好きなことを仕事にしたいというのは、誰もが思うことです。
特にお洒落や美容に興味のある方にとっては、ネイリストは常に人気の上位にくる仕事です。そんな人気のネイリストに転職したいと思ったら何をするべきなのでしょうか。
今回は、ネイリストの仕事の魅力や難点、必要な資質、転職活動のポイントなどをお話していきます。
ネイリストの仕事の魅力とは
ネイルが好きという方はそれだけで魅力的なネイリストの仕事ですが、他にどんな魅力があるのでしょうか。
顧客の笑顔を見ることができる
自分が施術したネイルを見て顧客の笑顔になる。
なんと言ってもその瞬間がネイリストの仕事の醍醐味です。
心を込めた作品が完成したときの達成感がある
顧客目線で喜びを感じられると同時に、ネイリストにとってネイルは一つの作品でもあります。
高い技術力を発揮して何時間もかけてその作品が出来上がったときには、達成感を感じられることでしょう。
大きなやりがいの一つと言えます。
人が好きなひとにとっては楽しい仕事
ネイルの施術には何時間もかかることもあり、常に顧客と近い距離で接することになります。
人が好きな人、接客が好きな人にとっては施術中も楽しい時間になるでしょう。
座りながらできる
ネイリストと共に憧れの職業に挙げられる美容師と比べ、立ち仕事が少ないということはメリットです。
基本的には顧客と同じ目線で座りながら行うことが多いです。
ネイリストの仕事の難点とは?
ネイリストの仕事は楽しいことばかりではありません。どんな難点があるのでしょうか。
細かい作業だから目や肩腰などの職業病にかかる
ネイリストは非常に細かい作業が続く仕事です。
凝ったデザインを施すこともあり、至近距離で細かい作業をすることで目が悪くなりやすい、肩や腰などが痛くなるなどの職業病は多くのネイリストが抱えています。
少しのミスが許されない
ネイルという小さなキャンパスに施術をするため、少しのミスであっても目立ちます。顧客の中には出来上がりが気に入らず、やり直しを求められることもあります。
施術中の会話などにも気を配りながら細かい作業に集中するということは非常に難しいことです。
洋服や髪形に比べると需要が低い
今はネイルをすることは当たり前になった時代ですが、それでも洋服や髪のカット、メイクなどに比べるとお洒落や身だしなみの中でも優先順位は低いです。
そのため、需要の側面から考えるとやや低いと言えるでしょう。
給与が低い傾向にある
よほど人気のネイルサロンでもない限り、比較的少ない需要の中での顧客の取り合いとなるため、経営困難に陥るネイルサロンも多くあります。
そのため、ネイリストの給与は相対的に見て低いと言えます。
特に地方勤務のネイリストの給与は軽微な事務職などよりよほど低いこともあります。
ネイリストに向いているのはどんな人?
ネイルが好きで、お洒落や美に興味がある人であること
お客さんはネイリストの服装やセンスを見ることで「この人に任せたい」と思う、いわば信頼の判断材料になることがあります。
ネイルが好きであることはもちろんですが、流行に敏感だったりお洒落や美に大して探求心を持っていることが必要です。
コミュニケーション能力が高い人
お客さんはネイルそのものだけでなく、施術中の時間そのものにもお金を払っています。
その時間をいかに快適に楽しく過ごしてもらえるかが大切なので、高いコミュニケーション能力が求められます。
ただし、一般の企業で求められるような、端的に情報を伝える力や正確性よりも、人柄の良さや、会話の引き出しの多さなど、お客さんがファンになってくれるような人物が求められます。
また、自分の好みを押し付けるのではなく、お客さんの好みや求めているネイルをいかに聞きだし理解するかという意味で、聞く力も必要です。
ネイリストとして向上心を持ち続けることができること
一言でネイルと言っても、流行りのネイルの形やデザイン、長さなどはすぐに変化しますし、主流の施術方法が大きく変わることもあります。
次々と新しい技術を身につける必要性がでてきますから、一度身につけた技術に固執せず、常に柔軟な姿勢と向上心を持ち続けていける人であることが必要です。
ネイリストの仕事を探すには
ネイリストの仕事を探すにはどんな方法があるのでしょうか。
自分でお店情報を集めてコンタクトを取る
自分の好きなネイルサロンや気になるネイルサロンのHP、お店情報などを調べてネイリストを募集していないか確認するという方法です。
募集がなくても履歴書を送っておくなどコンタクトを取っておくことで、急な空きや店舗拡大の際に連絡をくれることもあります。
ただし、ネイルサロンは小さなお店やビルの上階にあることも多く、自分で探すことには限界があります。
密かに人気のある良いお店を発見することができない可能性があります。
未経験でもネイリストになれるのか?
店舗での経験が未経験であっても積極的に採用してくれるお店も中にはあります。
やる気や、技術を学ぶための向上心が大きいかどうかが採用のポイントです。
また、そのような場合は、接客スキルが高いことなどは大きなアピールポイントになります。
学生時代のアルバイトも含めて、接客経験をアピールする、事務職からの転職であれば社外の人にこんな対応をしたなど、具体的なエピソードを交えてアピールすると良いでしょう。
転職エージェントに登録する
ネイリストの仕事は求人誌などには比較的少ないので、探す方法が分からないという方もいるでしょう。
その場合は、転職エージェントに登録して探すことをお勧めします。
転職エージェントは非公開求人を多く持っているのが特徴なのですが、中でもネイリストは非公開求人の中に隠れていることが多いです。
ネイリストの転職にお勧めの転職エージェント
アットコスメキャリア
美容部員、ネイリスト、エステなどに特化した転職エージェントです。
ネイリストの求人は都会が多く、全体数は少ないですが、女性の美に関する職業に特化した転職エージェントですから、転職活動でのアピール方法や履歴書の書き方など、美容業界への転職に独特の方法をアドバイスしてくれます。
ネイリストキャリア
仕事紹介や履歴書指導などの転職エージェント的要素と、ネイリスト養成学校と提携し、技術研修を受けることができる育成・教育機能が合わさったサービスです。
すでに技術力があるという方の転職の場合は、仕事紹介だけも行っています。
専門コンサルタントが給与や交通費などの転職のための交渉を丁寧にしてくれます。
好きなことを仕事にしよう
需要や給与が低いなどのデメリットもあるネイリストですが、顧客の笑顔を見ることができるやりがいの大きい仕事です。
好きなことを仕事にして毎日を自分らしく生きたいという方はネイリストへの転職を成功させてその願いを叶えてください。