今やゲームは子供だけのものではなく、ビジネスマンの間でも「ハマる」人が続出しています。
人前ではなかなか言えないけど、ゲームが密かな楽しみや息抜きになっている方も多いのではないでしょうか。
実は、ゲーム好きを仕事に役立てることができます。
特に、仕事に不満があったり、辛くて毎日が苦痛と感じたりする方にはおすすめ。
仕事の成長スピードを上げ、結果を残せるデキル人にステップアップすることができるのです。
ゲームと仕事は連動制がないように思えますが、一体どんなことなのでしょうか。
今回は、仕事がゲームのように楽しくなる方法を紹介します。
ゲームのように楽しむとなぜ成長できるのか
仕事がゲームのように楽しくなる方法だなんて、どこかインチキくさいと感じる方もいるでしょう。
しかし、意外なほどに理にかなった方法で、何か成功を収めている方や、ハードワークを難なく乗り越えてしまうような方は、自然とゲームのように楽しめているものです。
楽しむことで周囲からは考えられないようなスピードで成長もしていきます。
一体なぜなのでしょうか。
努力を努力と感じなくなるから
仕事で成果を残すには努力する必要がありますが、大抵がきつくて辛く、孤独な戦いになっていき、諦めや挫折につながってしまいます。
しかし、ゲームのように楽しむことで、努力も努力と感じなくなります。
ゲームをする際、レベルアップのためにバトル数を増やしたり、アイテムを探したりすることはあるでしょうが、それを苦痛な努力だと感じる人はいないでしょう。
バトルやアイテム探しであっても、それもゲームの醍醐味だからです。
この「嫌々感をなくすこと」が成長のコツとなります。
周囲からはすごい努力だと思われても、本人は楽しいからやっているだけ。
疲れて立ち止まったり、手綱を緩める必要がないため、結果的に「人一倍努力している」ことになるのです。
集中力がアップするから
人は夢中になってやっているときに、本来の力を発揮しやすくなります。
楽しくないことは集中して取り組むことができず、注意力も散漫になってミスをしてしまうこともあるでしょう。
ゲームをやっているときは、目的を達成することだけを考えて夢中になりますよね。
小さな子供が無我夢中で遊びに取り組むと、大人が驚くような細かい作業ができたり、柔軟な発想や優れた暗記力を発揮することがあります。
子供たちは何も考えず、目の前の遊びをひたすら楽しんでいるからなのです。
同じように、仕事にもゲームのような夢中になれる要素を加えてみると、ゴールに向かって高い集中力を保って取り組むことができたり、斬新なアイデアを思いついたりできるのです。
不満を前向きに捉えることができるから
上司や同僚との人間関係に不満を持つ人は多いと思いますが、仕事をゲームに置き換えてみましょう。
自分を攻撃してくる人、邪魔をする人は、ゲームにおいて欠かせない敵です。
手ごわい敵とどう戦うか、勝つためにどんな武器を手に入れる必要があるのかも、ゲームの醍醐味でしょう。
仕事において感じた不満も、それをどう乗り越えるかを考えてみることで、不満という概念が薄れ、楽しくやれるのではないでしょうか。
「やらなければいけない」から「好きでやっている」に変化
仕事は嫌なことや辛いこともあり、純粋に楽しみながらおこなうことは難しい側面があります。
それは、仕事を生活や世間体のために「やらなければいけない」事項と決めているからです。
もちろん、無職になれば収入が途絶え、生きていくのは大変になるでしょう。
しかし、だからと言って「やらなければいけない」と締め付けてしまうと、ストレスの原因になりやすいのです。
ゲーム感覚でやってみることで「好きだからこの仕事をやっている!」と、仕事をする理由が変わってくるはずです。
「仕事はひたすら耐えるもの」と自分自身に刷り込んでしまっている人もいますが、考え方の視点を変えてみるだけで、同じ仕事が劇的に変化することがあるのです。
仕事につながる「ゲームの楽しさ」を考えてみる
一度もゲームをやったことがない方は別ですが、多くの方は子供の頃を含めて何かしらのゲームを「楽しい!」と思った経験があるのではないでしょうか。
