現に販売職についている人、これから販売職に転職しようと人は、売れる販売員・カリスマ販売員の特徴を知り、販売員を極めていく努力をする必要があります。
なぜなら、販売職は今後努力や工夫なくては、生き残りが難しい職種のひとつだからです。
10年、20年先も販売の仕事を続けたい、長く続けられる販売の仕事に転職したいのであれば、販売員としての高いスキルを身につけることが大切なのです。
では、売れる販売員・カリスマ販売員とは、一体どんな人のことを指すのでしょうか。
今回は、販売職として働く人、販売職への転職を考える人に向けて、カリスマ販売員の特徴を紹介します。
目次
販売職はなくなる仕事?
販売という職種は、これからの10年でなくなってしまう仕事だと言われています。
AIの台頭によって、わざわざ生身の人間でなくとも、ただ物を売るだけの仕事はできるようになっているといえるでしょう。
しかし、販売職の中でも、客に「この人から買いたい」と思われる人がいます。いわゆるカリスマ販売員です。
単に商品を買うだけではなく、付加価値の高い接客を受けることができるため、AIにはない魅力があります。
「販売職に転職しようと思うけれど今後は仕事が減るのでは?」と考えている人は、カリスマ販売員を目指すことで、なくなるどころか、長く生き残れる職種に変わっていく可能性があるのです。
販売職は年収が低いから魅力のない仕事?
販売職と聞くと、給与が低いというイメージを持つ人がいますが、実際のところはどうなのでしょうか。
ひとくちに販売といっても、洋服や靴を売る販売員から、百貨店で美容グッズを売る人、量販店で家電を売る人、ディーラーで車を売る人、建築会社で住宅を売る人までさまざまです。
広義の意味では、コンビニや本屋の店員も販売員といえるでしょう。
年収も、何を売るのかによって異なります。
たとえば、アパレルや美容系の販売員なら年収300~400万円、車や住宅などの歩合販売なら成績に応じて500万円以上稼ぐ人も多くいます。
営業職と同じように、売上が評価の対象となりやすいため、必ずしも給与が低い職業とはいえません。
販売職だから年収が低いというのではなく、何をどのように売っていく仕事なのかによって、想定年収を判断する必要があります。
カリスマ販売員とはどんな人のこと?
いわゆるカリスマ販売員とは、どのような人のことを指すのか確認してみます。
たとえば、次のような人のことです。
- 「この人から買いたい」と指名がつく
- 客1人あたりの購入額、購入数が多い
- 客は買った後の満足感が高い
- 客はその日に買わなくても再来店率が高い
- 店舗全体の売上に大きく貢献している
企業としては、カリスマ販売員は貢献度が非常に高いため、評価の対象になっていきます。
カリスマ販売員になれば、年収が上がることも、昇格することも夢ではありません。
カリスマ販売員の特徴10選
カリスマ販売員になりたいけれど、具体的にはどうすればなれるのか分からないと感じる人もいるでしょう。
カリスマ販売員は、生まれながらにカリスマなのではなく、カリスマになるべく努力や工夫をしています。
カリスマ販売員にはどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
1.本当に客のためになるアイテムをすすめる
販売員は商品を売ることが仕事ですが、「売りつける」ことはしないのがカリスマ販売員です。
たとえばアパレル販売員でありがちなのは、似合っていない、サイズが合っていないのに、無理にすすめることです。
カリスマ販売員は似合っていないものはすすめませんし、サイズ感を大切にするため、別のサイズをすすめます。
これは、短期的な売上だけでなく、長い目で見て客と付き合っていくためには、客からの信頼が必要だからです。
あくまでも目的は客のため。
相手に何を与えられるのかを常に考えているため、結果的に売上という形で自分の元に返ってくるわけです。
2.自社の商品にとにかく詳しい
カリスマ販売員は自社の商品に誰よりも詳しいです。
価格、機能、素材、使い方、ちょっとした裏技まで、どんな質問にもスムーズに答えることができます。
どこかで聞いたような言葉ではなく、あくまでも自分自身の言葉で、商品の良さを述べることができるのです。
