職場の同僚や先輩、上司に言い寄られて困るのは、職場の悩みでよく聞かれることです。

毎日顔を合わせる相手だからこそ、どう断るべきか悩みますよね。

適切に対処しないと、自分の思ってもみない事態に発展することがあり注意が必要です。

そこで今回は、職場の人に言い寄られて困ったときの対処法と事前対策法を紹介します。

相手の性別や自分がどんなタイプの人かによっても適した方法が変わってきますので、自己分析とともに対処を考えましょう。

この記事の目次

職場の人に言い寄られたとき、対処の仕方に気をつけるべき理由

職場の人にアプローチされ、必ずしも嫌な思いをするわけではないはずです。

異性からの誘いは自分の魅力を認めてもらえた気がして、嬉しさもありますよね。

しかし、浮かれて対処の仕方を間違えると後悔することになりますよ。

なぜ職場の人へは適切な対処が必要なのでしょうか。

ここでは、職場の人に言い寄られた際に適切な対処をすべき理由を解説します。

仕事上のやり取りがスムーズにいかなくなるから

相手の気持ちを拒否することで、これまで職場の人としていい関係性を築いてきたのが崩れてしまうことがあります。

相手が一方的に無視したり、どこかギクシャクした雰囲気を出してくるなどして、仕事上のやり取りがスムーズにいかないのです。

こちらとしても、相手に期待を持たせないよう、積極的にコミュニケーションを取ることを控えるでしょう。

これらは時間の経過と共に気にならなくなることですが、対処法を間違えることで、相手が必要以上に距離を置いたり、冷たい態度を取るなどする期間が長引いてしまいます。

職場内で噂になり居づらくなるから

本人はやんわりと断ったつもりでも、相手や周囲から見れば「脈がある」と見られることがあります。

曖昧な言動は誤解を生み、職場における噂の恰好のネタになってしまうでしょう。

事実ではないのに付き合っていると思われたり、冷やかしに合ったりすることも。

本人にそのつもりはないのに「職場の人に色目を使っている」など嫌な噂を立てられることもよく聞く話です。

自分と相手との問題だけでなく、職場の他の人からの評判を下げることになり、仕事上正当な評価が受けられなくなることだけは避けたいですよね。

逆ギレしてパワハラや嫌がらせを受ける可能性があるから

職場の人への断り方を一歩間違えると、相手が逆ギレするリスクもあります。

カッとなって理性が吹き飛び、あることないこと言いふらされる、パワハラで希望しない仕事を押しつけられるかもしれません。

実際に、誘いを断ったことが原因で異動になったり、嫌がらせを受けた例は存在します。

法的にも許されることではありませんが、裁判になって立証するのが難しいという厳しい現実もあります。

誘う相手の立場や状況を考えずに言い寄ってくる方が問題だとしても、結局嫌な思いをするのは言い寄られた方なのです。

理不尽で納得できないかもしれませんが、とにかく冷静に対処することを心がけましょう。

女性が職場の男性から言い寄られたときの対処法

ここからは、言い寄ってきた相手別の対処法です。

相手が男性か女性かによって、対処法も変わってきますので、自身のケースに当てはめて考えてみましょう。

まずは、女性が職場の男性から言い寄られたときの対処法です。

どんな点を意識すればいいのでしょうか。

立場の弱い女性に多い悩み

職場の男性から言い寄られて困っている女性は多くいます。

配偶者や恋人がいる場合だけでなく、職場の人と恋愛関係になるつもりがない、そもそも好みでない異性の誘いは迷惑など、さまざまなケースが考えられます。

相手が男性で自分より立場や腕力が上であることも多いため、深刻な悩みとなるでしょう。

絶対にやってはいけないのは、誰にも相談しないで我慢することです。

信頼できる友人や家族、職場の同僚だけでなく、匿名の相談窓口も含めて相談先を検討し、抱え込まないようにしましょう。

はっきり断らないと伝わらないのが男性

現在言い寄られて困っている方は、おそらく、オブラートに包んだ言い方や雰囲気を出すことで、遠まわしには誘いを断ったのでしょう。

察しのいい男性はその時点で迷惑だと気づいてくれますが、そんな男性ばかりではありません。

男性は、女性に比べると相手の真意をつかみ取る能力で劣っており、恋愛に関しても同様です。

要するに、はっきり断らないと伝わらないのです。

「今はそんな気になれない。」「職場の人と付き合うのは難しい。」という断り方はNGです。

この言い方だと、今後の可能性がある、対策を立てることで解決できる問題だと思われるでしょう。