仕事につなげるには、「ゲームの楽しさとは何だろう。」と考えてみることが1つの方法です。
どんなゲームが楽しいかは人によって異なりますが、自分の好きなタイプのゲームを振り返ってみると、「自分がこんなときに楽しい気持ちになる。」とわかるはずです。
現在はいろいろなタイプのゲームがでていますが、一般的に多いゲームを下記の6つの分類してみました。
まずはシンプルに、仕事抜きにして、どのタイプのゲームが好きかを考えてみてください。
- モノづくり型…建物や庭づくり、野菜、動物などを自分の好きなように育てたり、組み立てていくゲーム
- バトル型…対戦相手や次々と襲い掛かってくる敵を倒すことで得点アップや次のステージに進めるゲーム
- 推理型…推理して犯人や問題を解決するゲーム、コンピューターとの対話内容によって次の行動を推理するゲーム
- パズル型…画面上に表示されたパズルをひたすら組み立てて高得点を狙うゲーム
- 適材適所型…団体スポーツや冒険ものなど、チームメンバーや仲間たちと強力することで目的を達成するゲーム
- 時間制限型…目的達成のための時間に制限があるゲーム
自分の好きなタイプのゲームがわかったら、それこそが仕事が楽しくなるためのヒントです。
子供のように純粋な気持ちで取り組めるゲームには、自分自身がもつ本来の姿が隠されていると言えるからです。
好きなゲームのタイプによって仕事の目標を設定してみよう
では、自身が好きなタイプによって、どんなふうに仕事と向き合っていけばいいのでしょうか。
好きなゲームのタイプ別に、どんな風に仕事を進めていけばいいのかを紹介します。
モノづくり型ゲームが好きな人は「コツコツ」を楽しもう
モノづくり型のように、コツコツと作り上げていくタイプのゲームがあります。
このタイプのゲームが好きな方は、少しずつ大きくすることに喜びを感じやすいと言えるでしょう。
仕事では、すぐに成果がでなくてフラストレーションがたまることも多いですが、モノづくり型ゲームのように「コツコツを楽しむ」を意識してみましょう。
一気に完成まで駆け上がるのではなく、一つ一つの作業を楽しみながらやってみる、そんなふうに考えていくと、地味で忍耐が必要な仕事も苦痛から解放されるはずです。
これは、実際にモノづくりの仕事に関わっていない方でも同じです。
たとえば営業職。
営業をかけたその日に大型契約が取れればいいですが、実際には簡単ではありません。
こまめに足を運び、信頼関係を築き上げていくことで、本来の目的である契約につながることは多々あります。
一度や二度の営業でだめだったからと諦めないで、モノづくり型ゲームのように積み重ねていけばいいと思うことも大切です。
バトル型が好きな人はライバルを決めておくのも手
バトル型ゲームに魅力を感じる方は、人に勝つことの爽快感を求めやすいと言えます。
負けん気の強さは仕事にも活かすことができるでしょう。
営業のように成績が明確にされる職種ならいいのですが、そうでない場合は「隠れライバル」を設定しておくのがおすすめです。
公にすると相手や周囲の気分を害する可能性もあるため、自分自身の中でだけ思っておくのがいいでしょう。
職場の中で「この人に勝ちたい!」と感じる優秀な人をライバルと決め、ライバルに勝つためにどんなスキルや知識が必要なのかを考えてみましょう。
ライバルの存在は自分を高め、仕事の辛さや不満を押しのける強さがあります。
推理型が好きな人は頭を使うことを意識すると楽しくなる
推理型ゲームが好きな方は頭を使って考えることに適性があります。
仕事でも、ゲームのように相手の言動を推測し、今打つべき一手を考えてみましょう。
仕事に慣れてくると、つい業務がルーチン化し、頭を使わず「こなす」だけになりがちです。
しかし、全く同じ業務でも、常に考えながら取り組む人はより生産性の高い仕事ができたり、新しいアイデアにつなげていったりできるもの。
頭を使ってみることで、仕事の切り口が増えて実力が上がっていきます。
相手とのコミュニケーションにおいても、適切な言葉のチョイスができるようになり、友好な人間関係を築けるようになるでしょう。
