転職活動中に目に入ってくるのが転職フェアのCMや広告。
何をするの?どんなメリットがあるの?など、気になっている人も多いのではないでしょうか。
行ってみるのが早いとわかっていても、転職活動中の貴重な時間を費やすわけですから、無駄に終わらせるわけにはいきませんよね。
そこで今回は、転職フェアの目的やメリットなど、転職フェアの概要をまとめてご紹介します。
目次
そもそも転職フェアとは?
転職フェアという言葉を聞いたことはあるけれど、一体何をするのかよくわからないという方もいるでしょう。
転職フェアというのは、たくさんの企業が参加する合同説明会です。
企業はそれぞれブースを設け、その企業のことが気になった求職者がブースを訪れ、話を聞くというスタイルになります。
基本的には企業の人事担当者と1対1で話を聞くことができ、応募前に「生の声」が聞けるチャンスの1つになります。
大々的におこなわれる転職イベントですから、企業ブース以外にも利用価値が高いものがあります。
たとえば、キャリアアップや転職ノウハウなどについての講演会が実施されることもあります。
講師は著名人やキャリアアドバイザーなど、普段はなかなか話を聞けない人も。
それだけでも転職フェアに訪れる意味があるというくらいの内容になっています。
企業が転職フェアに出展する理由
なぜ企業は転職フェアに参加するのでしょうか。
企業側の目的は明確です。
自社の良さを知ってもらい、応募者を募ること。
企業の人事担当者にとっては、応募人数の多さが採用活動成功の1つの目安なのです。
応募人数が少なければ、「人事の努力が足りなかった。」と、実際に募集している部署から言われることもありますから必死。
もちろん最終的には質の高い人材を雇うことが目的ですが、まずは応募者をとにかく集めたいという狙いがあるのです。
これによって、企業は積極的に自社のアピールをします。
どんな事業を展開しているとか、福利厚生を充実させているとか、求職者が飛びつきそうなメリットについては情報を得ることができます。
注意点はデメリット情報を得にくいということ
ひとつ注意点があります。
それは、企業のメリットは情報量として豊富になりますが、デメリットについては勝手には入ってこないこと。
企業側の参加理由が自社のアピールのため、応募を躊躇されるようなデメリットはあまり言いたがらないのです。
これを回避するためには、ブースを訪問した際に企業の人事担当者に質問すること。
生の声を聞けるため、気になる点はどんどん確認しておきましょう。
選考ではありませんから気兼ねなく質問できますし、表情を確認しながら話ができる点も大きいです。
どんな人材を求めているのかも聞いておこう
ブースでの面談では、企業のメリット・デメリットだけでなく、どんな人材を求めているのかも聞いておきましょう。
実際の応募で企業に興味をもってもらうには、企業が求める人材であることをアピールすることが大切。
適切なアピールこそが転職成功のポイントなのです。
ブース訪問で、自分が求める人材にマッチしないと判断すれば、その時点で応募先を変えるという選択もできます。
応募してから「何かが違う」と感じるより、効率のいい転職活動につながります。
ノーマークだった優良会社に出会えるチャンス
転職活動をしていると、自分の視点で気になった企業を中心にチェックしていきますよね。
ただ、ほとんどの人にとって転職活動は慣れないこと。
視野が偏りがちで、目立たない優良企業を見逃してしまうことがあります。
転職フェアに参加すると、これまでノーマークだった企業も多く出展しています。
自分では気づかなかった優良企業に出会えるチャンスが広がるため、転職活動に深みをもたせることができるのです。
転職フェアではじめて知った企業に応募し、満足いく転職につなげた人も多いのですよ。
業界、職種、Uターンなど特色あり
転職フェアにもいろいろあり、多種多様な業界が集まった総合型のフェアだけでなく、業界や職種に特化したもの、Uターン転職を目指す人のために地方企業を集めたものなどがあります。
すでに業界や職種を絞っている方は、特化型に狙いを定めて参加するとより効率的でしょう。
地元に帰って転職したいけど都会にいながら地方企業の情報が得にくいとう方は、「Uターン転職」というテーマでおこなわれている転職フェアは参加価値が高いものになります。
転職フェアの実施会場は、東京、大阪、名古屋、福岡などの大都市がメインになるため、地方の方は事前に下調べをしてから参加することが重要。
参加企業などを事前に調べておき、無意味な参加にならないよう気をつけましょう。
在籍しながらでも参加できる?
今の会社に在籍しながら転職活動している方は、日程が気になるという人も多いでしょう。
転職フェアの実施日は会場によっても異なりますが、大体平日と土日がメインになります。
平日は木、金などの週末におこなわれるため、有休を取得して参加することが多くなります。
ただし、多くの会場で土日も実施されますから、有休を使うのが勿体ない、面接日に取っておきたいという方は土日参加を狙いましょう。
転職エージェントに登録しておくと時間短縮に
転職フェアには大勢の人が訪れますから、混みあっていてなかなか希望の企業のブースにたどり着けない可能性もあります。
貴重な時間を無駄にしないためにも、事前に登録しておくことをおすすめします。
特に転職エージェントなどの人材会社が実施する転職フェアであれば、エージェントに無料登録することでメリットが大。
一般の人が入れる時間より少し前に入場できたり、事前に企業から面談オファーが届くなど、計画的に転職フェアをまわることができます。
当然、転職フェアが終わったあとは、実際の応募までのサポートをおこなってくれるため、転職成功確率がアップします。
最後に
いかがでしたか?今回は、転職フェアの概要をご紹介しました。
転職フェアを意味あるものにするかは心がけ次第。
積極的に企業の話を聞き、今後の活動に活かしていく意欲があれば、転職活動の一環として有意義なものになるでしょう。