転職先を選ぶ視点として、「将来性が高い業界や職種がいい。」と感じることがあるでしょう。

将来性の観点から必ず挙がるのは、高齢者からのニーズが高い仕事です。

超高齢化社会と言われる日本では、高齢者ビジネスに目を向けるのは自然な流れですよね。

では、高齢者ビジネスを展開している企業には、どんな種類のものがあるのでしょうか。

現在、高齢者ビジネスは多様化しており、従来のイメージにはないものにまで広がりつつあります。

転職先の選択肢は広いため、柔軟な視点から探してみるといいでしょう。

また、転職して活躍するためにも、高齢者から好かれる要素を持っているかも確認すべきです。

今回は、高齢者からのニーズが高い仕事、高齢者から好かれる人物像の特徴を紹介します。

高齢者からのニーズが高く感謝される仕事とは?

高齢者相手の仕事と聞いてどんな仕事を思い浮かべるでしょうか。

「高齢者相手の仕事は〇〇しかない。」と思い込むのは勿体ないほどに、今ではいろいろな分野が存在しています。

需要が高い仕事を選ぶことで長期に安定して働き続けることができますし、感謝されることでモチベーションにもつながります。

どのような仕事があるのか見ていきましょう。

介護職

高齢者からのニーズが高い仕事と聞いて真っ先に思いつくのが介護職です。

介護分野は人手不足が続いており求人が豊富ですし、現在は未経験者にまで間口が広がっているため、多くの方にとって転職のチャンスがあります。

高齢者と直接接することができ、感謝の言葉を受け取ることもあり、やりがいが高い仕事の1つでしょう。

ネックになるのは「無資格でも転職できるのか?」という点ですが、無資格者であっても採用してくれる事業所は多く、転職後に資格取得に挑むケースもよく見られます。

資格支援制度がある事業所もありますので、無資格者でも興味があるなら探してみるといいでしょう。

便利屋

近年増えた便利屋も高齢者からのニーズが高い仕事です。

日常的な困りごとを解決し、幅広い業務を担当します。

個人事業主も多いですが、企業として運営しているケースもありますので、転職するなら便利屋を展開する企業を探しましょう。

高齢者は、

  • 一人暮らしで頼れる人がいない
  • どこに依頼するかが分からない
  • 調べ方も分からない
  • 何をするにも面倒

といった点で、電話一本で来てくれる便利屋はありがたい存在。

その名の通り、非常に便利なのです。

便利屋の業務は決まっているわけではなく、依頼者からのさまざまなニーズに応えていきます。

清掃、買い物、家具の修理や組み立て、電球の取り付け、虫の退治、エアコンクリーニングなどのほか、同窓会の幹事を代行する仕事などもあります。

専門資格が必要な業務についてはできないこともありますが、そうでない業務については本当に何でもやります。

体力や知恵が必要で大変な仕事ではありますが、同じ仕事をしていると飽きてしまう方や、好奇心旺盛な方には向いているでしょう。

医療系専門職、医療事務

医療関係の仕事も、介護同様に高齢者ニーズが高い分野です。

総合病院や大学病院などの場合、科によっては子供や若い人を相手にすることも多くなりますが、全体的な傾向としてはやはり高齢者と接する機会が豊富です。

地域の人口構造を調べ、年齢水準が高い地域にある個人クリニックや薬局などは、高齢者率がぐっと上がるでしょう。

受付や診療報酬請求をおこなう医療事務も同様の考え方ができます。

また、地域に限らず、リハビリ系専門職は高齢者の利用率が高めです。

若い人もいますが、体の回復機能が衰えている高齢者の方が利用するケースが多いからです。

医療系専門職は資格が必要ですから、現時点で無資格の場合は学校に入るしか方法がありません。

医療事務などの事務系職種であれば資格は不要ですので、今からでも転職の可能性があるでしょう。

旅行代理店

高齢者はすでに仕事をしておらず時間があり、まだ年金がしっかりもらえる世代のため金銭的な余裕もあります。

グルメや温泉を楽しむこともでき、歴史的な建造物に触れることもできる旅行は、高齢者に欠かせない娯楽と言えるでしょう。

若い人であれば、インターネットを使って宿泊施設や人気のスポットを調べることもできますが、高齢者にとっては難しい現状もあります。

そのため、カウンターでいろいろな手続きをしてくれ、疑問点をその場で確認できる旅行代理店の需要が高いです。

旅行代理店でも、高齢者向けのツアーなどが人気を集めています。

旅行代理店は一定数の求人がありますので、比較的探しやすい分野です。

旅行代理店は激務と指摘されることも多いため、転職を決める際には実態をしっかり確認するようにしましょう。

配食サービス会社

外出や自炊が大変になってきた高齢者をサポートするのが、配食サービスの仕事です。

栄養バランスが整ったお弁当や食事を定期的に届けることで、健康的な生活を保ってもらい、同時に安全確認などの役割も果たします。

配食サービスを専門でおこなう企業も多く、どの部門を希望するかによって転職可能性も異なります。

調理部門であれば、栄養士や調理師を持っていれば転職に有利で、調理経験もあるといいでしょう。

宅配部門であれば、ドライバーや営業経験があると採用されやすいです。

配食サービスを展開する企業は多数あり、これから増えていく可能性も高いです。

地域への貢献度も高い仕事と言えるでしょう。

家事代行サービス会社

近年話題の家事代行サービスも、高齢者を相手にする機会が多い仕事です。

介護職のように直接的に接するわけではなく、家事代行によって高齢者の生活を助けることになります。

家事代行サービスの利用者層といえば、共働き世帯が多いイメージを持たれるかもしれませんが、高齢者からのニーズも高いです。

老老介護が社会問題となっている中、介護に時間を取られて家事を満足にできず、困る方も増えています。

