メガネを購入したり修理を依頼するときに、お世話になるメガネ店のスタッフさん。
単なる接客業にとどまらず、専門的知識が必要で売り上げノルマもある大変な仕事です。
しかし、想像以上に大変で辞めたいと感じている人も多いです。もし仕事が辛いなら転職を考えてみてはいかがでしょうか。
知識や経験が活かせる場所は、実はたくさんあります。
そこで今回は、メガネ店スタッフの仕事の大変さと、転職先についてご紹介していきます。
目次
メガネ業界の現状と将来性
メガネ業界は、スマホやパソコンなどの普及も影響して、メガネ自体に一定の需要があるのに加え、近年はブルーライト対策からパソコン用メガネなど、メディアやCM効果などで注目が高まりました。
しかし視力や機能によって使い分ける通常のメガネと違い、一つあれば十分という点からもその需要はすでに一巡したようにも見受けられます。
今後、どのような新しいスタイルのメガネの利用が考えられるか、常に時代背景に合ったものを提供する努力は必要です。
高齢化社会による人口構造の変化やメガネの存在意義などを、どのように捉えていくのかが大切なのではないでしょうか。
メガネ店の仕事の大変さとは?
メガネ店での仕事は想像以上に大変なことが多い仕事です。離職率も高く、決して働きやすい環境とは言えないようです。
ここでは、メガネ店の仕事の大変さをご紹介します。
神経を使う細かい作業があって大変
メガネ店の仕事は、販売に検査、メガネの加工や修理まで多岐に渡ります。
目を近づけないとよく見えないような細かい部分の微調整や加工もありますし、メガネは顔の一部とも言える生活必需品ですから、相当な神経を使う作業が多くなります。
店員自身も眼精疲労に悩まされたり、肩が凝り固まっているという不調を抱える人も多いです。
専門知識が必要
メガネ店で働くには、眼の構造や眼病の知識などの様々な医学的知識や、物理光学などの知識も必要です。
また、検査や加工などの細かい作業も行うため、それらのスキルを身につける必要があります。
単にメガネを販売する仕事というよりは、専門職的要素が強い側面もあります。
専門学校などで得た知識があるのであれば活かすことはできますが、知識が薄い状態で就職した場合には、就職してから専門知識を入れることが非常に大変です。
特に新人の頃は、スキルアップのためにお店に残って練習したり、難しい本を読んだりして知識を得るための努力が必要です。
販売ノルマがあることも
メガネ店での勤務は、接客業としての要素も大きいことから、売り上げノルマが設けられている場合もあります。
中にはノルマがキツイお店もあるようですが、服や靴などと違って「買う気はなかったけれどついつい」買ってしまうという種類のものではないため、ノルマを達成するには苦労が伴います。
丁寧なサービスと接客で特定の顧客を得ることや、DMや電話などによる営業活動なども必要です。
眼の状態をしっかり把握できないとひどいクレームになることも
メガネ店は眼科ではありませんが、視力の不調の原因がメガネにあるかもしれないと、メガネ店に訪れる人も多くいます。
その不調の原因が何かを把握するために、様々な角度から質問をしたり、眼病などが疑われる場合には眼科に行くようにすすめることになります。
安易な判断や間違った知識でメガネを販売してしまうと、場合によっては顧客からのクレームにつながることもあります。
メガネ店での仕事はそれだけ責任のある大変な仕事です。
メガネ店同士の低価格競争が激しい
メガネ業界は、近年価格帯を設定した販売などが多くなり、消費者にとっては価格がわかりやすいというメリットがあります。
昔はメガネというと高額なイメージがありましたが、最近は買いやすい値段のものが増えてきました。
しかし販売側としては、この低価格が消費者に定着したことによって、低価格競争は激しくなっていくことが予想されます。
ショッピングモールなどの低価格でお洒落な販売店などが増え、高級感を売りにしている路面店などは、ますます経営が厳しくなっていきます。
メガネ店スタッフの転職先としておすすめの仕事は?
メガネ店スタッフの方の転職先には、どんな仕事が考えられるのでしょうか。
眼の知識を活かして眼科への転職も
メガネ店スタッフから眼科へ転職する人は割と多いです。
大変な思いをして手に入れた、眼に関する専門知識をぜひ活かしたいという方にはおすすめです。
眼科検査員や受付であれば、無資格であっても募集をかけている眼科も多くあります。
ただ、今後のキャリアアップも視野に入れて転職したいということであれば、視能訓練士や医療事務の資格などを頑張って取っても良いかもしれません。
メガネ店での勤務経験と合わせて、評価されやすくなることでしょう。
きめ細かいサービスができるから接客業全般おすすめ
メガネ店での仕事は接客業の要素も多い仕事です。
メガネはお客様と近い距離でカウンセリングやフィッティングなどを行う仕事でもあり、きめ細かい接客や感じの良さが必要です。
その細やかなサービスや接客態度は、どの業界の接客業であっても活かすことができるでしょう。
特に年配の方を相手にすることも多い接客業という点では、客層が高めで落ち着いた接客が好まれる、高級感のある場所での接客などがおすすめです。
面接の際も、きめ細やかなサービスができるという点をアピールし、落ち着きのある態度で臨むことが大切です。
売れる喜びを感じていたのであれば営業も
販売員としてだけではなく、営業的要素もあるメガネ店スタッフの仕事ですから、営業職としてのスキルもある程度身についていると言えます。
自分がすすめた商品が売れたり、ノルマを達成できたことへの喜びを感じていたという人は、他の業界の営業職もおすすめです。
メガネ以外の商品を扱えることが新鮮に感じますし、メガネよりも単価が高くやりがいが感じられるものもたくさんあります。
バリバリ稼ぎたいという、やる気がある人には向いているのではないでしょうか。
転職をするなら転職エージェントを使おう
転職をする際に希望の転職先への採用を勝ち取るためには、転職エージェントを利用すると良いでしょう。
非公開求人を始めとする豊富な求人がありますので、メガネ店での経験や知識を活かした様々な求人を探しやすいです。
また、応募書類の添削や面接の日程調整など、転職に役立つ様々なサポートを行ってくれますので、忙しいメガネ店スタッフの転職に大きなメリットがあります。
登録は無料なので活用してみてください。
メガネ店から抜け出そう
今回は、メガネ店スタッフの大変さと、おすすめの転職先についてご紹介してきました。
他の業界の販売とは全く異なる側面が多いメガネ店での勤務経験がある方は、様々な場所での活躍が期待されます。
ぜひ転職を成功させて、メガネ店から抜け出してみてください。