合はそれがどういった給与形態なのかを自分で調べる、掲載媒体や企業の採用担当に問い合わせてみるなどして納得した上で応募に踏み切りましょう。
それでも分からない場合は面接の質問タイムで聞くなどして、自分の給与形態がよくわからないまま転職してしまうことだけはないようにしたいところです。
面接で必ず聞かれる退職理由は一工夫が必要
給与が低くて生活できないという退職理由は同情に値すべきものですが、残念ながら個々のそういった事情は企業にとっては関係のないことです。
企業としては退職理由を聞くことで、ストレス耐性があるのか、同じような理由で辞めないかなど意欲を確認したいという意図があるので、給与が原因で辞めたということはマイナス的な要因になってしまいます。
この場合は、転職してやりたい仕事があった、キャリアアップにつなげたかったなどの前向きな理由を退職理由として述べるわけですが、それには自己分析が重要になります。
給与が低いということ以外に、仕事に関しての希望や目標がなかったのか、そういった点を深くまで探っていくことで前向きな退職理由が見えてくるでしょう。
労働条件通知書等で最終確認をしっかりと
転職の場合は応募者の年齢や経験が違っていますから、募集要項に書かれている給与はあくまでも参考例の場合もあります。
必ずこの給与になりますということを記載するのが難しいという事情があって、応募前に確実な給与を把握することができないこともあります。
その場合は応募時には大体の給与を想定した上で応募しなくてはなりませんが、面接で確認することはできますし、聞きにくい場合は転職エージェントに聞いてもらうなどすると良いでしょう。
そして、内定をもらった場合でも入社前に労働条件等の最終確認は欠かせません。
募集要項に書かれている給与と大きく変わらないのか、面接で聞いていた給与形態と違っていないのかなど書面で確認しましょう。
小さな会社などでは労働条件通知書の提示がない場合がありますが、入社してからトラブルにならないためにも書面での通知を求めましょう。
そんなことをしたら心象が悪くなるのでは?と思うかもしれませんが、そこで書面の提示を拒む企業であれば何かしら隠したいことがあるのかもしれません。
入社後に痛い目に合う可能性もがあります。
企業の信頼性の確認という意味でも書面での労働条件確認は必ずするようにしましょう。
給与は大事だから信頼できる媒体を使って転職活動を
給与が低くて生活できなかった人が転職する場合、転職先の給与は非常に大切なポイントになります。
しかし残念ながら世の中にはブラック企業というものも存在していて、不当に低い賃金で人を雇ったり、嘘の求人広告で応募者を募ろうとする悪質な企業もあります。
そういったブラック企業に引っかからないためにも、転職活動は信頼できる媒体を使って行うべきです。
転職エージェントであれば企業側が掲載するためには料金がかかりますので、人材への意識が高い求人が集まります。
また、掲載審査がしっかり行われるため悪質な企業に出会う可能性が低いというのもポイントです。
給与について気になる点があれば転職エージェント経由で聞いてもらえますから、事前の給与確認もスムーズです。
最後に
いかがでしたか?今回は、「給与が低くて生活できない」を理由に退職した人が転職活動で気を付けるべきポイントをご紹介しました。
もちろん最終的に転職先を決定するには仕事内容など総合的な判断が必要で、給与だけで決めては失敗のリスクがあります。
ただし給与は譲れない要素なので、特に慎重に見極めるという意識を持つようにしましょう。
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