日本は先進国の中でも、女性管理職の割合が低いと言われています。
ビジネスの場で男性有利の風潮が根強く残っていることのほか、女性自身が出世を望んでいないからという指摘もあります。
結婚や出産でキャリアに変化が起きやすい女性は、出世に対して臆病になるのでしょう。
実際に「役職になんてなりたくない。」といった声も聞かれますが、出世してバリバリ働きたいと感じている女性がいるのもまた事実です。
本当は出世したいけど「今の会社じゃ理解されない。」と感じている、潜在的な出世希望者もいます。
今回は、現代社会において出世ができる女性の7つの特徴を紹介していきます。
役職に就き、生き生きと働いている現代女性たちの特徴を参考に、さらなる飛躍を目指しましょう!
目次
出世ができる女性の7つの特徴
出世する意欲と覚悟がある人
まずはもっとも基本かつ重要なこととして、本人に出世する意欲や覚悟があるということです。
出世する女性は、出世する意欲と覚悟をもっています。
役職に就かない優秀な女性は世の中に溢れていて、「あとは本人が望むだけ。」というケースはよくあるのです。
管理職になれば責任が伴い、家庭より仕事を優先せざるを得ないという状況も考えられるでしょう。
この覚悟は、配偶者の理解と後押しによって得られるケースもあります。
意欲や覚悟と言っても、現代女性たちは「絶対に出世してやる!」といった野望より、いろいろな選択肢がある中で「管理職もいいのかな。」とどこか肩の力が抜けているようにも感じます。
男性のように出世を目指すのが当たり前でなかった分、自分の意志で選んでいる余裕のようなものかもしれません。
細かな気遣いができる人
男性が圧倒的に多い役職者の中で頭角をあらわすには、男性に負けじと頑張るより、女性ならではの強みを活かす方が現代的です。
男性にはない女性の良さと言えば気遣いです。
細かいことに気がつく、ちょっとした変化を褒めたりできるのも女性に多い特徴でしょう。
会社としても、いろいろなタイプの役職者がいた方が適材適所を実行しやすいため、女性らしい気遣いができる人は評価されやすくなります。
顧客に対しても、細やかな気遣いが評判を得やすく、高い営業成績が評価されて役職になる女性も多くいます。
周囲に甘えられる人
デキル女性というのは、必ずと言っていいほど周囲に上手に甘えることができます。
周りに頼める人がいれば丁寧に頼むし、仕事を依頼された側は、頼まれたことで自信を持てるようになります。
やってもらうために人に仕事を教えることもするので、職場全体がレベルアップします。
もちろん、頼むばかりではなく、自分の手が空いているときは積極的に手伝いを申し出ます。
そうすることで次回の仕事の依頼がスムーズにいくと知っているからです。
自分の仕事を誰にもやらせない、仕事を抱えこむタイプの人は、視野が狭く自分のことしか考えていないため、出世は難しいでしょう。
常にいっぱいいっぱいで、仕事をやっていますアピールが強いことは、上司も気づいています。
責任をもつと堂々と言える人
管理職になりたくない女性の理由の1つが「責任を負いたくない。」というもの。
用心深くミスが少ないタイプが多い女性ですが、それは責任追及を回避したいという気持ちの裏返しでもあります。
ときに女性は強いと言われますが、他者からの批判には打たれ弱いものです。
どうしても、責任の少ない仕事を選び、あらゆる予防線を張る傾向にあります。
こんな中、「わたしが責任をもつから大丈夫!」と後輩たちを引っ張れる女性は光ります。
リーダーとして職場をまとめる強い意志と覚悟を感じるからです。
健康で体力がある
「女性は体が弱くてすぐ休む」とは、実際の社会でよく聞かれる声です。
男性からこうした差別的な発言があるのは残念ですが、実際問題としては、男性に比べて体力が劣ることがあるのでしょう。
ホルモンバランスの乱れが生じやすいという特徴もあります。
ただ、とてもシンプルなことですが、「健康で体力がある」ことは、女性の出世に必要なことです。
女性に限らない要素ではあるものの、女性にとっては「これだから女は」と嫌なことを言われないためのお守りでもあります。
健康面は、もって生まれた性質上仕方がないという面だけでなく、自分の努力次第で保つことができるという側面もあります。
仕方がないと諦めるのではなく、毎日元気に仕事ができる努力を怠らないようにしましょう。
出世する女性たちが実践していることです。
見た目に気を使って美しく保っている人
出世する現代女性は服装や髪型、メイクなど見た目にもしっかり気を使っています。
「こんなキレイな人が役職者?」と驚くような人ばかりです。
見た目が第一印象を大きく左右することを知り、それが顧客への影響、業績アップへとつながるとわかっているのです。
モデルのような美貌である必要はありません。
特別な美人やスタイルの持ち主でなくとも、こぎれいで好印象につながる見た目が重要、ということです。
しゃしゃり出ないのに「準備万端」な人
男は仕事、女は家庭という考え方がいまだに残る日本では、「積極的に前にでる女性」を嫌う男性は多くいます。
特に年齢が上の世代ほど見られる傾向です。
女性活躍を推進する社会ですから口にこそ出せませんが、内心は「しゃしゃり出ないでほしい」と思っているのです。
こうした男性陣をうまく扱うことができるのも、出世できる現代女性。
男性の気持ちを察したうえで、前に出過ぎず相手を立てることを忘れません。
一方で、いざ意見を求められたときはきちんと主張できるのが特徴です。
準備だけは万端にしておき、しゃしゃり出ない。こうした姿勢を上司はしっかり見ています。
もう「男勝り」が出世する時代じゃない
一昔前であれば、女性が出世するためには、男性に負けないよう長時間働き、男性以上に気を強くもってと、男性に負けない要素が必要でした。
その点、今は女性が出世しやすい環境が整っています。
見た目のがむしゃら感よりも、芯が強くて賢く立ち回ることができ、美しさと周囲へ甘えられる「隙」があるのが特徴だと言えます。
今の会社で出世が難しいなら転職も手
女性が出世しやすくなったとはいえ、保守的な業界や企業ではまだまだ狭き門だということも。
会社の意向を変えることは難しいですから、転職してキャリアアップを目指すのも1つの方法です。
転職をきっかけに高い評価を得て役職に就けたという女性もいます。
転職エージェントを利用すれば、応募先に女性管理職がどの程度いるのか、女性への評価はどうなのかといった内情を知ることができます。
上手に活用して、キャリアアップが叶う企業へ転職を成功させてください。