いつもチャンスを逃してしまい後悔する人は、積極性が足りない可能性が考えられます。

転職も同じで、転職成功を実現させるためには、消極的な自分を捨て、積極的になる必要があるのです。

「幼い頃からの資質だから仕方がない。」「今さら自分を変えることなんてできない。」と思いますか?

積極性は大人になってからでも十分に養うことができます。

今回は、転職で積極性が必要な理由と、積極性を養う方法を紹介します。

転職で積極性が必要な理由

転職活動で積極性が必要な理由はなんとなくイメージできるでしょう。

ただ、整理してみると、その重要度をより認識することができ、積極的になろう思えるはず。

まずは、積極性がなぜ転職に必要なのかを挙げていきます。

企業は能動的な人材を求めているから

企業の人事担当者が応募者に必ず求める条件として「自ら動ける人」という点があります。

特に正社員として給与、賞与を払い、高いコストが発生する人に対しては、何かを生みだしてくれることを求めるのです。

売上や業績に直結するものでなくても、いい循環を作り、企業成長に良い影響を与えてくれる人が必要。

積極的に動かない人が新しく何かを発生させることはできません。

積極性は人材の価値そのものだと思っておきましょう。

意欲があると評価されやすいから

積極的であると目に見えて意欲がわかりやすく、周囲からの評価が受けやすくなります。

職務経歴書でアピールできるエピソードにつながり、面接における姿勢においても好印象を与えるでしょう。

意欲は、何も若い人だけのものではありません。

即戦力が期待される30代、40代においても同じ。

どんなにスキルや経験があっても、意欲がない人を採用したい企業は皆無です。

攻めの姿勢こそが希望通りの転職につながるから

転職活動に積極的に取り組むことで、転職後のギャップを回避することができます。

積極的に企業情報を集めれば情報量が多くなり、企業の良い点、悪い点が判断しやすくなるでしょう。

転職エージェントからも優先的に紹介を受けられるというメリットもあります。

エージェントは、積極的に活動し、意欲が高いと判断した人から優先的に求人を紹介していくからです。

結果的に希望通りの転職につながることになります。

「積極性に欠ける」と言われる人が積極性を養う方法

自分が積極的かどうかの判断基準として、他者からの評価はわかりやすい目安になります。

職場の上司や先輩、友人などから「積極性に欠ける」「もっと積極的になるべき」と言われたことがないでしょうか。

そんな人が積極性を養う方法を見ていきましょう。

自分に自信をもつこと

まずは、自分に自信をもつことが大切です。

転職活動中に自己分析をすることがあるでしょうが、「自分の良い点を見つけよう」と意識していますか?

やけに自己評価が低く、悪い点、苦手なことばかりが目に入ってしまう人は、自分の好きなところを探してあげましょう。

人はどんなタイプでも、自分の得意なことについては積極的に行動できるものです。

積極性を養う努力は同時進行で

ただし、「自信をもってから積極的になろう。」ではいけません。

どうしても積極的になれない人の多くは、自分に自信をつけるために本を読んだり資格の勉強をしたりするところから始めてしまい、途中で挫折してさらに自信を失うという悪循環に陥ります。

読書も資格取得もいいのですが、自信をもつ努力と同時に日々の行動パターンを変えていくことが大切になります。

思い立ったことはすぐにやること

思い立ったことを先延ばしにしたり、今すぐやらなくても大丈夫と言い聞かせてしまう人は、行動力が不足しています。

行動力と積極性は切っても切れない関係です。

訓練方法としては、日々の生活の中で、どんな些細なことでも「すぐにやる」を実行することが役立ちます。

たとえば、自分の部屋の掃除や整理整頓、家族との会話の中で気になって「後で調べてみよう」と思ったことなど、小さなことでもいいのです。

小さなことから始めていくと、次第に労力がかかることでも行動できるようになります。

もちろん、後先考えずに物を買ったり、怪しい話にノリノリになる、といったことではありません。

通常通りの判断する目は持ちつつも、やろうと思ったことはすぐにやる、意外とできている人は少ないのではないでしょうか。

思ったことをすぐに言葉にしてみること

行動だけでなく、思ったことを言葉にすることも積極性を養うことにつながります。

特に、褒め言葉を意識してください。

褒め言葉は、相手を傷つけず、自身の積極性もアップする、とてもいいツールです。

家で出された料理に「美味しい」と言う、職場の後輩の成長を感じたら伝えてあげるなど。

人の良い点をしっかりと口に出せる人と出せない人の差は、そのまま積極性の差でもあります。

理由を考えない

積極性がない人は大抵が何かしらの「やらない理由」をもっています。

後でやっても大丈夫だから、やらない方が得するかもしれない、など。

その理由はときに正しいことがあるかもしれませんが、積極性を養うことにはつながりません。

積極性に欠けると周囲から指摘された経験がある人は、理由を考えるよりまず動くことを意識しましょう。

「でも…。」と自分の中で思いたくなったら「四の五の言わずとにかく行動!」と自分に言ってみてください。

背中がぴしっと伸びる気がして行動につながりやすいですよ。

困っている人に声をかけてみる

人は意識していることしか目に入りません。

誰かが困っていても、「困っている人がいたら助けよう。」とどこかで意識している人でないと、その人が困っていることにすら気づかないものです。

困っている人がいたら助けるという意識をもってみてください。

そうすると、職場内で誰かが腕を組んで悩んでいる様子や、来客対応でオドオドしている後輩の姿が目に入ってきます。

職場以外でも、おばあさんが重たそうな荷物を持って大変そうにしている姿など、意外なほどに困っている人が多いことに気がつくでしょう。

こうした人に声をかけてみましょう。

何かをしてほしいと言われたらやってあげればいいですし、断られても構いません。

声をかけること自体が積極性を養うトレーニングになりますよ。

転職エージェントへは意欲をアピール

転職成功率がアップするとして、今や転職活動に欠かせない転職エージェント。

エージェントとの面談ではぜひ意欲をアピールしましょう。

意欲が高いと判断されると、優先的な求人紹介だけでなく、応募先へのプッシュもおこなってくれます。