「周囲に気を使わせたくない。」「プライベートを知られたくない。」といった理由から、社内恋愛を隠したいという人もいるでしょう。
社内恋愛を大々的に禁止する企業は少ないですが、仕事への影響を考えると、できれば公にしたくないが本音ですよね。
社内恋愛を隠す場合、社内における言動にも注意が必要ですが、より慎重になるべきなのが休日の過ごし方です。
仕事を離れて気が緩みやすくなりがちですが、不要なトラブルを避けるためにもぜひ気をつけましょう。
そこで今回は、社内恋愛のトラブルから自分たちの身を守る休日のルールを紹介します。
目次
社内恋愛は休日にこそ気をつけるべき理由
まずは、なぜ休日に気をつける必要があるのかという点について確認しておきます。
社内で一緒にいるところを見られても、仕事上の相談ややり取りという言い訳ができます。
しかし、休日の場合は仕事外ということもあり、親密の度合いがわかりやすく、言い逃れが難しい場面もでてきますよね。
休日をどう過ごすかによって、何事もなく社内恋愛を貫けるかどうかが変わってくるのです。
休日に社内恋愛がバレないための対策
社内恋愛をしているカップルが、休日にどんな点に気をつければいいのでしょうか。
まずは、できるだけバレないための対策から紹介していきます。
人の集まる場所に行かない
交際期間中は、カップルでいろいろな場所に外出したくなりますよね。
しかし、人が多い場所は職場の人に遭遇するリスクが高まります。
娯楽施設、デパートやファッションモールなど、特に近場の人混みには要注意です。
県外であっても、少し足を伸ばせば行けるようなメジャーな施設は行かない方が無難です。
特に気をつけたいのが子どもたちの夏休みシーズンや年末年始。
隣県の娯楽施設程度なら週末を使って簡単に行けるため、まさかの県外遭遇もあり得ます。
もっとも基本的な対処法ですが、意外とできていないカップルが多く、休日のお出かけでバレてしまったケースはよく見かけます。
職場の近くで会わない
人混みを避けるのと同様に、職場の近くで会わないのは基本中の基本です。
職場の近くには住んでいる人も多いですし、休日出勤している誰かに会ってしまう可能性も高いです。
職場近くの飲食店などは、お店のスタッフと顔なじみの場合も多くあります。
スタッフが悪気なく「この間〇〇さんたちが来てくれましたよ。」などとポロッと言ってしまう可能性も否定できません。
仕事着と私服と完全にわける
仕事着と私服を完全にわけ、仕事で使う服やバッグを使わないことも重要です。
人が人を認識するときは、服装や持ち物に目がいくことが多いからです。
この点、仕事でスーツを着用する人は、私服だと雰囲気ががらりと変わるため比較的認識されにくいですね。
私服出勤の方は、仕事着はきちんとした雰囲気、私服はカジュアルな服を着るなどして、全体的な雰囲気を変化させてみましょう。
お泊りは翌日の服装に注意
お互いの自宅に泊まる場合、翌日に同じ服装で出社するのはやめましょう。
もともと交際を疑っていた人が職場にいると、逐一チェックされて面倒です。
着替えを用意しておく、相手の自宅に置いておくなどして対処しましょう。
目立たない車で外出する
公共交通機関での外出に比べて人と遭遇するリスクが低いドライブデートですが、車通勤をしている人は注意です。
特に、赤や青など目立つカラーの車を使っている人、珍しい車種に乗っている人などは、車で認識されることがよくあります。
また、世の中には、「人の車のナンバーをすぐ覚える」という特技を持つ人が意外といて、特に数字に強い男性に多いタイプです。
こういう人は、見たことがある車を発見すると「職場の〇〇の車だ」とすぐにわかってしまいます。
なかなか難しいかもしれませんが、カップルのうち、目立ちにくい方の車を使って外出する、レンタカーを利用するなどが対策法です。
車で認識される可能性があるということだけは覚えておきましょう。
休日の予定を職場の人に聞かれたときの予防線を張る
会社の昼休憩時など、何気ない会話の中で週末の予定を聞かれることもあります。
社内恋愛でも特に同じ職場の場合、週末の予定が同じだと、別々の集団の中での会話でも、どこかで漏れてしまい、交際を勘繰られてしまうことがあります。
お互いに週末の予定を聞かれたときは、別の予定を話すよう口裏をあわせておくことも1つです。
休日に見られたときの言い訳
ここからは、バレてしまったときの対処法を紹介します。
休日に一緒にいるところを職場の人に見られてしまった場合、その場で言い訳を考えるのと事前に用意しておくのとでは、会話の矛盾点や信憑性が変わってきます。
万が一に備えて、言い訳を考えておくことも大切なことです。
たとえ「苦しい言い訳」と思うようなことでも、堂々と、スムーズに返すことができれば、それなりに説得力が生まれます。
たとえば、下記のような言い訳が考えられます。
営業先から頼まれての食事会
一方が営業職など社外の人とのやり取りがある職種の場合、「クライアントと食事をする約束で、相手方が複数人だったため同行をお願いした。」など、仕事に関する外出だったことをアピールするのは1つです。
家族のプレゼント選びに付き合ってもらった
職場の異性と出かける必要があったことの言い訳として、異性の家族へのプレゼント選びというパターンもあります。
母や姉、妹、祖母など、異性の家族がいる人は使える言い訳です。
素直に「仲がいい」と伝えてしまう
バレたときにどう言い訳するのかは、2人が同じことを言うことが重要です。
どんな職場にも噂好きな人はいて、2人がどんな言い逃れをするのかわざわざ確かめることがあります。
こういう人には「プライベートでときどき遊ぶけど恋愛感情は一切ない。」など、仲がいいことだけは素直に認めてしまうと相手は何も言えなくなります。
男女が休日に一緒にでかけること自体は悪いことではないのですから、下手に言い訳するよりいいのかもしれません。
社内恋愛でトラブルに巻き込まれたら転職も手
社内恋愛は、本人たちの知らないところで悪い噂が立ったり、何らかのトラブルに巻き込まれてしまうケースもあります。
恋愛関係のトラブルや噂は、後々もついてまわるもの。
周囲が完全に忘れるまでには時間がかかり、それが原因で恋人との関係性が悪化するのは辛いですよね。
この場合、どちらかが転職するのも決して悪い方法ではありません。
勤務先が変われば休日に堂々と手をつないで外出することもでき、転職によってキャリアアップにつながる場合もあります。
ただし、恋愛トラブルが原因で先走って退職するのではなく、在籍中に転職先を決めるのが賢い選択です。
転職エージェントを利用すれば少ない時間で効率的な転職活動が叶いますから、上手に利用してみてください。