【以外】は、「対象とするものを除いた他のものやこと」を表し、「私以外は座っていた」「人間以外のもの」などのように使います。
一方で【意外】は、「自分の考えとは違っていること」を表し、「予想外」とか「案外」という言葉に言い換えて使うことができる言葉になります。
目次
【以外】の意味
【以外】は、「対象とするものを除いた他のものやこと」という意味になります。
対義語の「以内」とよく組み合わせて使われます。
普段でも範囲を表す言葉としてよく使われます。
例えば、「肉以外を残す」や「小学生以外は帰ります」などのように対象とするもの目に見えてはっきりしています。
【意外】の意味
【意外】は、「自分の考えとは違っていること」という意味になります。
「意」という漢字に注目しましょう。
「意」は、「考え」や「思い」などを表しており、【意外】が「考え」や「思い」と「外」つまり「違っている」の漢字の組み合わせで作られているということがわかります。
【以外】と【意外】の用法と用例
【以外】の具体的な使用例としては、「関係者以外は立ち入り禁止になります」とか「ひらがな以外は使用しないでください」などがあります。
【意外】の具体的使用例としては、「意外と面白い人だと思った」とか「意外な結果に驚きを隠せない」などがあります。
【以外】と【意外】の書き分けに注意しましょう。
どちらも読みが同じなので、漢字の持つ意味を理解して使わなければ書き間違いをよくしてしまいます。
特に【以外】のほうは普段の生活でもよく使われていることから【意外】の場合もこちらを使用すると思い込んでしまう人も多いようです。
覚えるときは【意外】の「意」に注目して覚えていくとよいと思います。