「結婚を考えた恋人がおり、あなたと付き合ったり出かけたりするつもりは一切ありません。」とはっきり伝えるべきです。

現在恋人がいない女性でも、恋人がいるという嘘くらいはつくことも考えてください。

相手が男性の場合、特定の異性を引き合いにだしてはっきり断ると、ほとんどが引き下がってくれます。

既婚男性なら妻についての質問を投げかけて釘を刺す

言い寄ってきた男性が既婚男性であれば、飲み会や雑談の場など、ことあるごとに相手の妻や子供に触れる質問をします。

「奥様の得意料理は何ですか?」「休日はお子様をどんな場所に連れて行かれるのですか?」など。

相手に家族がいることを再認識させる、自分が既婚男性と付き合うつもりがないことをアピールする効果があります。

早い段階で釘を刺しておくことで、「この女性は手ごわいから誘うのはやめておこう。」と、気軽に声をかけるのをやめてくれるでしょう。

あまりにしつこければ「〇〇さんは既婚者ですよね?冗談はやめてください。」と強めに言ってもいいのです。

自分より立場が上の男性なら職場の同僚を連れていく

言い寄ってきた男性が同僚や後輩なら、はっきり断りやすいですが、相手が上司や先輩の場合は強く言えないのが悩みですよね。

仕事への影響を考えると、できるだけ穏便に、相手を怒らせずに断りたいと思うものです。

男性上司や先輩に言い寄られて困ったら、誘いに乗りつつ同僚も連れていく方法が有効です。

男性上司や先輩は自分が男らしく立場が上であることを見せたがりますから、同僚たちを連れていくことを断るわけにもいきません。

立場上全員分おごることになり、お財布が痛い目を見ることで次回の誘いを躊躇するでしょう。

誘われるたびに「他のみんなが〇〇さんと飲みたがっていたので。」と言って必ず引き合いにだすようにすれば、波風立てず恋愛関係になることを断ることができるのです。

何があっても、プライベートを二人きりで過ごすことだけは承諾してはいけません。

上司の上司に相談する

自分より上の立場の人間に言い寄られ、何をやっても効果がない、対策が立てられず困っているなら、職場の労働問題として厳格に対処します。

すでに自分の工夫だけではどうにもなりませんから、上司の上司や人事部に相談し、適切な対処をしてもらいましょう。

このとき、口頭だけで伝えても信ぴょう性がありませんから、必ず言い寄られた証拠を持っていきます。

携帯電話の着信履歴やメールは保存し、誘われた回数やかけられた言葉なども記録にとっておきましょう。

事を荒立てるのは嫌かもしれませんが、適切な場所に相談すれば、職場の人に知られることなく事態収束をはかってくれます。

ストレスを感じながら今の職場で我慢し続けることにメリットはありませんよ。

男性が職場の女性から言い寄られたときの対処法

職場の人に言い寄られて困っているのは、何も女性に限ったことではありません。

恋愛対象でない女性から誘いを受けて困るのは男性だって同じです。

相手が女性ということで気を使ったり、繊細な対応が必要になるのかが気になるところですが、一体どうすればいいのでしょうか。

ここからは、職場の女性から言い寄られたときの対処法を紹介します。

相手が女性だからと遠慮しないでキッパリ断る

好みの差こそあれ、やはり女性は優しくて話を聞いてくれそうな男性を好む傾向にあります。

「この人なら私の話を聞いて優しく接してくれそう。」と思われると言い寄られます。

職場の女性から言い寄られて困ってしまうということは、断ることでその女性を傷付けたくないとの優しさがあるのかもしれません。

しかし、相手が女性だからといって遠慮すると、女性が勘違いし、後が怖いです。

「プライベートな付き合いは一切するつもりがありません。」としっかり断りましょう。

言い寄られた後は、むやみに話しかけたり優しくしないで、仕事上の話以外はしない、相手の前では笑顔を見せないなどを意識しましょう。

妻や彼女の存在が効かないことがあるのが女性

はっきり断ることで、大抵の女性はアプローチをしなくなってきます。

しかし、そもそも女性が職場の人にアプローチをしてくること自体が勇気のいることで、その時点で一般的な女性よりも手ごわい可能性があります。

中には妻や彼女の存在を伝えても引き下がらず、「それでも構わないから付き合ってほしい。」と言ってくる女性もいるのです。

言い寄ってくるのが男性の場合は、配偶者や恋人の存在を伝えることで、不要なトラブルを懸念してアプローチしなくなってきます。

これが女性となると、妻や彼女の存在を明らかにした後もしつこく言い寄ってくることがあると思っておきましょう。