たとえば、「これはいくらですか?」と販売員に聞いたとき、慌てて値札を確認して答える販売員と、すぐに価格を答えられる販売員とでは、後者の方が信頼できると感じるものです。
値札を見て答えるくらいなら、客は自分自身で値札を見ればよい話なので、少々がっかりしてしまいます。
商品に詳しい販売員であれば、客はいつでも安心して商品について質問することができますし、販売員仲間からも一目置かれることになるでしょう。
これは、自社の商品を愛していると言い替えることもできます。
愛情があるからこそ、詳しく知りたいと思い、客にもおすすめしたいと思う。
心から提案している商品だからこそ、客の満足感も高く、販売員への信頼にもつながります。
3.客の行動に素早く反応する
カリスマ販売員は、客の行動に敏感なので、動きや目線を瞬時に察知して、客の要望に応えていきます。
たとえば、客が何かを探していそうなそぶりを見せたら、すぐに「何かお探しですか?」と近寄ります。
こうした反応力が、客への細やかな気遣いにつながります。
しっかりと声かけをすることで、客が実際に「買う」というアクションを起こしてくれます。
意外といるのが、明らかにキョロキョロしている客をも放っておき、品出しや在庫チェックなど自分の仕事をやってしまう販売員です。
これでは、カリスマどころか、販売員として成立していません。
販売員は品出し係ではなく、物を売ることが仕事なのです。
4.客の好みを把握している
自分の好きでもないものをすすめてくる販売員に対し、押し付けがましい印象を受けることがあります。
反対に、自分の心を揺さぶるような好みの商品をすすめられると、「この人やるな、買いたくなってきた」と思うものです。
「自分のことを分かってくれている」と感じたとき、人はその相手に対して心を開きます。
販売の世界でも同じで、自分の好みを理解して提案してくれる販売員は頼れる存在となり、その人だからこそ商品を買いたいと思うようになります。
カリスマ販売員は、客の好みを把握する努力を怠りません。
服装や持ち物などの外見をチェックすることはもちろん、コミュニケーションをとる中で好みを知っていきます。
販売員の仕事は、店が売りたいものを売ることではなく、客が欲しいものを売ること。
カリスマ販売員はこのことをよく理解しています。
5.一緒に他の商品も売る
販売員である以上、多くの商品を売ることも仕事です。
たとえ丁寧な接客をしても、売上につながらなければ、販売員としては優秀だとはいえないからです。
カリスマ販売員は、複数の商品を一緒に売ります。
しかも、おすすめの仕方に嫌味がありません。
たとえばアパレルショップの販売員なら、トップスを試着する客に対して、それにあうボトムスとベルト、靴、バッグなどもあわせて提案します。
客は、トータルコーディネートが気に入れば、もともとトップスしか購入する予定がなかったとしても、他の商品も一緒に購入していきます。
こうして1人あたりの売上単価が高くなり、コーディネートを気に入った客はまた同じ販売員から買いたいと思うため、リピーターになるのです。
6.自分を磨く努力をする
商品を売ろうとしている本人の肌が汚いのに「この化粧水、とても美肌になりますよ」と言われても、「あなたに言われても…」と感じますよね。
- 美容アイテムを売る人は美肌である
- ダイエットグッズを売る人はスタイルが良い
- ファッションアイテムを売る人はお洒落である
非常にシンプルな理論ですが、これは本当に説得力があります。
当たり前のことのようですが、この努力ができる人こそが、カリスマになれる前提条件です。
外見に関してだけではありません。
買い物中の客にプラスαの楽しみを与えるために、雑談力を磨くこともひとつです。
普段から多方面にアンテナを張り、会話の引き出しを増やす努力をする。
ちょっとした会話を振ってみることで、客は買い物の時間そのものを楽しむこともでき、「この人からまた買いたい」と思うようになります。
このようにカリスマ販売員は自分を磨き、単に商品を売るだけではなく、客に付加価値を与える努力を欠かしません。
7.相手にあわせた接客を心得ている
カリスマ販売員は、客に媚びる接客をしません。
