食べることが大好き、趣味の範疇を超えてマニアックなグルメ知識を持っているなど、グルメ好きな方は多いですよね。
好きなことを仕事にするのは誰もが一度は憧れること。
グルメ好きは「グルメに関わる仕事をやってみたい!」と強く思うのではないでしょうか。
グルメ好きが活かせる仕事にはどんなものがあるのか気になりますね。
そこで今回は、グルメ好きな人におすすめの転職先と、転職可能性を紹介します。
目次
食品の商品企画・開発をおこなう企業
食品を扱っている一般企業で、企画や開発に関わる仕事です。
「商品企画なんて新卒のエリートしか難しいのでは?」と思うかもしれませんね。
確かに、誰もが知る大手に転職し、さらに商品企画部に入るには、経験、学歴、知識量、さらに運も必要です。
ただ、転職サイト、転職エージェントといった求人媒体を見てみると、商品企画の求人は普通に探すことができます。
たとえば、コーヒーチェーンの販促部、大手コンビニに商品を提供する一般企業、ECサイト運営会社などがあります。
商品企画は経験重視
大手でなくても食品の商品企画に関わることができれば、グルメ好きな方の知識を活かすことはできます。
ただ、この仕事は経験重視。
特に、企画、マーケティング経験が問われることが多いです。
全くの未経験の場合は、よほど光る何かがないと難しいと思っておきましょう。
グルメ雑誌を扱う出版社
グルメ雑誌を扱う出版社も、グルメ好きにおすすめの転職先です。
出版社というとハードルが高いイメージですが、大手だけでなく中小の出版社でもグルメ関連の雑誌は扱っています。
たとえば、地元のお店だけを扱った無料冊子を、設置店で手軽に手にしたり、ポスティングで自宅の郵便受けに入っていたりといったことがあるでしょう。
こうした出版社では、さまざまな職種があります。
お店情報を掲載してくれる飲食店に交渉する営業職、取材や撮影、編集やデザイン、ライティングをおこなう制作部や、ミスチェック部隊の校閲など。
何をもって「グルメに関わる」と呼ぶかですが、どんな職種であっても1つの雑誌を作り上げることに変わりはありません。
グルメ好きなら楽しくやりがいがある転職先ではないでしょうか。
入社ハードルは高くないが廃刊リスクがある
中小の出版社の入社ハードルは大手ほど高くはありません。
地元密着企業であれば、学歴をさほど問わないことも多いです。
ただ、今は出版業界自体が変革のとき。
出版物は減少し、大手出版社の雑誌でも廃刊が続いている時代です。
中小の出版社であればなおさら、グルメ部門撤退の可能性もでてくるでしょう。
つまり、長くグルメの仕事に関われるかはわからないということ。
いざというときには別の仕事をする覚悟をもって転職することも必要です。
グルメ情報を扱うWeb媒体
最近はグルメ本を片手にというより、グルメ情報を提供しているWebサイトを見て、お店情報や口コミなどをチェックされる方も多いでしょう。
こうしたグルメ情報のWeb媒体では、コンテンツディレクターという仕事があります。
グルメ情報を収集したり、記事にしたりする仕事は、自社の社員がおこなうケースだけでなく、外注に頼むケースもあります。
これらの人たちへ仕事の依頼をしたり、取りまとめをおこなうのがコンテンツディレクター。
勤務先としては、Webサイトの運営をおこなう企業で、勢いあるベンチャー企業も多く参入している分野です。
ベンチャー企業への転職は下調べを慎重に
Webサイトの運営は、現在多くの企業でおこなわれていることで、求人も比較的見つかりやすいです。
ただし、Webサイト運営事業は参入障壁が低いため、創立年数が短い小規模ベンチャーが乱立しているのも事実。
はっきり言って「ぽっとでてすぐ消える」企業も多いので、転職は慎重になることが大切です。
経営状態、労務管理、職場の雰囲気など、確認したいことは山ほどあるので、下調べをしっかりおこないましょう。
コンサルティング会社
コンサルティング会社に転職すると、飲食店のコンサルをおこなうこともあります。
必ず飲食店を担当できるわけではありませんが、グルメ知識をもとに、多角的な視点から顧客へのアドバイスをおこなうことができるでしょう。
コンサルティング業界は激務で知られており、深夜残業や休日出勤も当たり前といった世界です。
その分仕事のやりがいは高いですが、強い意志をもち続けることが大切です。
学歴要件があることが多い
コンサルティング会社は、未経験でも研修を通じて育ててくれるケースはありますが、未経験で転職するなら30代前半までが限界だと思っておきたいところです。
さらに、学歴要件を設けている企業も多いので募集要件はしっかり確認すべき。
少なくとも大卒、さらに国公立か有名私立でないと難しいことも多いです。
フリーランス
グルメ好きを活かしてフリーランスで活躍している方は大勢います。
フリーランスであれば自分がやりたい仕事ができますし、自分が本当に美味しいと思う飲食店や商品をピックアップして紹介することも可能でしょう。
フリーランスとしてグルメに関わるときの職種は実にさまざま。
たとえば下記のような肩書があります。
- フードアナリスト
- 講師業
- 販売促進アドバイザー
- 開業プロデュース
- グルメライター
- フードジャーナリスト
グルメ好きを活かしてフリーランスになるには?
フリーランスは安定した収入は見込めないため、よほど実力がある方でないと生活できる水準に収入を保つことは難しいです。
さらに、営業から経理まで一人で何でもこなさなくてはなりませんので、グルメに詳しくても仕事として成り立つかは別問題。
成功パターンとしては、一般企業で、グルメに関わらず編集、取材、企画等の仕事をして経験を積んでから独立というケースが多いです。
いきなりフリーランスになっても厳しい生活が待ち受けています。
現在全く別の仕事をしているという方は、グルメブログなど、副業程度から始めてみるのがおすすめです。
グルメを活かした仕事は転職エージェントに相談しよう
グルメは規模が大きい分野で、関わる仕事も無数にあります。
世の中には自分が思ってもみない興味深い仕事も存在しているので、固定概念を捨て、柔軟な視点で仕事探しをおこなっていきましょう。
転職エージェントを利用し、あらかじめ希望を伝えておくと、グルメに関われる仕事を探してきてくれます。
プロの視点から求職者の適性に合った仕事を選んでくれるので、思いがけない出会いにつながることも。
面接対策などの転職サポートも受けられる心強い存在なので、上手に利用しましょう。