パズル型が好きな人は柔軟な思考を意識すると壁を突破できる
パズル型ゲームは「ぴたっ」とはまったときの快感が魅力ですよね。
パズル型ゲームは一見正解が一つしかないに思えて、実は方向や形を変えることで同じ結果になるケースもあります。
パズル型ゲームが上手な方は、いくつもの視点を持って柔軟に対応することで、得点を伸ばしています。
仕事もそれと同じで、選択肢が一つしかないようで、他の方法でも目的を達成できる場面があります。
現在仕事の壁にぶつかっているという方は、パズル型ゲームの熟練者のように、「別の方法ではだめなのだろうか?」と考えてみてください。
選択肢を増やしていくことで、最適な結果を導くことができるでしょう。
適材適所型が好きな人はリーダーの資質がある
適材適所型のゲームは、プレイヤーが持つ特徴を把握し、適切な場面で使っていくことで高い成果をだせるようになっています。
仕事においては、リーダーや管理職と共通点が多いと言われています。
リーダーや管理職は、部下たちから嫌われ役にまわることもあり、ストレスがたまりやすいですよね。
自分は上に立つ人間ではないと自信喪失する人もいるでしょう。
リーダーや管理職の仕事に悩みを抱えている方は、適材適所型のゲームを楽しむように、部下や後輩たちの個性を「どう活かそうか?」とワクワクしてみましょう。
自分自身がプレイヤーでなくても、他の人材を活かすことでチームとして高い成果を残せるのなら、それこそが仕事の成功と言えるのです。
時間制限型が好きな方は時間を決めることで良い結果につながる
ゴールまでに時間制限が設けられているタイプのゲームもあります。
時間制限だけが特徴というより、その他のタイプと混在しているものも多いでしょう。
時間制限があるゲームは、ハラハラ、ドキドキ感を味わたり、スピードや効率を重視した動きを考えたりしますよね。
時間制限型のゲームが好きな方は、ある程度時間が決まっている中で仕事を進めていくように意識することで、退屈なルーチンワークに目標設定ができます。
ついつい完璧を求め過ぎて時間ばかりがかかってしまうような方も、ある程度の完成度に仕上げていくクセをつけることで、仕事内容の幅も広がっていきます。
自分が楽しいと感じるポイントを挙げてみよう
そのほかにも、ゲームをやっていて、自分が楽しいと感じるポイントを分析してみることをおすすめします。
仕事における適性を自己分析するのは面倒な作業でも、ゲームの何が好きかを考えるのは気楽にできるのではないでしょうか。
楽しいと思えるポイントが見つかったら、それを仕事に流用します。
最初は無理やりでもいいのです。
ゲームのように楽しめないかを工夫してみると、これまで職場に向かうのが辛かった方でも足取りが軽くなるでしょう。
転職の方向性に迷ったときにも有効
仕事がゲームのように楽しくなる方法は、現在の仕事だけでなく、転職を考えている方にも役立ちます。
特に、やりたいことが見つからず、転職の方向性に迷っている人は、自己分析の1つの考え方として取り入れてみてもいいでしょう。
どんなゲームが好きなのかは、自身の得意分野や好きなことを見つけるヒントとなります。
もちろん、転職活動は方向性を決めて終わりではありません。
求人はどの程度あるのか、給与や労働条件はどうなのかなど、実際問題として調べておかなくてはならないことも山ほどあります。
ただ、孤独や停滞感を持ちやすい転職活動中には、新しい切り口が有効になることも多いので、気楽に考えてみてください。
具体的な活動に入る場合は、プロである転職エージェントを頼るなどすれば、企業情報や適性判断などで良いアドバイスがもらえるため安心です。
最後に
いかがでしたか?今回は、仕事がゲームのように楽しくなる方法を紹介しました。
「楽しむ人は強い」と言われますが、大人になると、何もない状態から楽しむことは意外なほどに難しいです。
少しだけ想像力を膨らませて、「いつもやってるゲームだったらどうだろう?」と考えてみてください。
毎日の仕事も楽しく取り組むことができ、成長につながっていくのではないでしょうか。