転職活動をしていると業界や職種、企業などについて調べることがありますよね。

情報収集にもいろいろな方法がありますが、インターネットの検索機能を使って調べものをすることはごく当たり前におこなわれています。

「検索なんて誰がやっても同じ」と思っている方は、転職活動中の時間を大きく損している、最適な情報を見つけられていないといった可能性がありますよ。

今回は、見落としがちな「検索能力」をアップさせる方法を紹介します。

検索能力を上げる必要性

いまは、調べれば何でもできる時代です。

昔なら学校に通ったり、本をたくさん読んだりして身につけたようなことでも、インターネットがあれば時間を大幅に短縮し、知識を深めることだってできます。

問題は、インターネット上にある情報の多さ。

検索能力が低いと検索に時間がかかってしまうことと、知りたい情報に直接アクセスできず、結果的に質の低い情報を鵜呑みにしてしまうことです。

検索能力を上げることで、転職活動中の貴重な時間を無駄にせず、質が高い情報を仕入れることができるため、とても重要なスキルなのです。

「調べてもでなかった」ではなく、検索能力の不足を疑ってみると、転職活動だけでなく、仕事能力もアップすると言えるでしょう。

キーワードは複数使いが基本

パソコン初心者の調べ方として、1つの単語で検索するといったことがあります。

言葉そのものの意味を知りたい場合や、その単語に関する情報を幅広く仕入れたい場合は効果的ですが、直接情報にアクセスしたい場合は遠回りです。

紙の辞書なら単語から調べていけばよかったのですが、インターネットだと情報が無数にあるため、1つの単語だとなかなか必要な情報にたどりつくことができません。

2~3つ程度のキーワードを並べ、検索するようにします。

必要なキーワードを検索する

1回検索すると、すぐに答えにたどり着けることばかりでなく、自分が知らなかったキーワードを見つけることがあります。

そのキーワードが自分の探したい情報により近いものであれば、今度はさきほどのキーワードの1つをチェンジして、検索してみます。

これを3回くらいやってみると、大体知りたい情報にたどりつけるようになります。

必要なキーワードをダイレクトに思い浮かべることができれば一番ですが、それがなかなか難しいため、必要なキーワードを検索するのも方法です。

何を調べたいのか明確にする

転職活動で職種研究をおこなうとしましょう。

営業職について調べる場合、単に「営業」とだけ入力しても無駄ですよね。

営業の仕事内容を知りたいのか、なり方なのか、悩みを知っておきたいのか…。

検索前に自分が知りたいことを明確にすることが大切です。

これは頭の中でごく自然におこなっていることではあるのですが、もっと「何を?」を明確にすることで、より最短ルートで欲しい情報にアクセスできます。

ツールをうまく使う

グーグルで検索するときは、「すべて」「動画」「画像」など検索をサポートしてくれる項目がついています。

たとえば花の画像を探したいときは「花 画像」と入力しなくても、画像項目で「花」と入力すれば画像がずらりとでてくるといったことです。

簡単なものですが、意外と使えます。

「ツール」をクリックすれば期間指定ができますから、より新しい情報を求めたい場合などは指定するといいでしょう。

「調べて戻る」は時間がかかる

記事タイトルを見て、何となく自分が求めている情報だと思ったら、そのページを開きますよね。

ページ内を見ていったん閉じ、同じタブ内で検索して別のページを開く、この繰り返しは時間がかかります。

最初にいくつかのページを一気に開き、ざっと流し読みしていくと「この情報は必要だからじっくり読みたい。」というものと「この情報は不要。」というものにわけることができます。

一度ページを閉じてしまったあと、「やっぱりさっきのページをもう一度見たい。」と思うと、また検索し直さなくてはなりません。

検索ワードを忘れてしまった場合や記事内の外部リンクからたどり着いた場合などは、もう一度同じページを見るまでにさらに時間がかかってしまいます。

信頼できる機関名を必ず入れる

ネット上にある多くの情報の中には、信憑性が低いものも多くあります。

例えば、法律の知識について調べるとき、単に関連ワードを入力するだけだと、専門家ではない人が書いた解釈や一般論にたどり着くことはよくあります。

その人たちは、別の専門家ではない人が書いた記事を参考にしたり、専門家ではない知人、友人の話を鵜呑みにして書いているだけなので、けっこう誤解があったりします。

法律や医療知識など、専門性が高い情報を仕入れたいときは、信頼できる機関名などを必ず検索ワードに入れるようにしましょう。

例えば、厚労省、国税庁などの公的機関や自治体名、医療機関などです。

個人ブログなどに書いてあることは信憑性が判断できないので、「そういう意見もあるのだな。」くらいに思っておく必要があります。

検索途中に寄り道しない

検索能力というより、情報収集の際の集中力の問題ですが、検索途中に寄り道しないことも大切です。

何かの情報を探していると、その途中で全く別の興味深い記事タイトルを目にし、ついついクリックしてしまった経験はないでしょうか。

いくら検索能力をアップさせて知りたい情報にアクセスできるようになっても、寄り道しては結局時間の無駄に終わります。

転職エージェントを利用して情報に深みをもたせよう

転職活動中の情報収集の中でも、特に企業研究については、調べてもなかなか企業の実情は仕入れることが難しいですよね。

企業HPに載っているような内容は当たり障りのないことも多く、本当に知りたい情報とは言えないことも多くあります。

その場合、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

企業の人事担当者に話を聞く、実際に訪問する、転職者のデータを分析するなど、独自の情報収集ルートがあるのが魅力。

情報をプロの視点から見てアドバイスもしてくれるため、企業研究に深みをもたせることができます。

転職活動全体をバックアップしてくれますから、転職活動をスムーズにすすめられるでしょう。