「転職する勇気がないからまずは自分に付加価値をつけてから転職しよう。」そんな風に考えていませんか?

転職に必要な付加価値とは、自分オリジナルの強みであり自分自身の視点で見つけることができるものでもあります。

本当は誰にでも強みはあるのですが、自分に自信がないし特別な能力もないと感じている人も多いです。

ならばということで、付加価値をつけて自信を持ってから転職活動を始めようとしたい気持ちは十分に理解できます。

では、転職で役立つような付加価値をつけるにはどうしたら良いのでしょうか?

今回はその方法をご紹介しますが、リスクもありますから少し注意が必要です。

やみくもに飛びつくのではなく慎重に考えてから付加価値を身につけていきましょう。

資格という付加価値をつける

仕事において資格など関係ないという考え方もありますが、スキルや知識を磨けるという意味で付加価値になるのが資格の存在です。

AさんとBさん、同じような経歴で人柄も良い、ならば資格という付加価値を持っているAさんが選ばれるのはよくあることです。

付加価値をつけるために資格を取得してから転職活動をすると、必ずではありませんが資格が認められて転職が成功することはあります。

転職のために資格取得を目指す場合は、やみくもに手を出さなず、希望の業界で有利になる資格を調べてから始めることが重要です。

そして取得までに時間がかかることを考えると、すでに退職している場合の生活が不安定になったり、転職市場で有利になる年齢を逃してしまうリスクはあります。

優れたビジネスマナーを身につける

ビジネスマナーはあって当たり前、付加価値になどならないのでは?と考えるかもしれません。

しかし意外とビジネスマナーが完璧だという人は少ないので、ここを鍛えることで「誰よりもビジネスマナーがしっかりしている人」という付加価値をつけることは可能です。

資格のように受験日が決まっているわけでもないですし、学んだことはすぐにでも発揮することができるという点で、すでに転職活動中の人にも取り組みやすい方法です。

ビジネスマナー本を読んだりセミナーに参加する、職場でビジネスマナーに優れている人の真似をする、それを今の職場で即実践する、この繰り返しでぐんぐんビジネスマナーが身につきます。

ただし、やはり強みと呼ぶにはインパクトに欠けるため、他の付加価値を並行して身につける必要があります。

現職で成果を挙げて付加価値をつける

現職での成果があれば、それはオリジナルの強みとして大きな威力を発揮します。

転職活動中でも堂々とアピールできて、評価の対象とされやすいでしょう。

もし現職で何の成果もあげていないと断言でき、かつ転職を急いではいないのであれば、もう少し今の会社で結果を出すことに注力するのも一つです。

ただし、いつ成果がでるのかの保証は一切ありませんし、転職のタイミングを逃したり、転職へのモチベーションが下がってしまうことは十分に考えられます。

再転職を視野に入れて転職をする

長期的に見て自分の付加価値をつけていく方法としては、再転職を視野に入れて転職を行うということがあります。

例えば未経験で一般企業の経理職にチャレンジしたいけれど、どこも経験者しか採用枠がない場合、一旦未経験者可能な税理士事務所などで経験を積み、一般企業にチャレンジするなどのケースです。

転職先をステップにして、将来的には再転職して本来やりたかった仕事に就くという方法になります。

この場合、最初の転職先に志望動機を伝える場合に注意が必要になるという点と、経験を積んだあとの年齢によっては転職先が見つからないということもあります。

今の年齢が若い場合に限っては、このような2段階の転職を目指すことが可能になるでしょう。

もともと自分にある付加価値を見つける

冒頭で誰にでも強みはあるとお伝えしましたが、自分が今持っているものの中から付加価値を見つけていく方法であれば今すぐ転職に活かすことができます。

付加価値とは資格や実績のような誰の目から見ても明らかなものでなくても、自分で「私にはこんな強みがあります。」という視点で伝えることで十分に付加価値になり得るものです。

もともと自分の中にある付加価値を見つけるには、自己分析やキャリアの棚卸に時間をかける必要があります。

転職活動で必須の作業になりますからリスク自体はありませんが、自己分析やキャリアの棚卸方法が分からないという人にとってはやり方に悩むことはあります。

業界や企業で求められている価値を知る

自分に付加価値をつけてから転職したいと考える場合、その付加価値が実際に業界や企業で求められているものと合致している必要があります。

そうでなければ転職活動中にアピールしたところで企業の採用担当者の心には響きませんし、運よく転職できたとしてもその付加価値を使って活躍することもできません。

業界や企業研究をしっかり行った上で求められている人材像を把握し、活かせる価値を提供していく、そこではじめて企業とのマッチングが成立し転職成功に至るというわけです。

自分の付加価値って何だろうと思ったら

どんな付加価値を身につけていけば良いのか分からない、そもそも自分の付加価値って何だろうという疑問は明確な答えがでにくく悩みのループにはまりやすい問題でもあります。

そんなときは、転職エージェントを利用することをおすすめします。

カウンセリングを通じて自分の強みをじっくりと一緒に考えてくれる、業界や企業研究の方法など転職ノウハウを教えてくれるなど、プロの視点から様々なアドバイスを受けることができます。

実際に応募する段階になっても応募書類の添削から面接対策まで全面的にサポートしてくれますから、転職が成功しやすいのが魅力です。

すべてのサービスは無料で受けることができますから活用してみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は、転職に役立つ付加価値を身につける方法をご紹介しました。

オリジナルの強みは努力によって身につけることもできますが、自分では気づかないけれど今すでに持っているという人も多いです。

自分自身と真摯に向き合うことで、転職でアピールできる付加価値を見つけることもできるでしょう。

ライバルたちに差をつけることができる付加価値は、転職成功の武器としてぜひ手にしてください。