厳しいと言われる40代の転職事情。

さらに女性ともなれば、いばらの道が待っている可能性も大です。

しかしながら、40代女性を積極的に採用したい企業やポジションもあるため、諦めるのは早計です。

40代女性が転職を成功させるためのポイントを理解し、突破口を開きましょう。

今回は、40代女性が転職を成功させるための6箇条を紹介します。

40代女性が転職を成功させるための6箇条とは?

40代の女性が転職を成功させるためには、下記の6つの点を理解しておく必要があります。

転職活動の方向性を間違えると成功が遠のきますからぜひ覚えておきたいですね。

  • 単なる経験ではなく「豊富な経験」こそがアピールになる
  • 資格の勉強をしている間に時間が経過していると心得ること
  • 管理職を目指さないなら給与アップより相性を重視すべき
  • 家族との話し合いを経て活動することが大切
  • 派遣から正社員を目指すより転職活動すべき
  • 転職エージェントのサポートを受けることが大切

では、具体的に見ていきます。

1.単なる経験ではなく「豊富な経験」こそがアピールになる

「前職を活かした経験が必要。」

これはどの世代の転職活動においても成功に導くためのコツとして言われていることです。

40代女性についても同じことが言えるのですが、単に「やったことがある」というだけでは足りないと心得ましょう。

経験をアピールするには年単位での経験が必要。

最低でも2~3年は経験した業界や職種に転職すべきです。

「経験を活かす」の定義が20代、30代以上に厳しくなるため、「豊富な経験」を活かせそうな転職先を選ぶことがポイントです。

2.資格の勉強をしている間に時間が経過していると心得ること

転職したいと考えると「何もアピールできるものがないから資格取得を目指そう」と思う人が多くいます。

特に女性は真面目な性格傾向があり、勉強などにコツコツ取り組むことができるので、努力の方向性を資格の勉強に持っていきがちだと言えます。

しかし、40代女性が転職を目指すには資格があるだけでは厳しいものがあり、どんな資格でも、資格を活かした経験がなければ難しいと言えます。

特に難易度が低めで、持っている人が多い資格は気休めにしかなりませんので、取得は後回しにしましょう。

資格を取得して転職を目指すなら、まずは今の会社で資格を活かした経験を積む必要があり、40代後半にもなると厳しいものがあります。

転職に有利と言われるような難易度の高い資格を目指す場合も、資格を勉強する間に年齢の壁はどんどん上がっているということを受け止める必要があります。

本当にその資格を活かした転職ができるのかどうかは慎重に考えなくてはなりません。

3.管理職を目指さないなら給与アップより相性を重視すべき

女性が活躍できる社会になり、各企業では女性管理職の登用を積極的に行っています。

やる気があれば女性でも管理職を目指せる時代になりました。

ただ、女性側としては、大きな責任を負いたくない、仕事より家庭を優先させたいなどの理由で、例え優秀でも管理職になりたくないことがあります。

その場合は、給与アップを目指すより、時間的な融通がきく、職場の雰囲気が馴染みやすいなどの相性を重視すべきです。

管理職として転職する以外で大きく給与を上げるなら、歩合営業など成果主義の職種を選ぶのが基本。

今の自分の希望に実現性があるのかは冷静に判断しなくてはなりません。

4.家族との話し合いを重ねて転職することが大切

40代女性は家族の状況によって職場を選ばなくてはならない人も多くいます。

40代女性が直面しがちな家族の状況は下記のようなケースが考えられます。

  • 子供が高校・大学受験などを控えて不安定な時期なため支えてあげる必要がある
  • 同世代の夫に昇進や転勤がありサポートが必要になり妻自身の転勤が難しい
  • 親の介護が必要になり自宅から近い職場が望ましい

対子供、夫、親と、あらゆる家族を援助する必要がでてくる世代が40代。

さらに、女性にしかできない献身的なサポートもあり、特に子供にとっては母親の存在は大きいことでしょう。

自身のキャリアを考えると同時に、家族の状況をしっかり見つめることが大切です。

自分の仕事のことだからと勝手に決めるのではなく、家族の希望なども聞き、話し合いをしたうえで転職に踏み切りましょう。

5.派遣から正社員を目指すより転職活動すべき

40代の女性はちょうどバブル崩壊後の就職氷河期を経験しており、やむを得ず非正規雇用を選択してきた人も多い世代です。

派遣や契約社員などでつないできたけれど、やはり安定的な正社員への道が捨てきれない人もいるでしょう。

派遣先で正社員として雇用される、紹介派遣などで正社員になること前提として働く方法もありますが、残念ながら20代を中心に行われる方法です。

40代で経験がある派遣社員の場合、正社員登用をした場合に人件費も高くつくため、企業側も積極的に正社員登用に踏み切りません。

現在派遣や契約社員をしている40代女性は、その場所でいつになるか分からない正社員登用を目指すより、転職活動をした方が断然有利。

派遣や契約であっても経験してきたことに変わりはありませんから、経験を活かした転職活動を行いましょう。

6.転職エージェントのサポートを受けることが大切

ハードル高めの40代女性の転職は、転職支援のプロのサポートを受けるのが重要です。

転職エージェントの積極的支援を受けることで、厳しい転職活動における突破口が見えてくるでしょう。

転職エージェントのサービスはさまざまです。

例えば魅力的な応募書類の作成のために書類添削を行ってくれる、書類作成をスムーズに行うためのツールを提供してくれるなど。

他にも、企業情報を独自の視点から調査・分析した情報ツールや面接対策もあります。

すべてのサービスが無料で利用できますから、何かとお金が必要な40代の転職活動でも安心して利用できるのも嬉しいですね。

プロであるエージェントからのアドバイスは実践的で役立つものばかり。

一人でやみくもに活動するよりずっと成功確率がアップしますよ。

最後に

いかがでしたか?今回は、40代女性が転職を成功させるための6箇条を紹介しました。

一般的には厳しいと言われる40代女性の転職は、ポイントを押さえ、自身の状況を冷静に分析してから行うことが必要です。

転職エージェントのサポートを受けることも、転職成功確率を上げるためのコツ。

使えるものは何でも使って、積極的な活動を行っていきましょう。