緊張の転職初日の出勤日。
初めて会う人も多いですから、最初の印象がとても大切です。
好印象を与えるために、何を着ていけばいいのか迷うところです。
特に、制服やスーツ着用を義務づけられていない会社へ転職する場合は悩む人も多いです。
そこで今回は、転職初日や転職直後に着るべき服装や、オフィスカジュアルの注意点を紹介します。
目次
入社式があるならスーツが基本
新卒が入社する4月に向け、中途採用の同時募集がおこなわれることがあります。
このケースの場合、新卒の人たちと一緒に入社式に参加することもあるため、転職初日はスーツを着用する可能性が高いです。
面接ではありませんが、「新卒入社とは違う」と思われるためにも、スーツは一工夫するのがおすすめです。
新卒の人達はブラック系のスーツに白シャツという王道が多いので、スーツの色味や形でリクルートスーツと差をつけていきましょう。
最初から張り切り過ぎないこと
転職初日は何かと注目を浴びやすい立場です。
職場の人は見ていないようで、しっかり上から下までチェックしていると思っておきましょう。
とはいえ、最初から「お洒落に思われたい。」「できる人に見られたい。」と張り切り過ぎないほうがよいでしょう。
職場のオフィスカジュアルについては、許容範囲に差があります。
転職して1ヶ月くらいの間は「様子見期間」と位置づけ、どんな職場にも対応できるシンプルでオフィシャルな装いを心がけましょう。
これだけはやめておいた方がいいアイテム
職場によってはどんな服装でも許される自由度が高いこともあります。
ただ、それは入社してすぐには分かりません。
冒険度が高いアイテムは避けておかないと常識外れだと思われます。
特に下記のアイテムについては、自由な社風の職場でもNGとされることが多いため、やめておいた方がいいでしょう。
- デニムやデニム風生地
- サンダル、ミュール
- パーカーなどフードつきトップス
- 大きくてジャラジャラしたアクセサリー
- 派手な柄や露出が多い服
- プリントTシャツ
オフィスカジュアルの定番はこれ!
前の職場が制服だったとか、服装が自由な職場で働いていたという方は、オフィスカジュアルがどういった服装なのか迷ってしまう事が多いでしょう。
オフィスカジュアルは、ポイントを押さえた定番アイテムをいくつか揃えておくと、あとは組み合わせで変化を加えていくだけです。
シンプルなアイテムが多いからこそ、コーディネートの工夫で見た目の雰囲気を変えられるのがオフィスカジュアルの魅力の1つです。
以下、持っておくべき定番アイテムと、選び方のポイントを紹介します。
ベーシックカラーのパンツ
黒やグレーなどベーシックカラーのパンツがあると、使用頻度が高くかなり重宝します。
パンツ選びのポイントは、ぴたっとし過ぎず、ダボダボし過ぎない適度なゆとりと、生地質。
ぴたっとしたり、ダボダボしているパンツはどうしてもカジュアル感がでてしまいます。
生地は厚手過ぎず、デニム生地は避けること。
スーツで使われる生地をイメージするといいでしょう。
センタープレスがついているタイプだとよりきちんとした雰囲気です。
股上が浅いと座ったときに下着が見えてだらしない印象なので、オフィスカジュアルでは選ばないようにしましょう。
襟付きトップス
襟が付くだけで、一気にオフィシャルな印象になります。
シャツやジャケットは複数枚揃えておくといいでしょう。
特にシャツは重ね着することで通年使えますし、自宅で洗濯できるためコスパが高いアイテムです。
ただし、チェックのネルシャツはカジュアルなので避け、柄ものならストライプや水玉などベーシックな柄を選びましょう。
柄を選ぶときの注意点は、「細い、小さい」ことです。
ストライプは幅が太いほどカジュアルなので細めのものを選び、水玉やその他の柄も、小さい方が目立ち過ぎずオフィスに馴染むと覚えておきましょう。
ひざ下スカート
女性のスカート選びは丈が重要です。
オフィスカジュアルと呼べるのはひざ下丈のタイプ。
特にタイトスカートはそれだけできちんとした印象なので、抵抗がない人はおすすめです。
タイトスカートが苦手な場合は、広がり過ぎないAラインを選ぶのがコツ。
仕事内容によっては外出して風に吹かれることもありますが、スカートが気になって仕事ができないのはNGです。
歩きやすい革靴、適度な高さのヒール靴
靴も意外と見られています。
職場に入る前に履き替えるようなオフィスならいいのですが、そうでないなら、見た目も歩きやすさもこだわりましょう。
スニーカーは職場によってはOKですが、汚れがひどいと不潔な印象を与えてしまいます。
一番いいのは歩きやすい革靴。
転職直後は他部署やクライアントへの挨拶で歩き回る機会も多いので、仕事中の疲れにも影響してきます。
女性の場合は、ヒールが高すぎて早歩きができない、階段を降りるのが遅いなどの動きに影響すると、案内してくれる人に迷惑をかけます。
適度な高さのヒールで歩きやすいものを選びましょう。
入社日前にエージェントに確認しておくと安心
転職エージェントを経由して転職活動をしておくと、内定がでた後のフォローも受けることができます。
企業内情に詳しいエージェントなら、「あの会社は割と厳しめだから無難な服装がいい」「自由な社風だからそこまで気にしなくて大丈夫」など情報を持っていることも。
少しでも不安な点があれば、確認しておくと安心でしょう。
求人紹介から応募まで転職活動全体を最初からバックアップしてくれる頼もしい存在なので、これから転職活動をおこなう人も早いうちから利用を検討しておきましょう。
転職後の服装に悩まない為にも
今回は、転職初日や転職直後に着るべき服装、オフィスカジュアルの注意点を紹介しました。
転職直後の服装は、思いのほか職場の人の印象に残ります。
最初から張り切り過ぎて「イタイ人」と思われるか、清潔感あるオフィスカジュアルで「常識ある人」と思われるか…。
転職後の仕事や人間関係をスムーズに進めていくためにも、ぜひ手を抜かずに考えておきましょう。