転職活動をおこなっていると、初対面の面接官と会う機会が続き、ときには相手の言葉に傷ついてしまうことがあります。

傷ついた心をそのまま引きずってしまうと、次の面接で明るく対応できず、よくない影響もあるでしょう。

傷を放置せず対処して、立ち止まることなく進んでいきたいですね。

そこで今回は、転職面接で面接官にきつい言葉を言われて傷ついたときの対処法を紹介していきます。

自分を責める必要はなし。面接官は企業の質そのもの

人の言葉をありのままに受け取ることは本来悪いことではないはずですが、何げなく発した一言まで事細かに拾ってしまうと、自分ばかりが傷ついて何もいいことはありません。

面接官にきつい一言を投げかけらると、自信をなくし、自分の悪いところばかりに目がいくようになってしまいます。

しかし、自分を責める必要などありません。

面接官は企業の社員ですから、その言葉があまりにひどい内容だとしたらそれは企業の質そのものです。

入社して気がつく前に、面接の時点でブラック企業を見抜けたようなもの。

傷つくどころか、むしろラッキーだったと思いましょう。

そんな言葉を発するような企業に入ってもろくなことはありません。

面接は確かに企業側に選択権がありますが、自分側も相手を見極める場所でもあります。

「そういう人間がいる会社」だと判断し、次へ進みましょう。

何社受けても圧迫面接ばかりだと感じる人は冷静に

新卒の就職面接に限らず、転職面接においてもいわゆる「圧迫面接」と呼ばれるものは存在します。

何社かの面接官にきつい言葉を言われたとしたら、それは圧迫面接を実施している企業だったのかもしれません。

圧迫面接の目的は、動揺する質問をすることによって応募者の反応を見ることですから、いちいち傷ついて落ち込む必要は全くありません。

次に言われたときは冷静に対処できるよう、対策を練っておけばいいでしょう。

しかし、10社、20社面接を受けてすべてを圧迫面接を感じているなら、少しだけ冷静になりましょう。

それは圧迫面接ではなく、「何を言われても責められているように感じる」という「自分の状態」を示しているのかもしれませんよ。

実は、圧迫面接をする企業は昔に比べて少なくなっています。

労働法の整備も進み、面接で言ってはいけないこと、聞いてはいけないことなどを各企業の人事担当者もそれなりに把握しています。

圧迫面接は時代と逆行した面接手法なので、採用しないケースが増えてきました。

もちろんすべてではありませんが、「どの企業からも圧迫面接を受ける」というのは考えにくい現状なのです。

この場合は、少し休んでみることをおすすめします。

焦りや苛立ちが過剰反応を生んでいる可能性があるため、仕事も転職も何も考えずに休む日を設けましょう。

「自分も誰も悪くない」と、すべてのことを許す気持ちをもってみてはいかがでしょうか。

転職面接では皆同じだと知ろう

転職は新卒のような集団面接は少なく、個人面接を主流としています。

他の人の様子を知ることができないため、自分だけが傷つけられた気がするものです。

しかし、転職面接を終えてウキウキした気分で帰る人などほとんどいません。

面接官に厳しいことを言われ、「だめだったかな?」と不安に感じ、その日の反省点を振り返って次の面接に臨むことの繰り返しです。

面接で厳しい言葉を投げかけられ、絶対に落ちたと思ったけれど、結果は内定だったというケースも多いもの。

転職活動中は、誰も同じような思いを抱えているのです。

自分だけが厳しいのではないとわかれば、安心できるのではないでしょうか。

転職面接とはそういうもの。

それなりに厳しい言葉を面接官からもらい、それを冷静に分析して、次に活かす言葉、気にしなくてもいい言葉と、分類していくのです。

泣きたいぐらい辛い言葉に傷ついたなら、家族、恋人、友人、誰でもいいので思いっきり聞いてもらうのもいいでしょう。

泣きたければ泣いてもいいのです。

泣くことでスッキリし、その言葉を背負うことなくその場に置いていけますよ。

転職後を上手に過ごせるための練習の場だと思おう

毎回と言えるぐらい面接で傷ついてしまう人は、これまでも人間関係で悩むことが多かったでしょうし、転職した後でも同じような悩みを抱える可能性があります。

それでは転職成功と言えなくなりますから、ここは面接の場を使って「人の言葉を受け流す」練習をしていると思ってみましょう。

傷つく言葉を言われてもそのまま受け取らず、攻撃することもせず受け流す。

受け流すというのは、「なるほど、そういう考え方もあるのだな。」と、言葉を自分の中に取りいれず、外側からただ客観的に見つめる作業とも言えます。

うまく受け流せず傷ついてしまったら、単にまだ練習過程だからと思えばいいのです。

面接を繰り返していくうちに多少の厳しい言葉を客観視できるようになったら、自然と内定が近づいているはず。

転職後にも職場の人の言葉にいちいち傷つくこともなく、長く人間関係を保っていけるでしょう。

人格否定?それとも事実?

面接官に言われた言葉に傷つくのは、人格否定など面接官の言葉が無意味に人を傷つける言葉だった場合と、自分では目を背けたい事実の指摘によって傷つく場合があります。

前者の場合は面接官の人間性の問題なので全く気にする必要はありませんが、後者の場合はありがたい指摘だとも言えます。

例えば「ブランク期間が長いから仕事ができるか不安」と言われて傷ついた場合、それは次の面接に活かしてほしいとの温かい言葉と思いましょう。

「不安要素がブランクにあるから、そこさえクリアにしてくれればチャンスがあるよ。」と、ヒントをくれているようなものです。

それを、「ブランクがあるなんてわかっている、敢えて指摘するなんてひどい。」と思ってしまうと前に進めません。

ブランクがあることがネックになると頭のどこかで分かっていても、どうしようもないのだからと、放置していていないでしょうか。

指摘されたことは、具体的にどう説明するかしっかり回答を準備しておくべき点。

事実の指摘は素直に認め、どうやって企業の不安を解消するのかを考えるようにしましょう。

転職活動はエージェント利用が吉

面接官に厳しい言葉を言われるたびに傷つき、なかなか前に進めないという人は、転職エージェントを利用して転職活動するのは一つです。

求人紹介のほか、面接対策なども受けられるため、内定獲得が近づきます。

面接官の言葉が何を意味しているのか、次に活かせる言葉なのか、よくわからず悩んでしまったときにもアドバイスをもらえるはず。

プロに相談することで安心感にもつながるため、むやみに落ち込むことなく前向きに進んでいけるでしょう。