どこの職場にもいる「イタイ人」。

空気が読めないとか、相手の気持ちが分からないとか言われることもあり、総合して自己中心的な人物だと捉えることができます。

仕事を円滑に進め、周囲から評価を受けるためには「イタイ」と思われることだけは避けたいもの。

どんな言動が「イタイ」と思われてしまうのか、知っておきましょう。

今回は、職場で「イタイ人」と思われている人の特徴をご紹介します。

1.職場を利用して節約しようとする人

慎ましい生活を送り、将来に備えるために節約を心がけるのはいいことです。

しかし、自分の収支の範囲内で節約するのがマナーにもかかわらず、職場を利用して節約しようとするイタイ人がいます。

たとえば、会社で入れたお茶を水筒に入れて持ち帰る、会社で私用の携帯電話を充電するといった行為はNG。

社長から「気兼ねなくやっていいよ!」と言われていない限り、勝手にこれらの行為をするのはイタイです。

前職では許されていたことでも、転職先で当たり前にやるのは危険。

窃盗罪になる恐れもでてきますから、イタイどころでは済まないかもしれませんね。

2.仕事以外のイライラを職場に持ち込む人

昨日と今日で完全に機嫌が違う人がいます。

朝普通に出社しただけなのに、なぜか不機嫌。

家庭内で嫌なことがあったのか、体調が悪いのかは分かりませんが、周りの人にとっては迷惑以外のなにものでもありません。

人間ですから多少気分の変動はあるでしょうが、それをあからさまに表情や態度にだしてしまうのは小さな子供と一緒です。

特に、職場に原因がないのに空気をピリつかせる人は、自分都合の不機嫌。

そこに何の生産性も生まれませんから、イタイ人になります。

3.服装が自由きまま過ぎる人

服装はイタさのバロメーターとして大きな割合を占めています。

たとえば女性なら、ミニスカートにピンヒールで出社する人。

ドラマならカッコイイかもしれませんが、実際の会社でやると単に常識がないイタイ人です。

外部の人がどんな印象を持つか、それによって企業イメージがどうなるか、そこまで考えず「お洒落は自由だよね。」と堂々としたものです。

男性の場合、ダボダボのパンツにダメージジーンズを平気で履いてきて指導される人もいます。

お洒落が好きなのはわかりますが、場所にあったお洒落を楽しむ方がスマートでイタさがありません。

転職面接でも見た目の印象は重要です。

スーツを着用するのはもちろん、スカート丈の長さやパンツの幅にも気をつけましょう。

4.よかれと思ってセクハラまがいのことをする人

ドラマやアニメを観た女性たちから支持を集める男性の行動があります。

たとえば、「壁ドン」「頭ポンポン」と呼ばれる行動。

若者に人気の恋愛映画などでも、よく見られるシチュエーションです。

当たり前のことのようで忘れている人も多いのですが、女性たちがときめくのは、その行動をする男性に好意を持っているから。

相手が誰でもいいわけではなく、好きでもない人にされても恐怖しかありません。

しかし、職場で女性に喜ばれると思って、こうした行動をしてしまう人がいます。

イタ過ぎる行為ですし、相手がどう思うかによってセクハラにもなり得ること。

実際、先輩の男性から頭をポンポンされ、上司にセクハラだと訴えたケースがあります。

5.ネガティブ過ぎる人

謙虚であることは周囲ともうまくやっていきやすい要素ですが、謙虚を通り越してネガティブになってしまう人もイタイです。

「僕なんて」「私は嫌われているから」など、誰も何も言っていないのに勝手にネガティブになり、言葉や態度で表して周囲を心配させます。

ネガティブな言葉や空気感を発することは、職場全体の士気を下げる迷惑行為。

本人としては、「自信満々で横柄な人よりずっといい。」と思っているのかもしれませんが、ネガティブ過ぎるのもNGです。

会社組織にいる以上、その一員として自分がどうあるべきかは常に考えるべき。

いつもネガティブだと、転職面接でも自信をもって自己アピールができず、内定をもらうことが難しくなってしまうでしょう。

6.会社の飲み会でお酒に飲まれる人

職場ごとに開催される飲み会は、コミュニケーションを深めるためにぜひ参加したいところ。

しかし、ベロベロに酔っぱらってしまって人に絡む、寝てしまって動けなくなるなど、お酒に飲まれるのは、社会人としてイタイ人です。

お酒が大好きで酔うことが楽しいなら、プライベートで、自分の世話を喜んでしてくれる人たちの前でだけにしましょう。

職場の飲み会は、楽しみつつも自分をコントロールすること。

飲み会での印象は、他社員たちの脳裏に深く刻まれていますから、長期にわたってイタイ人だと思われてしまいますよ。

7.自ら学歴や配偶者の職業を自慢してしまう人

聞いてもいないのに、自分の学歴や配偶者の職業を話し出す人がいます。

もしくは、「あなたは?」と聞かれるよう、学籍や配偶者の職業の話題を積極的にしたがるケース。

こういう人は学歴が高いことや、配偶者が社会的地位が高いと思われる仕事(医者、弁護士など)に就いていることが心のよりどころ。

周囲からは、誇れることがそれしかないイタイ人だと思われます。

高学歴も配偶者の職業も、ふとしたときに「知られてしまう」くらいがちょうどいいもの。

本来、学歴が高いことは努力の証ですし、配偶者が社会貢献性の高い仕事に就いていることも素晴らしいこと。

自慢してしまうことで、せっかくの価値を自ら下げてしまっているのです。

職場で「イタイ人」と思われないために

職場でイタイと思われないために大切なのは、公の場所であることをいつも意識し、相手への思いやりの気持ちを持つことです。

思いやりの持ち方がわからないのなら、職場にいる人間的に素晴らしい人、周囲からよく好かれている人の言動を真似してみましょう。

誰からも好かれる人は思いやりで満ちていて、いつも周りに気を使っているはずですよ。

転職面接ではイタさが出ないように気をつけよう

面接官は、応募者に対して「周囲に馴染みうまくやっていけそうな人か。」「常識的なことはわきまえている人か。」といった点もしっかり見ています。

今回ご紹介したようなイタイ言動を認識していないと、面接の場でつい出てしまったり、雑談になったときに調子に乗って話し出してしまったりします。

普段のイタさがネックになって不採用になることがないよう、ぜひ日々の言動を見直しておきましょう。

面接で気をつけたいポイントについては、転職エージェントを利用すると知ることができます。

プロの視点からアドバイスしてくれるため実践的。

上手に利用して転職成功確率をアップさせましょう。