転職のタイミングで、一旦仕事から離れて、好きなことをしたいと考えたことはありませんか?
リフレッシュ期間を設けると自分自身と向き合い、家族との時間を大切にできるなど、心身ともに良い影響も期待できます。
ただし、リフレッシュ期間を設けるには条件も必要。
気をつけないと今後の転職活動への悪影響も考えられますから、よく考えてから休むようにしましょう。
今回は、転職前にリフレッシュ期間を設けたい理由と、注意すべきポイントを紹介します。
目次
転職前にリフレッシュ期間を設けたい理由
一度社会にでたからには、少なくとも定年まで働き続けるのが基本。
それでもなぜリフレッシュ期間を設けたいと考えるのでしょうか。
その理由を探っていきます。
このタイミングでしか長期連休が取れないから
製造業大手などを中心に、夏期休暇に年末年始、ゴールデンウイークなど、年に何回も大型連休があれば、それなりにリフレッシュできますよね。
しかし、業界や業種によっては、会社員時代に長期連休が取れないことがあります。
たとえば、接客販売などサービス業界で働く方は、シフト制が基本で土日祝日出勤、大型連休時には仕事が当たり前ということも多かったでしょう。
長期連休どころか連休さえままならない生活を続けてきたのですから、転職のタイミングでゆっくり休みたいと考えるのは無理もありません。
リフレッシュすることでまた仕事を頑張ろうと思えることはあるため、好きなことを好きなだけするのもいいでしょう。
今後のキャリアについてゆっくり考えたいから
仕事への情熱があっても、多忙な毎日の中では自身のキャリアについてじっくり考える時間すらないでしょう。
自分のスキルや経験を整理し、自身が何を大切にキャリアを積んでいきたいのか、時間をかけて考えるのは悪いことではありません。
いろいろな業界の人と会ってみる、本を読んだりセミナーに参加するなどして見聞を広げるのもいい方法です。
学校に通うなどスキルアップに努めたいから
昼間学校でしか学べない知識やスキルを身につけたいなど、リフレッシュを兼ねて次の仕事への準備をしたいと考える人もいます。
知識やスキルは仕事をしながら身につけるのも1つですが、人によっては基礎から落ち着いて学ぶ方が身になりやすいというケースもあります。
この場合は、次の仕事に必ず活かせるスキルをよく調べてから挑戦するのがポイント。
転職してから役立ちますし、ブランク期間があることの説明にも説得力が生まれます。
会社員として走り続けてきて正直疲れたから
毎日遅くまで残業をし、パワハラ上司に怒鳴られ続けてきたなど、心身共に疲れ果ててしまったという場合も、一定のリフレッシュ期間を設ける方がいいことがあります。
疲れた状態で転職活動をし、焦って次を決めてしまうより、元気になってから活動を開始するのも1つ。
一旦実家に戻る、配偶者を頼るなどし、周囲の助けを借りてリフレッシュしましょう。
退職してリフレッシュ期間を設けるときの注意点
リフレッシュ期間を設けるときには注意点もあります。
やみくもに「休もう」と考えるのではなく、計画をしっかり立てておくことも必要ですよ。
ここからは、退職してリフレッシュ期間を設けるときに気をつけるべきポイントを紹介します。
期間はきっちり決めて生活費の確保を
リフレッシュは、1ヶ月なら1ヶ月と、期間をきっちり決めておく方がいいでしょう。
仕事から離れることに慣れてしまうと、気持ちを戻すのが難しくなります。
リフレッシュ期間を設ける場合は、生活費の確保は必須。
自己都合の場合は失業手当がすぐにでませんから、預貯金にはかなり余裕をもたせておくようにしましょう。
リフレッシュ期間中だけでなく、その後に開始した転職活動中にかかるお金も必要ですよ。
最低でも半年は生活できるだけのお金を貯めておきましょう。
ブランクが長くなるほど転職が難しくなると心得て
リフレッシュ期間は本人の心身には良い影響がありますが、転職の壁は上がっていくと思っておきましょう。
特に、目的がなく休みたいという場合、ブランク期間のことを良く思わない人事担当者は多くいます。
リフレッシュ期間は長くても1~2ヶ月程度を目安に考えておく方が無難です。
有休があるならとことん利用して
リフレッシュ期間は、何も前職を辞めてから設ける必要はありません。
繰り越し分の有休を含めると、多い場合で40日の有休があることも。
退職日前に40日をフルに使えば、2ヶ月前後リフレッシュ期間を設けることができます。
有休をほとんど消化せずに辞める人も多いですが、お金をもらいながら休めるまたとないチャンス。
計画的に引き継ぎをおこない、早めに退職の申し出をおこなえば有休消化で退職することも可能ですから、早い段階で予定を立てておくようにしましょう。
「有休消化なんてさせない!」と上司に言われたら?
「労働基準法で認められた権利です。」としっかり主張すれば通るケースは多いですよ。
入社日の交渉も賢く行おう
退職してすでに転職活動を始めている方も、内定が決まったときに計画的にリフレッシュ期間を設けることも可能です。
「今すぐにでも入社してほしい。」など、早期入社の希望がある企業なら従うべきですが、1ヶ月程度なら入社日の希望を聞いてくれることがあります。
ただし、「旅行に行きたいので入社日を延ばしてほしい。」などはNG。
学校の契約期間がある、家族の退院手続きがあるなど、聞かれた場合はそれなりの理由を返せるようにしておきましょう。
特に聞かれない場合は希望日を伝えれば十分です。
相手の様子を見極めて賢く交渉すれば、内定が決まった安心感の中リフレッシュできるでしょう。
リフレッシュしたら転職エージェント利用で活動スタート!
リフレッシュ期間を設けることには、良い面と悪い面があります。
リフレッシュすることが正解かどうかは自分にしかわからないもの。
自身の状況を冷静に整理して、リフレッシュ期間を設けるかよく考えましょう。
リフレッシュ期間が終わって充電が完了したら、転職エージェントを利用して本格的な活動を開始すべき。
求人紹介をどんどん行ってくれ、積極的な活動につながるため、早期内定が叶いやすくなります。
転職エージェントの利用は無料なので、退職後にもお金がかからないのは助かりますね。
リフレッシュ期間とエージェントの活用で、納得のいく転職を実現させてください。