転職を後悔する人は多いですが、その特徴として7つのタイプに分類することができます。

転職活動をしていてこのタイプにあてはまる場合、その転職は失敗に終わり後悔する可能性があるため注意が必要です。

後悔する人のタイプを知っておくことで考え方を改めたり、失敗の予防策とすることができるでしょう。

そこで今回は、転職を後悔する人の特徴を7つご紹介していきます。

1.逃げの転職をする人

今の仕事がつまらない、人間関係があまりよくないなどの理由で、特にやりたい仕事や転職先の方向性を考えないままに転職をしてしまう人がいます。

こういうタイプの人は転職した先でまた新たな辞めたい理由にぶつかり、転職を繰り返すことになります。

会社を辞めることしか目的がないので、転職した先でその意味を見出すことができないのです。

いわゆる「逃げの転職」と呼ばれるケースですが、仕事に対しての辛さから逃げることが悪いということではありません。

仕事では大変なことや嫌なことがあるのが普通ですし、それを忍耐強く耐えることだけがすべてではないからです。

ただし辞めたい理由がなんであれ、その先にある自分の転職の目的や適性を考えることが大切なのです。

自分はなぜ転職をするのか、自分が転職に何を求めているのかを考えることができる人は、きっかけが逃げであっても後悔することがないでしょう。

2.相手視点に立って考えることができない人

常に自己中心的で相手視点に立って物事を考えることができない人は、転職して後悔しがちです。

企業は転職者に即戦力を期待しますが、貢献してくれれば給与という形で返す気があります。

一方自己中心的な人は、自分が企業に何の貢献ができるかどうかを考えずに高い給与だけを求めたりします。

こういう人は選考すら通過できないことがありますし、例えうまく転職できたとしても高い確率で転職先で不満を持つことになります。

常に自己中心的な態度では周囲からも浮いてしまうようになりますし、自分の欠点を補う努力をせず相手の不満にも気付くことができません。

こうして転職先でも辞めたくなり、結果的に転職を繰り返してしまうことになります。

人からよく自己中心的な考え方を指摘されたり、人の気持ちを想像してみたことがないという人は危険です。

3.頑固でこだわりが強い人

頑固でこだわりが強い人は、転職活動でも多少の年収ダウンが許容できなかったり、これと決めた仕事内容に強いこだわりを示すためなかなか応募先が見つからないなど苦戦しがちです。

ただ、そのこだわりと合致する場合には企業からも気に入られて転職が叶うことがあるのですが、転職してからうまくいかない場合も多いです。

そのこだわりが会社の方向性と一致している場合は良いのですが、少しでもずれが生じてしまうとすぐに嫌になってしまうからです。

仕事では自分のやりたい仕事だけをやらせてもらえたり、自分と同じ考え方をしている人たちばかりと仕事ができるわけではありません。

その都度変化に対応していくものなので、頑固でこだわりがあることがネックになり、いつのまにか周囲から取り残されて居心地が悪くなってしまうことがあるのです。

4.少ない情報で勢いにまかせて転職してしまう人

転職活動を始めていきなり求人検索を始めてしまう、仕事内容や職場の雰囲気を事前にきちんと確認しないまま転職してしまう、こういった情報量が少ないまま勢いだけで転職する人は高い確率で後悔します。

転職は縁とばかりに面接で会った経営者の雰囲気だけに流されたり、自分の情報という点で自己分析ができていない人も同様です。

転職では実際に働いてみないと分からないという面は大きいですが、それでも事前に調べておけることはたくさんあります。

他人からしてみると「そんなことも確認しておかなかったの?」というような調査不足をやってしまうのがこのタイプの特徴です。

5.やりがいを求め過ぎる人

仕事においてやりがいは大切なことですが、同時にそれだけでやっていけるほど甘くはないのも仕事です。

やりがいがありそうだからという理由で給与も低い、激務な仕事を選んでしまったことで続けられなくなり、後悔して辞めたくなることはよくあります。

やりがいを求めるのは悪いことではないのですが、それ以外の点にも目を向けて転職先を総合的に判断しなくてはならないでしょう。

今の仕事に特に不満はないけれど、もっとやりがいある仕事をしたいと考える人は後悔しがちなので要注意です。

6.会社にも他人にも依存する人

「いざというときには会社が自分を守ってくれるし毎月安定した給与をくれるだろう。」

「自分がやらなくても誰かがやってくれるだろう。」

日ごろからこんな考え方を持っている人は転職で後悔しがちです。

転職活動自体はうまくやって切り抜けることができたとしても、その依存心が修正されることがなければ必ず不満を抱くようになるでしょう。

依存心が強い人ほど会社や他人に過度な期待をしてしまうため、いざというときに裏切られた気持ちになったり、必要以上にがっかりしたりして大きな不満につながってしまうものです。

「自分はもっと評価されるべきなのに上司が無能だから評価してくれない。」「人間関係がいつもうまくいかないのは自分ではなく周りが悪いからだ。」などと思ってしまう他責的な考えの人も危険です。

これらの考え方は人に依存している気持ちからきていることがあるので気をつけましょう。

7.他人のものがすぐに欲しくなってしまう人

自分も十分に素敵なものを持っているのに、他人が持っているものをすぐにうらやんだり、欲しくなってしまうという人は転職でも後悔します。

そういう人は他の会社がやたらとよく見えてしまったり、他人がやっている仕事だけが楽しそうだといつも思っています。

ですから転職しても決して満足することができず、いつまでも他人の何かを追い求めることになります。

後悔しない転職は転職エージェントで叶う

ここまでご紹介したような転職で後悔しがちなタイプの人は、自分自身ではその性質に気付いていないことも多くあり、なぜ転職して後悔してしまうのかが分かりません。

自分がどんなタイプなのかは自分だけの分析ではなく、他人のアドバイスも求めるなどして客観的な視点を加えるようにしたいところです。

アドバイスをもらう相手は家族や知人でも良いのですが、後悔しない転職という点で言うならやはりプロがおすすめです。

転職支援のプロである転職エージェントであれば適切なアドバイスがもらえますし、転職して良かったと思える仕事探しが叶うはずです。

最後に

いかがでしたか?今回は、転職を後悔する人の特徴を7つご紹介しました。

転職活動は内定をもらうことがゴールではありません。

転職して後悔しないために、自分自身のタイプを把握しておくところから始めましょう。