ここ数年仕事として注目を集めている農業ですが、何も脱サラして農家に転身するばかりが道ではありません。

サラリーマンとして雇われて農業に携わるという選択肢もあるのです。

農業の仕事に興味はあるけれど独立するリスクは負えない、従業員として会社を支える方が自分には適性がある、そんな風に考えるのであればサラリーマン農業に注目してみましょう。

そこで今回は、転職して農業をしたい人の転職ノウハウをまとめてご紹介していきます。

未経験でも雇ってくれるのか?

農業未経験者の場合、そもそも雇ってもらえるのかと思うかもしれません。

農業以外の仕事を見てみると、未経験者歓迎と書かれていても実は経験者ばかりが優遇されるなど、未経験者には厳しいという業界もあります。

しかし農業の場合は、見た目だけの「未経験者歓迎」ではなく、本当に未経験者も積極的に採用しています。

人手不足ということもありますが、実家が農家でもない限り農業経験が豊富という人はそうはいませんし、ちゃんとやる気があれば仕事を覚えていくことが十分にできるからです。

もちろん経験があれば活かせますから評価はされるでしょう。

ただし、転職組だからと言って即戦力を求められるという傾向は農業に関しては少ないと言えますので、未経験でも十分に転職のチャンスがあるのです。

農業に興味があるけどやれるか不安という人の適性判断方法

雇われて農業をすることにとても興味があるけれど、果たして自分に農業のような大変そうな仕事ができるのか不安が大きい人もいるでしょう。

確かに農業は一般的なサラリーマンとは仕事内容も働き方も大きく異なり、イメージと働いたときのギャップが予想されるものです。

自分に農業の適性があるのか判断してから転職に踏み切りたいと感じるのは当然のことです。

ただしそれは事業主の方も十分承知していますから、事前の農業体験ができるケースが多いのです。

ファミリー向けだけでなく、転職希望者向けの本格的な農業体験も募集されているので、応募前にいくつか体験してみるのがおすすめです。

他には、農業フェアやセミナーに行って実際に転職した人の話を聞いてみる、農業の社会人学校に通ってみるなど様々な方法で自分の適性を判断できるのが農業の良いところです。

転職して農業をやることは決めているけれど、応募先が働きやすいのか不安という方は、まずはアルバイトから始めて正社員に立候補するという手もあります。

農家では期間限定の短期アルバイトを募集しているケースも多いので、お金を得ながら仕事の体験できるという意味では良い方法です。

そして一般企業のようにアルバイトから正社員へのハードルが高いということはなく、働きぶりがしっかりと認められれば正社員として雇ってくれるケースも多いです。

サラリーマンとして働くという意識を忘れずに

農業の仕事は重労働というイメージが大きいですが、一概にそうとは言えません。

扱っている農作物や動物の種類、農園の規模、多品目か特定品種かなど、様々な要因によって肉体的な負担に関する差が大きいのが農業です。

農業に転職となるとつい農業という一つの大枠で考えてしまいがちですが、転職先ごとに特徴や働きやすさが異なるという点は、農業以外の仕事と変わらないということは覚えておきましょう。

自分がどんな農業に就きたいのかとともに、サラリーマンとして働いたときに拘束時間や休日などが適性なのかを見極めるようにしましょう。

業務の性質上年間休日は少なめで長期連休は取りにくいですが、残業が少なく、季節的に残業があってもそこには「お付き合い残業」などの無駄なものはありません。

必要だから行うというシンプルな法則に基づいています。

また、自然を相手にする以上ある程度突発的な仕事が発生する可能性はありますが、それは自然相手でない普通の仕事でも同じです。

農業と今までの仕事、違いは大きいけれど共通点もあるはずなので、サラリーマンとして働くという視点は忘れずに転職先を見極めるようにしましょう。

農業法人や農家に応募するときの書類や面接対策は?

転職して農業をするからと言って、応募時の注意事項は基本的に農業以外の仕事と変わることはありません。

応募書類も書きますし、面接も行われます。

応募書類に関しては年配の人も多い業界なので、履歴書は手書きで丁寧に書く方が好まれやすいでしょう。

応募書類の中で特に重要なのが農業への志望動機です。

なぜ農業という仕事に興味を持ったのか、本当に続けていけるだけの意欲があるのかは事業主が気になるポイントですから、しっかり掘り下げて考えておくようにしましょう。

面接ではやはり人柄や、やる気が重視される傾向にあります。

農業という仕事と誠実に向き合えて一緒にやってくれそうな人であればぜひ働いてほしいと考える事業主も多いので、農業への意欲を積極的にアピールしましょう。

農業に活かせることなんて何もない?

農業は他の業種と違いが大きいから、これまでの経験を活かしたり応募先にアピールするものが何もないと思うかもしれません。

しかし今農業で活躍している若い人たちを見ると、ITに強いとかコミュニケーションスキルがあるとか、他の業界で得てきたスキルを活かしている人も大勢います。

ITスキルを駆使して生産工程等に良い影響を与えることも考えられますし、最近は農家直送の野菜やオリジナル商品なども人気が高く、ECサイトを運営している農家もあります。

コミュニケーションスキルを活かして新しい人脈を築き、農業の可能性を広げるための取り組みを行っている人もいます。

これまでの農家にはない新しい風を求めている革新的な事業主も多いので、事業主の考え方はきちんと見極めることで、十分にこれまでの経験を活かすということが可能になります。

農業の仕事の見つけ方

実家が農家でもないし農業関係者に知り合いもいない、どうやって農業の仕事を探すのかと思うかもしれません。

確かに農業に関しては知り合いのツテで仕事探しをするという方法もできますが、実は農業の仕事は普通に求人が出ています。

農業法人や個人農家なども正社員を募集していて、将来的な独立を目指す研修生だけでなく、雇われの身として働いて毎年昇給していくという求人も豊富にあるのです。

ハローワークや求人誌にも農業求人はありますが、やはり求人数が少ないのがネックです。

求人件数自体が圧倒的に多い総合型の転職エージェントや、農業に特化した転職エージェント・転職サイトなどもありますので、そういった媒体で農業を中心に探していくという方法がおすすめです。

特に転職エージェントであれば、事前に職場見学や体験がある求人を紹介してくれたり、農業転職フェア等の開催情報も入手することができます。

応募書類の添削や面接対策など、一般的な転職活動と同じようにプロのアドバイスをくれるという点でメリットが大きいです。

最後に

いかがでしたか?今回は転職して農業をしたい人の転職ノウハウをご紹介しました。

転職して一般企業に勤めるだけがすべてではありません。

農業に興味があったという方は、雇われて農業をするという選択肢についてぜひ検討してみてください。