こうなると、別の対処法が必要になります。

女性陣のトップに相談する

相手が女性の場合、女性社員たちが彼女を後押ししたり、断れば女性全員で無視を決めこむなど「チーム女性」として攻撃してくることがあります。

女性社員との人間関係が崩れてしまうと仕事は非常にやりにくくなり、ストレスもたまってしまうでしょう。

こうなる前に、女性陣のトップを押さえるべきです。

女性上司がいれば上司、女性の中でリーダー的存在がいればその人に「本気の相談」という形で話を聞いてもらいます。

女性は女性を守るものなので、アプローチしてきた女性の悪口にならないように気をつけるのがポイントです。

「彼女は職場の仲間として頼りにしているが、恋愛関係になる気は全くありません。一体どうすればいいでしょうか。」「交際相手に心配をかけてしまって困っているので助けていただけないでしょうか。」など、謙虚な態度で相談しましょう。

女性上司や女性リーダーはそのポジションに誇りを持っていますから、あくまでも上司としての相談を持ちかけることです。

女性陣への対策に一役買ってくれることでしょう。

ひどい場合は逆セクハラもあると伝える

一般的には「女性に言い寄られて悪い気がする男性は少ない。」などと言われます。

確かに、女性が男性に言い寄られるよりも、男性が女性に言い寄られる方が、嫌悪感まで示す人は少ないのかもしれません。

しかし、それはあくまでも一般論であり、女性に言い寄られて困ったり、不快に感じたりすることはあります。

女性から言い寄られて困っているなら、セクハラになり得ます。

女性側は、自分が女性であることから、言い寄っても相手が心底困るはずはないと思い込んでいる可能性があります。

この場合、はっきりとセクハラという言葉を出すのも1つです。

しっかり断ったにもかかわらずしつこく誘ってくる女性には「逆セクハラで上司に相談しようと思っています。」と強めに言うことも検討しましょう。

職場内回覧で収束したケースもある

女性に直接「逆セクハラ」と言いにくい、遠回しに断りたい方へ、1つ事例を紹介します。

ある職場では、社員たちが日々興味を持ったことや社内で共有しておきたい一般的な労働問題について、新聞の切り抜きや出版物を回覧する慣例がありました。

そこで働く男性は女性の先輩から言い寄られて困っていたことから、逆セクハラ事例について書かれた記事の切り抜きを回覧しました。

回覧者が自分だとトラブルになっても嫌なので、同僚に協力してもらったそうです。

男性後輩に言い寄っていた女性は、まさか自分が逆セクハラ行為をしていると思っていなかったのでしょう。

回覧物を見て察知したのか、それからは後輩に言い寄ることがなくなりました。

盲目的になっている女性に必ず効く方法ではありませんが、「気づいていないことを気づかせる」という考え方は、1つの有効な対処法と言えます。

自分のタイプ別。言い寄られなくなる方法とは?

職場の人に頻繁に言い寄られてしまって困る人もいます。

生まれつき容姿が美しいとか、異性を惹きつける魅力があるとか、仕方のない理由がある人もいるでしょう。

しかし、オフィシャルな場である職場で頻繁に言い寄られることは、自分自身に一定の原因があるケースもあります。

自らの振り返りや一定の工夫によって誘いの回数を減らすことは可能ですよ。

ここからは、自分のタイプ別、言い寄られなくなる方法を紹介します。

いつも一人でいるタイプなら同性の人と親しくなるよう心がける

いつも一人でいて自分からは積極的に交流を持たないタイプの人は、一見とっつきにくく地味な印象を与える一方で、一部の異性からは「つい気になってしまう存在」になります。

一人でいることが寂しそうに見えて話しかけてあげたくなったり、どこかミステリアスな雰囲気がして魅力的に見えることがあるのです。

「いつも一人で目立たないようにしているのに頻繁に誘われてしまう。」と悩みがあるなら、職場内で同性の人と親しくなるように意識しましょう。

特に男性相手に効果が高い方法で、女性社員たちと仲良くすることで、男性は気軽に誘いにくくなります。

下手に誘いをかけて噂が広まってしまったり、他の女性社員から軽蔑されたりすることを懸念するからです。

女性は女性に守ってもらうことをまずは考えましょう。

地味で大人しい見た目の人なら少し華やかにしてみる

目鼻立ちがはっきりしている、スタイルがいいなど、人目を引きやすいタイプの人は、職場内で誘われないよう、敢えて地味で大人しい服装や髪形をするように心がけることがあるでしょう。

