もしあなたが下記の条件に該当するなら、転職してそろばん講師になるという選択肢を考えてみませんか?
- 子供の頃にそろばんを習っていた
- 子供が好き
- 教育関係の仕事に就きたい
- 教室運営に興味がある
実は今、そろばんがじわじわと人気を集めています。
単なる子供の習い事というレベルではなく、指を動かしながら脳の機能を高める効果が期待できる非常に優れた学習ツールであると、再注目を浴びているのです。
注目が高まるほど、そろばんを教える講師の需要が増えると予想されます。
「昔そろばんを習っていたけど結局何も活かせていない。」という方は、眠っているスキルを活用できるチャンスが来ているかもしれませんよ。
目次
そろばん講師は女性にもおすすめの仕事
そろばん講師は女性にもおすすめの仕事です。
その証拠に、各そろばん教室では女性の講師が活躍しており、全く別の業種からの転職組や、主婦から一念発起して正社員になった人もいます。
女性に向いている理由としては主に以下の点が考えられます。
- 年齢に関係なく長く働ける
- 短時間正社員もあるなど家庭と両立しやすい
- 主婦の方など子供相手の仕事に適性がある
- 生活圏に教室があるため通勤時の利便性が高い
女性はキャリアに変化が起きやすく、社内での出世を前提として働き続けることができる男性とは悩むポイントが異なります。
結婚や出産でブランクができたり、役職につかず年齢だけが上がってしまった場合に、社内には居場所がないと感じることも。
そろばん講師は、経験年数を積むほどに指導力が身につき、保護者たちからの信頼も得やすくなると好都合。
女性が年齢関係なく長く働ける仕事なのです。
教室は大抵子供たちの生活圏にあるため、自宅から通いやすいことも女性には嬉しい点ですね。
ショッピングモール内などに教室を展開する企業もあるので、仕事帰りに買い物ができるなど利便性にも期待できるでしょう。
そろばん講師として高年収をたたき出すのは難しいかもしれませんが、家庭と仕事を両立させられる仕事だと言えるでしょう。
そろばん講師になるには?
そろばん講師になるには、必ずこの資格がいるということはありません。
1級や講師資格をもっていなくても、開業して子供たちに教えている人はいます。
ただし、その場合には営業力や特別教え方が上手いなど何かしらのスキルが必要で、ハードルが高くなってしまいます。
特別な能力がなくてもそろばん講師になる王道の方法としては、下記のものがあります。
- そろばん教室を展開する企業に直接応募する
- 転職サイトや転職エージェントでそろばん講師の求人を探す
- そろばん連盟などの団体に加入して講師になる
いずれの場合も、求人の応募条件や連盟の加入条件を満たしている必要があります。
どの検定の何級以上が必要なのか、講師経験は必要なのかなど、細かく定められていますから、まずは条件を確認することが大切ですね。
そろばん講師は未経験でもなれるの?
そろばん講師の多くは、未経験からの転職組。
そろばん経験は必須ですが、講師経験までは求めないというケースが多くみられます。
研修を実施していたり、所属連盟の講座を受けて指導方法を学ぶなど、指導者として働ける環境づくりは配慮されています。
入社していきなり「はい、教えて。」とはならないことがほとんどですが、転職前に研修状況などについて聞いておくことは最低限必要でしょう。
どのそろばん連盟がいいの?
そろばん連盟としては、日本珠算連盟や全国珠算教育連盟、全国珠算連盟、全国珠算学校連盟などがあります。
どの連盟にも特徴があり、どこがいいということはありませんが、商工会議所との関係が深いという点で有名なのは日本珠算連盟。
資格の難易度も高く、知名度がある連盟の1つです。
ちなみに、日本珠算連盟の珠算教師の講習に参加する条件は、「高卒以上の20歳以上(性別不問)かつ、日商珠算検定1級合格者または日本珠算連盟段位認定試験有段者」となっています。
参照:日本珠算連盟
http://www.shuzan.jp/renmei/teach/shousai/
そろばん講師に必要なスキル
そろばん講師に必要なのは、そろばんができることは大前提として、わかりやすく教える力、生徒や保護者とのコミュニケーションスキルが重要です。
学校教育とは異なりますから、生徒が楽しく継続できるような工夫ができ、周囲と明るくコミュニケーションが取れることも大切です。
また、そろばんは世界的にも優れた算数教具として知られており、特に近年は外国でも大人気。
日本国内でもそろばんを習いにくる外国の方が増えており、海外でそろばんを教える日本人もいます。
そのため、英語スキルがあると非常に有利。
英語とそろばんが使えれば、他講師との差別化ができ、年収アップを狙えます。
そろばん講師の仕事内容について
そろばん講師の仕事は、当然そろばんを教えることがメインです。
ただし、正社員の場合は教室の運営管理やイベント企画、販促活動などさまざまな業務が発生します。
保護者対応などもあるため精神的に気を使うことも。
単なる趣味の延長というわけにはいきません。
近年は、そろばんが脳のトレーニングになることから、大人からの需要も増えつつあります。
各教室でイベント的に実施された大人向けの回はどこも評判のようですよ。
子供たちだけでなく、大人向けに指導する機会もあるかもしれませんね。
そろばん講師の求人を探すには
子供の頃に通っていた教室で働きたいなど、特定の教室で働きたいという希望があるなら、HPなどの採用ページを確認するという方法があります。
そこまでの希望がなく、自分でそろばん講師の求人を探すには、転職サイトや転職エージェントを利用してじっくり活動しましょう。
転職サイトの場合は自分で検索してピンポイントで探すことも可能ですが、スカウト機能を利用するとスカウトメールが届くため探す手間が省けます。
転職エージェントの場合、あらかじめ面談で希望を伝えておくと、適切な求人がでたタイミングで紹介してくれます。
そろばん講師の求人数は決して多くありませんから、あまり焦らず探していきましょう。