しかし、だからといって客が誰でも同じ接客をするわけではありません。
客の年齢や雰囲気にあわせ、言葉遣いやテンションを柔軟に変えていきます。
これは客に媚びているわけではなく、あくまでも客が心地よく買い物をするためのものです。
たとえば、若い人向けの店舗に、少し上の年齢の人が買い物に行くこともあるでしょう。
そんなとき接客してくれた販売員が落ち着いた感じであれば、「おや?意外といい感じね」と、安心したり、商品に興味を持ったりすることがあります。
気をよくした客は、自分の後輩や子どもに、そこの商品をすすめることがあるかもしれません。
反対に、タメ口を使われたり、異様なハイテンションで接してこられたりすれば、「やっぱり若い人向けの店だからやめておこう」と、客は逃げていくでしょう。
もちろん、店舗が狙ったターゲット層の客にのみ人気であれば、ある程度の売上をあげることができるかもしれません。
しかし、その場合、流行や好みの変化とともに、客も去っていくものです。
より多くの人に対応できる販売員の方が長く活躍できるのです。
8.働く姿が楽しそう
いつもむすっとした表情をしていたり、どこか辛そうな様子をしていたり…。
そんな販売員から何か物を買いたいと思うでしょうか。
いうまでもありませんが、販売員は接客業です。
接客の基本である笑顔や言葉遣い、快活な動きは、販売員の質そのものを表しています。
この基本ができていないカリスマ店員はまずいません。
基本を押さえたうえで、働く姿がどこか生き生きとしていて楽しそうな印象を与えます。
楽しく働く人がいれば、その店舗の商品は素敵に見えるものです。
たとえその日に商品を購入するにいたらずとも、また店舗に訪れようという気になります。
できれば同じ販売員に接客してもらいたいとも思うでしょう。
9.チームワークを大切にする
販売員の仕事は、個人の売上をあげることではなく、店舗全体の売上を伸ばし、企業へ貢献することです。
自分のところで売れなくても、他の販売員が売ってくれれば店舗としての成功なのです。
そのため、他の販売員が「もうひと押しで売れそう」「在庫を確認した方がよさそう」などといったときには、進んで協力します。
「自分の客ではないから」と知らん顔をすることはありません。
こうした協力姿勢は、結局は自分の元に返ってきますので、自分が売る場面になれば周囲が協力してくれます。
自分の売上だけをあげることに必死な販売員は、他の販売員とうまくやることができず、いざというときに助けてもらうことができません。
チームの協力があれば売れるものも、取りこぼしていくため、売る力がそれなりにあってもカリスマ販売員にはなれないのです。
10.目標がある
カリスマ販売員は、何となく目の前の仕事をこなすことをせず、自分自身の目標を持って働いています。
他の店舗も含めて売上1位になるとか、いつかは自分の店を持つとか、明確な目標です。
到達点を決めておくことで、そのために何が必要なのかを逆算して考えていき、日々の仕事の中での具体的な行動につなげていきます。
今日1日の反省点や良かった点を振り返り、自分の接客力、提案力をブラッシュアップしていきます。
たとえ1日では成果がでなくても、積み重ねが非常に大きいものです。
販売職の転職先は転職エージェントで探す
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販売職は接客・サービス業のひとつですが、この業界は待遇や環境の悪さがしばしば指摘される業界でもあります。
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カリスマ販売員としての活躍の場にふさわしい転職先を見つけるために活用しましょう。
最後に
いかがでしたか?今回は、販売職についている人や、販売職への転職を考えている人に向けて、カリスマ販売員の特徴を紹介しました。
一見、才能だけで売っているように見えるカリスマ販売員は、日々の努力や工夫を欠かしません。
できるところから真似してみることで、長く生き残れる販売職になれるのではないでしょうか。
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