これは、派手好きな異性には一定の効果を発揮する一方で、逆効果である可能性もあります。

なぜなら、地味で大人しい見た目の人ほど、「誘っても断られない」「自分の思い通りになりやすそう」「特定の異性がいなさそう」と思われてしまうからです。

自分にとって「高嶺の花」であるほど、職場内であるリスクを犯してまで誘ってくる異性は少なくなります。

現在の職場で、地味で大人しい見た目を意識しても誘いを受けてしまうなら、反対に少し華やかにしてみるのも1つです。

周囲から「恋人でもできた?」と聞かれたら話に乗ってしまいましょう。

「実は社外にいい雰囲気になっている人がいます。」でもいいのです。

その噂は異性にも届いており、下手に近づけないと思われるようになりますよ。

フェミニンな服装が好きな女性はオフィシャル仕様に変えてみる

服装の好みは人それぞれですが、フェミニンな服装が好きな女性は「モテ」につながりやすいです。

男性は女性のファッションに対して保守的な傾向があり、女性らしく柔らかい雰囲気の王道スタイルを好むからです。

パンツよりスカートが好きな男性が多いのも、単純に女性しか履くことのできない「女性の象徴」ということがあります。

男性からモテたいならばもちろんいいのですが、職場の人に言い寄られると困ると思うなら逆効果ですよ。

スカートが多いならたまにはパンツも履いてみる、白やピンクではなく黒やネイビーなど落ち着いた色合いの服を選んでみるなどしてみてください。

見るからにオフィシャルでかちっとした雰囲気を出すように意識すれば、「仕事モードで言い寄ってもなびかなそう。」「仕事熱心な彼女に言い寄ったら嫌われるかもしれない。」と、男性側がアプローチを躊躇する可能性があります。

プライベートを明け透けにする人は言い寄られやすいと心得る

職場の休憩中や飲み会の際に、プライベートの話をすることがありますよね。

このとき、自身のプライベートを明け透けにする人は「隙」があるため異性から言い寄られやすくなります。

人は、プライベートを守ろうとする人には壁を感じて慎重に接するようになりますが、何でも公にしたがる人は「誘いに簡単に乗ってくれそう。」と気軽に接しやすくなるからです。

恋人が欲しい、なんてこともあまり言わない方がいいです。

異性がいない場所であったとしも、「恋人募集中みたいだよ!」と話が広まってしまってはたまったものではありませんよ。

ついついボディタッチをするタイプの人は気をつけて

ボディタッチ癖があり、いつも職場の人に誘われて困るという人は、自分自身の振り返りが必要です。

テンションが高く、わかりやすいリアクションを返してくれることはいいことですが、相手を勘違いさせている可能性が高いからです。

男女関係なく、職場の人にボディタッチは絶対にすべきではありません。

仕事中はもちろん、飲み会などラフなシーンでも同様です。

軽く触れる程度でも勘違いする異性は多いですよ。

いくら海外在住経験があろうと、今の職場が日本の企業なら、働く人の多くは日本人です。

勘違いされて困るのは自分なので、自分の身を守れるために習慣を変えるくらいは必要ではないでしょうか。

家庭がある人は家族の存在をアピール

結婚して家庭がある人は、家族の存在を普段からしっかり匂わせておくようにしましょう。

プライベートな話題になったら家族の話をするようにし、家族思いであることを職場の人に認知されれば、下手に言い寄ってくる人は多くありません。

子供の行事を理由に仕事を抜けることも、周囲にはストレートに伝えておくといいでしょう。

今の時代なら家族を大切にする人物として評価や理解も得られやすいため、デメリットになることは少ないはずです。

頻繁に言い寄られるなら同性が多い職場へ異動や転職を考えてみる

これまで職場の人に頻繁に言い寄られ、何かと工夫をしてもダメだった場合は、人を惹きつける天性のものがあるのかもしれません。

本来は素敵なことですが、職場の人から誘われて困ったり、職場内で噂になって嫌な思いをしてきたなら、環境を変えることも必要です。

もっともいいのは、同性が多い職場で働くことです。

今の会社で同性が多い部署があれば異動を申し出てみる、同性が多く活躍する業界に着目して転職するのも1つですよ。

同性が多ければそれだけ異性に言い寄られる機会が減りますし、同性から好かれる方法が身につくため、プライベートでも生きやすくなります。

ただし、転職するなら在籍しながらの転職活動が基本です。

転職エージェントを利用するなどして時間を有効活用し、ブランク期間ができないように気をつけて活動しましょう。

最後に

いかがでしたか?

今回は、職場の人に言い寄られて困ったときの対処法と事前対策法を紹介しました。

相手が誰なのか、自分がどんなタイプなのかによって、やるべきことが変わってきます。

まずは状況把握をし、適切な対処をすることと、今後同じような思いをしないように自分を守る方法を身につけましょう。

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