どこに行っても出会う、攻撃性の高い「人に噛み付く・揚げ足を取るタイプ」にいつも悩まされてしまうという人は多いことでしょう。

特に、職場で一緒に仕事をする上司や部下がそのタイプだと最悪です。

仕事がやりづらく精神的なダメージも大きく、会社に行くのが嫌になってしまうこともあります。

そこで今回は、そんな噛み付き型の人への賢い対処方法をご紹介していきます。

あなたの職場にこんな人はいませんか?

  • 日常会話の中の些細なことに対して揚げ足を取る
  • すぐに話の腰を折る
  • 人の意見に対して必ず「そうじゃなくて」と反論をしてくる
  • 気分の浮き沈みが激しくすぐイライラする
  • 人前で怒鳴ったり注意したりする

すぐ噛み付くへの対処方法とは?

すぐに人に噛み付いてくるオオカミ上司・オオカミ部下にはどのように対処していくのが良いのでしょうか?

それぞれのケースに応じてご紹介していきます。

すぐに揚げ足を取ってくる人には

揚げ足を取ってくる人の場合、その人の言動を真に受けてはいけません。

なぜなら、揚げ足を取ってくる人は精神的には不安定で、孤独感を持っていたり自分の優位性を確認したいという心理状態にあるからです。

相手が精神的に不安定だと分かれば、いちいちその言動を真に受けて落ち込む必要はないと思うことでしょう。

「指摘してくれてありがとう!」と笑顔で返しておけば、相手の自尊心を傷つけることなくその場が穏便に済みます。

また、そのうち相手も自分が悪いことをしているかのように感じて、揚げ足を頻繁に取ることもなくなります。

話の腰を折ってくる人には

自分が話しているのにすぐ話の腰を折ってくる人には、正直イラっとすることでしょう。

話の腰を折って、自分の話にすり替えてしまうような人の心理としては、自分を認めてもらいたいとか自分に対して不安感や劣等感を抱いていることが考えられます。

話の腰を折ってくる人がいたら、「認められたいちゃんなんだな。」と思ってみると一気に自分のイライラが収まります。

小さな子供が「あのね、あのね」と話たがっているのだと思えば良いのです。

「へーすごいね!」と言ってあげて満足させたら、相手が「で、何の話だったっけ?」と聞いてくるかもしれません。

そのあと自分の話をすれば良いですし、面倒であれば「もう忘れちゃったからいいの。」と流しておくのも手です。

自分で話の腰を折っていることに気づいていない人であれば、「あれ?悪いことしちゃったかな。」と段々自分の話の折り癖に気づくこともあります。

あまりに話の腰を折る癖がひどくて耐えられないという場合には、感情的にならず、「今私が話しているから少し待ってもらえるかな?」と冷静に言ってみても良いでしょう。

相手は自分の幼稚さに気づくはずです。

強い口調で毎回反論を述べられたら

何を言っても反論してくるようなタイプの人には基本的に話を振らないことが一番なのですが、職場ではそうもいかないということもあるでしょう。

その場合には、反論に反論をしても決着はつきません。

なぜならオオカミ上司やオオカミ部下のような噛みつき型の人は、自分が正しいと思い込んでいますし、内容よりも反論したいだけだからです。

よくよくその内容を聞いてみると、「自分が言っていることと何が違うのかわからない。言い方が違うだけで同じことを言っている。」ということがよくあります。

ですから、そういうタイプに反論されたら笑顔で「なるほど!そういう考えもあるんですね」以上!でさっとその場を離れましょう。

「同じことだよね?」などと相手を馬鹿にするような態度を取っても時間の無駄です。

ほんの少しだけお相手してあげて、相手を満足させれば済むことなのです。

機嫌に左右される人には近づかないが吉

プライベートな感情を職場に持ち込んだり、気分の浮き沈みが激しい人には、タイミングが大切です。

機嫌が悪いときには近づかないことが一番で、仕事の依頼や報告ごとはタイミングを見計らってしましょう。