家事代行サービスは訪問介護と異なり、介護保険適用外です。

介護者本人ではなく介護家族を対象としており、介護知識等は必要ありません。

もちろん、介護が発生していないご家庭からのニーズもあります。

自力での生活ができる高齢者で、「膝が痛くて家事が大変」「外出が億劫」「一軒家の掃除が面倒」といったニーズに応えています。

遺品整理、生前整理サービス会社

最近は遺品整理、生前整理サービスを提供する企業も増えてきています。

亡くなった方の遺品を整理するのは非常に大変な作業で、棚や家電などの処分に困り、手のつけどころがないほど散らかっていて、膨大な時間と労力がかかることにもなります。

日本の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳(2016年)ですから、その子供も60代以降であることが一般的。

若い人でも大変な遺品整理を、60代以降で取り組むのは大変でしょう。

高齢の夫婦でどちらかが先に亡くなった場合にはなおさらです。

遺品整理は若い遺族からのニーズもある分野ですが、高齢者のニーズが非常に高いものがあります。

困っている年配者や高齢者の手助けになれるという意味で、やりがいも感じられるでしょう。

法律事務所

高齢者が法律事務所を利用するケースとして、相続の手続きや相談事案が増えています。

超高齢化社会において、相続や遺言などの終活に目を向ける高齢者層は拡大傾向にあるからです。

法律事務所でもビジネスチャンスと見ているため、相続や遺言などを専門でおこなう事務所も多いですよ。

行政書士、司法書士、税理士、弁護士など、相続や遺言の何を担当するかは、各資格の独占業務によっても変わってきます。

法律系専門職への転職を考えている方は、主に高齢者向けにニーズがある分野を扱っている事務所を選ぶのも1つです。

高齢者が好む人物像とは?特徴を紹介

高齢者を相手にする仕事に転職を考えている場合、高齢者層から好まれやすい人物かどうかも知っておくといいでしょう。

高齢者はコミュニケーションを求め、人柄や相性を大事にするケースも多いです。

商品サービスの内容以上に、「〇〇さんに担当してもらいたい!」と指名で依頼する人も少なくありません。

転職先で活躍できるかどうかも変わってきますので、自身の人物像と照らし合わせて考えてみましょう。

ここからは、高齢者が好む人物像の特徴を紹介します。

フットワーク軽く何でもテキパキとやってくれる人

高齢者は、体が思うように動かなかったり、調べるのが面倒だったりして、自分が思ったことをすぐ取り組むことができません。

また、意外にせっかちで、その場での解決を望むこともあります。

そのため、ちょっとしたことでもすぐに調べて答えをだしてくれたり、すぐに動いたりしてくれる人が近くにいると、非常に楽なのです。

「それ、私がやりますよ。」といつでも言ってくれ、フットワーク軽く何でもテキパキと働いてくれる人を好みます。

仕事をするうえでは、それらが業務対象外の場合もあります。

しかし、特別時間や費用がかからないこと、たとえばネットで調べたり電話をしたりするといった程度のことなら、個人の裁量でやってあげると喜ばれるでしょう。

元気がよくて若々しい

高齢者は、自分にはない元気のよさや若々しさを求めます。

集まれば健康の話題ばかりする同世代より、前向きで明るい若い人が好きという方も少なくありません。

人と話す機会が減ったり、活動的に動き回ったりできなくなってくると、周囲から元気をもらって気分よく過ごしたいのです。

笑顔があって、声も大きい、気持ちのいい挨拶ができる人。

シンプルですが、高齢者から好かれやすい要素です。

反対に、若いのに覇気がなく声も小さい、前髪で顔が覆われているような暗い印象の人は、高齢者から好まれません。

年齢的に耳が遠くなってくる頃でもあるので、声が小さい相手には「この人とは会話したくない。」と心を閉ざしてしまう人もいます。

優しい人

高齢者は優しい人が好きです。

見た目や話し方、にこやかに話を聞いてくれるかどうかなど、トータルで優しい人が好まれます。

相手が高齢者だからといってきつく当たったり、いつもイライラしていたりする人がいますが、高齢の方はしっかりと気づいています。

言葉だけは敬語を使っていたとしても、醸し出す雰囲気にトゲがあると認識しているのです。

高齢者相手の仕事に就きたいなら、高齢者から好まれる優しさを必ず持つべきです。

間違っても乱暴な態度をとって怖がらせたり、横柄に接して嫌われてはいけません。

転職先企業の評判を下げ、仕事での個人的評価も下がるでしょう。

高齢者ニーズの高い仕事に転職したいならプロを頼ろう

ここまで、業界や職種の傾向として、高齢者ニーズの高い仕事を紹介しました。

最終的には企業単位で、本当に高齢者ニーズがある事業なのかを確認しなくてはなりません。

企業の事業内容の詳細や顧客層を確認するには、個別の企業を自分で調べる必要があります。

しかし、個人の情報収集能力には限界があり、仕事と並行して転職活動をおこなう人にとっては時間的な負担もあるでしょう。

転職活動における情報収集力を補いたいなら、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職支援のプロが、独自の情報網を利用し企業内情を調べてくれ、転職活動全体をサポートしてくれるでしょう。

最後に

いかがでしたか?今回は、高齢者からのニーズが高い仕事、高齢者から好かれる人物像の特徴を紹介しました。

転職先の将来性を考える際、高齢者ビジネスに目を向けるのは1つのいい方法です。

自身の適性や個別の将来性も踏まえ、視野を広く持って探してみましょう。

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