ただし、どんなに機嫌が悪いときでも仕事のミスなど緊急性が高いものに関しては早めに報告することが必要です。

ミスのときばかりは怒られるのも仕方がないですし、後々報告遅れについてさらに怒りを買うことになりますから、怒りを最小限に抑えることに注力しましょう。

また、相手が女性の場合にはホルモンバランスの乱れなどから、どうしても気分に波があるということを理解しましょう。

体質上仕方がないことだと思えば、「どうしてこんなに浮き沈みが激しいんだ!」と、相手に対する怒りの感情も減ってくるはずです。

これってパワハラ?そう感じたら相談を

人前で怒鳴ったりひどく注意をするという、攻撃性の高いオオカミタイプには注意が必要です。

それが頻繁だったり、自分に非はないと思うような理不尽な内容である場合には、パワハラの可能性が高いです。

パワハラは我慢しすぎると、会社に行きたくないと感じたり、最悪の場合にはうつ病などの精神疾患につながってしまうこともあります。

パワハラだと感じたら、自分一人で抱え込んだり我慢すれば済むと思うのは大きな間違いで、まずは信頼できる人に相談することが大切です。

相談する人がいないという場合でも、行政や自治体などの外部に目を向けると無料の相談窓口があります。

必ず相談相手はいるのだと知ることが大切です。

オオカミの群れから抜け出そう

オオカミ上司やオオカミ部下に、今回ご紹介した対処方法で対処できれば良いのですが、あまりに攻撃性が高いパワハラなどから逃げ切れないという場合もあると思います。

その場合には、会社の体制そのものに問題があります。

なぜなら、会社は職場環境を整えて、従業員の心身の健康に配慮する義務があるにもかかわらず、それを怠っているためにパワハラなどが横行してしまうからです。

また、周りがオオカミ部下だらけで、信頼できる人や助けを求められる人がいないという場合にも、そこでの人間関係はリセットするべきです。

職場の人間関係は非常に大切で、うまくいかないと精神的な負担が大きいからです。

オオカミの群れから抜け出す方法としては、異動や転職が考えられます。

自分自身を守るためにも必要なことではないでしょうか?

異動は自分のスキルアップになる

部署が変わるだけで人間関係が安定し、非常に仕事がやりやすくなるということは十分に考えらえます。

別の仕事を覚えなくてはいけないことがデメリットでは?と感じるかもしれません。

しかし、新しい仕事を覚えることで自分自身の仕事の幅が広がりますし、今後その会社での出世やスキルアップを考えたときにも有利に働くことが多いのです。

異動が可能であれば申し出てみましょう。

異動が難しければ転職も

職場内異動がない会社の場合や希望が通りにくいという会社であれば、思い切って転職をするのをおすすめします。

今は昔と違って一つの会社で長く働き続ける時代でもありませんし、転職をすることによって年収がアップしたり大きなキャリアを築いていく人は大勢います。

自分自身の職業人生を豊かにするためにも前向きに検討してみてはいかがでしょうか?

転職するなら転職エージェントを活用しよう

転職をするのであれば、転職エージェントを利用するとスムーズに転職活動を行うことができます。

面接の日程調整などの具体的サポートを行ってくれるほか、応募書類の添削や面接時のアドバイスなど、転職に役立つ支援を受けることができます。

求人数が多くて希望の求人を見つけやすいのもメリットです。

登録は無料なのでぜひ活用してみてください。

すぐ噛み付く人には冷静に対処しよう

今回は、すぐ人に噛みついてくるオオカミ上司・オオカミ部下への対処方法をご紹介しました。

どこに行ってもいる噛み付き型の人へは、冷静な大人の対応が必要です。

このスキルは一度身につけてしまえば、自分自身が働きやすく精神的に安定できることにつながります。

ぜひ参考にしてみてください。